里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

沖縄・奄美

先月31日に那覇市郊外にある漫湖というところに行ってきました。国場川下流で饒波川との合流域がちょうど湖のように膨らみ、そこを漫湖と呼び、ラムサール条約の登録湿地に指定されています。

イメージ 1

イメージ 2

着いたのがちょうど引き潮のときだったので、漫湖全体が干潟になり、壮大な景色に変わりました。その干潟に、シギたちが集まってくるのですが、あまりに広いので、干潮になり始め、近くで鳥が見えたほかは、遠くてほとんど判別もつかないような有様でした。それでもなんだかんだ撮影しました。

イメージ 5

イメージ 6

漫湖湿地センターから撮影したものです。遠くてやっと写ったという状態です。私が持っていた野鳥の会発行の野外観察ハンドブックには出ていなくて、センターの人に尋ねました。ソリハシセイタカシギだということです。例年は2,3日してすぐにいなくなるのですが、今年は1カ月ほどいるとのことでした。今回は引き潮になりかけのときだけ見られ、後はどこかに行ってしまいました。

イメージ 7

センターからはマングローブ林の中を木道が付けられています。右隅にあるのが漫湖湿地センターです。木道の先端に観察のための高台が作られています。そこからは湿地がよく見えます。

イメージ 8

イメージ 9

ダイシャクシギです。高台のすぐ近くにまでやってきました。

イメージ 10

アカアシシギです。これもすぐ近くで見られました。数は多かったです。

イメージ 11

ちょっと離れたところにキアシシギもいました。

イメージ 12

はるか離れたところをズグロカモメらしい鳥も飛んでいました。

しかし、引き潮で干潟がどんどん広がっていくにつれ、鳥たちもどんどん遠ざかっていきます。そこで、センターの近くにある「とよみ大橋」に上ってみることにしました。橋の上からは、干潟の中に唯一ある低灌木帯がよく見えます。その近くにシギやサギたちがいました。

イメージ 3

イメージ 4

チュウシャクシギです。ちょっと上から目線になっているのは橋の上から撮影したからです。ここで残念なことにカメラの電池が切れてしまいました。予備を持っていなかったので、おしまいです。泣く泣く戻ってきました。

このほかに、イソシギ、ムナグロ、アオサギ、ダイサギなどが見られたのですが、干潟があまりに広くて全貌はよく分かりませんでした。コンデジとテレコンによる手持ち撮影だったのですが、旅行途中でコンデジを落としてしまい、テレコンを取り付けるねじの部分が曲がってしまいました。仕方なく、今回はテレコンも手持ちで撮影しました。こんなアクシデントの中の撮影だったのですが、まあまあ写って良かったです。

先月末の沖縄旅行のときに、ホテルの窓にツバメが来ていました。今頃珍しいなと思ってみたら、どうやらリュウキュウツバメのようです。

イメージ 1

イメージ 2

外出した時に空を飛びまわっているのも見えました。

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

ツバメは飛ぶのが速いのでなかなかうまく写りませんね。

ついでのホテルの窓から外を眺めていたら、突然、ハヤブサが窓を横切りました。

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

とっさのことでほとんどピンボケ状態だったのですが、辛うじて顔が写りました。


ビオス(Bios)の丘は沖縄県うるま市にある亜熱帯の森です。4日間の沖縄旅行の最後の午前中に、あわただしく行ってきました。実は何年か前にも行ったことがあったのですが、11月だったにも拘わらず、セミ(オオシマゼミ)が鳴いていて感激したことがありました。

イメージ 1

園内は色とりどりのランの花で飾られていましたが、さすがに1月で、ほかにはほとんど花は見当たりません。

イメージ 7

イメージ 8

やたらに多かったのはシロハラでした。がさごそ音がすると必ずシロハラです。今年は何だかシロハラばかり見ています。

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

歩いていると小さな鳥が枝に止まりました。「目の大きなヒタキだな。リュウキュウ〇〇だといいけど。」と思って、撮ったのですが、家に帰って調べると、やはり普通のルリビタキのようでした。

イメージ 12

ビオスの丘にはたくさんの池があります。その中の一つです。真ん中のは龍でしょうね。

イメージ 13

また、リュウキュウ〇〇だといいなと思って撮影したのですが、やはり普通のバンですね。この池にはオオバンと、周囲に木にはメジロがいました。

イメージ 2

イメージ 3

池の横を登ったところにある広場にはビンズイが数羽いました。何やらつまんでいますが、やや暗くて、しかも、じっとしてくれないので、写真はほとんどぶれてしまいました。コンデジのつらいところですね。

イメージ 4

キジバトです。4日間の旅行中、スズメとキジバトをほとんど見ませんでした。ビオスの丘でもスズメの姿はまったくありません。沖縄はスズメとキジバトは少ないのでしょうか。

イメージ 5

こんな薄暗いヘゴ林もありました。午前中だったので人の姿はなく、うす暗い中を一人ぽつぽつと歩きました。

イメージ 6

途中の池で変なカモがいました。このカモ、ビオスの丘で検索をかけるとよく登場するので、名物カモしれません。

およそ40分ほどで一周しました。もう少しゆっくりできたらと少し悔やまれます。

1月28日から31日まで沖縄に行ってきました。沖縄といっても1月はさすがに涼しく、最高気温は20度、最低気温は13度くらいでした。着いた時はセーターが必要だったのですが、慣れたのか、帰るときにはセーターなしでカッターシャツの袖をめくっても暑く感じました。

さすがに1月には花も虫も駄目だろうと思っていましたが、それでもぽつぽつと野草は咲いていました。今回は野の花と虫を紹介します。宿泊地は恩納村のホテルだったのですが、その近くの海岸で見た花です。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

海岸を歩いていて、まず目についたのはこの花でした。一見してアザミなのですが、ちょっとごつい感じで、何だろうと思って写しました。帰ってから調べると、どうも琉球列島に分布するシマアザミという固有種らしいです。

イメージ 4

センダングサのようですが、やけに花びらが大きく、海岸のあちこちに咲いていました。ハイアワユキセンダングサというようです。

イメージ 5

海岸に面した崖にはツワブキの花がたくさん咲いていました。

イメージ 6

ホテルの脇に咲いていたスミレです。リュウキュウコスミレではないかと思います。

イメージ 7

オオイヌノフグリかと思って写したのですが、葉っぱが何か違いますね。何でしょうね。(追記:後で、サクラソウ科のルリハコベであることが分かりました)

イメージ 8

最終日に行った漫湖湿地センターの木道周辺に咲いていました。ノアサガオではないかと思います。

次は虫なのですが、名護市にあるフルーツランドでシジミチョウを見たほかは、チョウの姿は全く見かけませんでした。

イメージ 9

恩納村の海岸で、ちょっと変わったテントウムシがいました。本土でも沖縄でも見られるダンダラテントウのようです。

イメージ 10

それにおなじみのホソヒラタアブです。ツワブキの花に来ていました。


↑このページのトップヘ