里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

動物園・水族館

出張のついでに名古屋の東山動物園に行ってみました。小学生の時分に行ったきりで、何十年ぶりかの訪問です。朝、雨が降っていたのですが、出かけた10時ごろには幸い雨もあがり、その代わり、照り返すような日差しが待っていました。

最近は、動物園に行くともっぱら鳥の写真を撮っています。

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正門を入るとすぐ右手に池があり、そこにコクチョウがいました。水に浮かぶ優雅な姿です。

動物園の園内マップを見ると、左手の北園エリアと、直進方向の本園エリアに鳥がいるようです。そこで、まず、階段を登って北園エリアに行ってみました。

登ったすぐそこに、ちょっと変わったコンドルがいました。大阪の天王寺動物園にはコンドルとヒメコンドル、キガシラコンドルがいたのですが、ここには別の種類もいます。

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中南米に生息するクロコンドルです。説明によれば、視覚だけでなく、臭覚も鋭く、匂いでも動物の死骸を探すとありました。

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これはヒメコンドルです。これもクロコンドルと同じ地域に住み、両者、混群をつくると書いてありました。

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中米からアルゼンチン北部に生息する、トキイロコンドルです。変わった色のコンドルで、今回初めて見ました。

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次にキジとツルのいるところに行ってみました。キジ類は檻が狭く、また、中が暗いので、なかなかうまく写せません。これはコシジロヤマドリというヤマドリの亜種だそうです。九州だけに住み、絶滅危惧種に指定されています。

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これはオオホウカンチョウという南米北部熱帯雨林に住む鳥です。とにかく顔が変わっているので、アップして載せました。上がメス、下がオスのようです。

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ワライカワセミもいました。この鳥は以前、オーストラリアに行った時にホテルの庭にやってきて、びっくりしたことがありました。オーストラリア東部にだけ生息するようです。

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これはアネハヅルです。どこの動物園でもいるのですが、すっきりとした美しさがあり、つい撮影してしまいます。アジア内陸部に住み、ヒマラヤ山脈を越え、時々日本にも飛来するそうです。

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キジ・ツルを見終え、コンドルのいる檻の横を通り、本園エリアに戻りました。ここから、ゾウ舎を越えて、ペンギンのところまで行きました。比較的狭いところにイワトビペンギン、フンボルトペンギン、オウサマペンギンがいました。あちこちにミストが設置してあり、暑いのかその中でじっとしているペンギンが多かったです。この写真はミストの中でじっとしているイワトビペンギンです。

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上池とコアラ舎の間で、大きな望遠レンズをつけたカメラを近くの木に向けている方がいました。近くを通った時にカメラの方向を見るとそこに黒っぽい鳥がいます。何の鳥かと尋ねてみると、アオバズクだと言うことです。動物園にいるので飼われているような感じですが、野生で、毎年見られているようです。思わぬ収穫でした。

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次にバードホールも行ってみました。途中、インコのエリアもあったのですが、あまりに檻の目が細かく、写真はほとんど全滅でした。このバードホールは鳥が放し飼いにしてあり、また、涼しいので、中でちょっと一休みです。この写真は東南アジアに生息するシマハッカンです。これはメスの方で、せわしなく動き回っていました。オスの姿を探したのですが、とうとう見つかりませんでした。

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この奇妙な鳥はアフリカに住むフサホロホロチョウです。

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北米に住むクロエリセイタカシギです。どこの動物園でもいるのですが、可愛いので、つい撮影してしまいます。

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最後に小鳥とリスの森に行ってみました。ここにもいろいろな鳥が放し飼いにされていたのですが、木々の間でけたたましく鳴く鳥がいました。見てみるとコジュケイでした。コジュケイは私の家の近くにもいるのですが、じっくりと見たことがなかったので、コジュケイばかりを追いかけて撮影しました。オスもメスも時々鳴くのですが、小さな体の割には大変大きな声です。

この後、植物園の温室をちょっと見て、帰りはスカイビュートレインに乗ってみました。平日だったせいか乗客は一人だけ。上から動物園を撮影しようと思ったのですが、思ったより振動が激しくて、まったく撮影できませんでした。

最近は動物園に行くと鳥の写真ばかり撮っています。とくしま動物園は広くて、鳥も放し飼いされているということを聞いて前から行ってみたいと思っていました。車で明石海峡大橋、大鳴門橋を越え、鳴門で一泊し、翌日、動物園に行ってみました。

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とくしま動物園は平成10年に町中から郊外に引っ越し、山の中で植物園と合わせ四国最大級の総合動植物公園として誕生しました。動物園の総面積は21.73ヘクタールで、横浜のズーラシアの40.7ヘクタールに比べると半分程度ですが、天王寺動物園の11ヘクタールの2倍ほどの面積を占めています。この広さに動物91種類、618点が展示されています。天王寺動物園の230種1000点に比べると半分以下しかありませんが、その分、如何に広々としているが分かります。

