鶴見緑地にある咲くやこの花館での花散策です。
鶴見緑地の中央第二駐車場に着いて、まず目に付いたのは巨大なコダチダリアでした。
鶴見緑地の中央第二駐車場に着いて、まず目に付いたのは巨大なコダチダリアでした。

ゆうに3m以上はあるでしょうか。先日、宇治市植物公園で見たときには高さが2mほどだったので、その大きさにはびっくりしました。
温室に入ってみると、中は花であふれていましたが、一風変わった花が目に付きました。
温室に入ってみると、中は花であふれていましたが、一風変わった花が目に付きました。



家に帰ってから調べてみると、黄色の花は雄花、エンジ色の花は雌花だということが分かりました。さらに、この植物は、南アジアでは古くから野菜として利用されていたそうです。そのためでしょうが、わが国だけでもいろいろな名前で呼ばれています。咲くやこの花館の「サヨマニス」という名前は少なく、むしろ「サユール・マニス」と呼ばれる方が多いようです。これはマレー語sayur manisの日本語読みで甘い野菜を意味するそうです。
日本ではアマメシバ(天芽芝)と呼ぶのが普通ですが、ルリダマノキと書かれることもあります。日本では健康野菜として、トロピカル・アスパラガスという名前で売られたり、粉末にしてレジーナスと呼ばれたり、天芽と呼ばれたり、まったく様々です。さらに、ボルネオのサバ州の野菜ということで、サバベジと呼ばれたり、katukとされたり、何がなんだか分かりません。ただし、トウダイグサ科の植物なので、健康障害を起こすという厚生労働省からのお知らせも出ていました。
次の植物も変わった花です。



花が黄色なのかと思うと赤かったり、さっぱり訳の分からない植物です。名前はオクナ・セルラタといいます。
家で調べてみると、黄色の花がしぼむと萼(がく)が赤色に変化するとあります。萼で包まれた中に緑色の実がいくつもでき、やがてそれが黒色の変化するということです。黒色の実が2つ付いた姿がミッキーマウスの耳に似ていることから、ミッキーマウスの木とも呼ばれています。
確かに、この写真をみると、一番上の写真では赤い萼が黄色の花に食いついたようなものも見えます。すると、開いている赤い花のようなものは何なのでしょう。実が付かなかったものでしょうか。また、2番目の写真は、つぼみではなくて、花が咲いた後で実になっていく途中のものでしょうか。とにかく、謎だらけの植物です。
この後はいろいろな花の写真です。

Barieria micansというキツネノマゴ科の植物です。
日本のキツネノマゴにちょっと咲き方が似ています。

ボルネオソケイ(Jasminum multiflorum)というモクセイ科の植物です。
ジャスミンの仲間なので香りがあるそうです。

ウスギコンロンカ(Mussaenda lutoora)とかハンカチの花とか呼ばれるアカネ科の植物です。
白い葉のようなものは、萼片の一枚が伸びたものだそうです。

これも奇妙な花です。Aristolochia tricaudataという花だそうですが、
ウマノスズクサ科だと聞くと、納得いくような感じです。

おなじみのクロユリです。日本にある植物を見ると何かほっとしますね。
まだまだ面白い花があるのですが、どれもこれも奇妙な花で、その後の変化も見ようと思えば、
これから何度も温室に足を運ばないといけないですね。