この日も平日だったせいか人の姿はまばらで、園内は緑に満ち溢れ、坂を登ったり下ったりというちょっとしたハイキング気分でした。

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鳥はドーム型のフライングゲージの中に放し飼いにされていました。

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中に入ってまず目に付いたのが、ショウジョウトキです。見晴らし用のやぐらの柱の上に止まっていて、近づいても全く逃げません。ドームの中にはかなりの数がいました。

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すぐ後ろを見ると、今度はツキノワテリムクが手すりに止まっています。

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ツキノワテリムクはアフリカ東部に生息する鳥で、羽が輝くような青色をしています。フライングゲージの中では一番数が多かったかもしれません。幼鳥もいたので、かなり繁殖したのでしょう。

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やぐらから下に降りるとカモ類がいましたが、どのカモも皆寝ています。これは、リュウキュウアカハシガモで、初めて撮影するので、起きている姿を写したかったのですが、結局、目が辛うじて開いたにとどまりました。

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小さいカモで、アメリカコガモと書いてありましたが、普通のコガモとどこが違うのかはよく分かりません。

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そして、定番のオシドリもいました。

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このクロエリセイタカシギもあちこちの動物園で見かけます。しかし、いつ見ても可愛いですね。

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アフリカクロトキと書いてありましたが、お尻の部分があまり黒くなくて、東南アジアに生息するクロトキではないかと思いました。

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キンケイは換羽の最中なのか、こんな姿でした。

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二種類のカンムリヅルがいました。上はカンムリヅル、下はホオジロカンムリヅルです。比べると頬の色の違いが良く分かりますね。

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出口に近い地面には、ケニアカンムリホロホロチョウが何羽かうろうろしていました。

フライングゲージの中にはこのほか、セイキテリムクとコウラウンがいるはずなのですが、まるで、バードウォッチングをしているようなもので、なかなか見つかりません。

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最後にやっとコウラウンだけ見ることができました。

この日は良い天気で、その分、暑さもひとしおで、早々と引き揚げたのですが、実は、とくしま動物園のシンボル的な存在だったアンデスコンドルもいたようで、後で知ってちょっとがっかりしました。

イングランドの丘は淡路島の南部にあるテーマパークです。遊園地あり、体験農場あり、コアラがいたりと、子供たちに大人気なのですが、ここにはバードパラダイスやいろとりどり舎といった所もあって、いろいろな鳥が見られます。私は野鳥を撮影していますが、外国産の変わった鳥たちの自然な姿を撮影しようと、ときどき動物園やテーマパークにも行きます。

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オーストラリア南部原産のロウバシガンです。エミューにくっついて寝ていたのですが、起き出したと思うとちょっと離れた所に寝ていたペリカンを追い払っていました。結構、気の強い鳥です。

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ハトは何となく愛嬌がありますね。ジュズカケバトです。中央アフリカ原産のバライロシラコバトが原種で、世界中で飼育されているとのことです。

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ベンガルワシミミズクです。ぐっすり寝ているなと思ったら、ときどきギャアというような声をあげます。声をあげた瞬間を撮ろうと待ち構えていました。やはり寝たままでした。

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このカモも見たことがないなと思って撮影しました。ヨーロッパから中国にかけて分布するアカハシハジロです。

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動物園などでお馴染みのアフリカクロトキです。おりの中にいても、金網から少し離れていてくれると、おりの存在を感じさせません。


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クロヅルです。繁殖地はユーラシア大陸ですが、越冬地として日本にも少数飛来するそうです。

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アカハシコサイチョウという鳥で、アフリカに生息するサイチョウの仲間です。初め、おりの中をいくら探しても見つからないので、いないのかなと諦めていたのですが、もう一度見たら渡し木に止まっていました。

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カンムリホロホロチョウです。これも初めて見たので、頑張って撮影しようと思っていたのですが、金網の近くばかりやってくるので、なかなかいい写真が撮れませんでした。

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インドクジャクのメスです。いつもオスの写真ばかり撮るので、今日はメスを撮ってみました。結構、綺麗ですね。

鳥はまだまだいたのですが、今日はこのくらいで。

鳥の撮影にときどき動物園にも行きます。王子動物園は神戸にあって、子供に大人気の動物園です。昨日も幼稚園や保育園の子供たちでごったがえしていました。園内のあちこちでシートを広げてお弁当を食べています。

入り口近くにクジャクやカモが放し飼いにされているところがありました。

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オスとメスのインドクジャクです。色合いがずいぶん違いますね。

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シチメンチョウはこんな顔をしているのかと、あらためて見直してしまいました。

ちいさな檻もいくつかあったのですが、改修中で空の檻が多かったのは残念。

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真っ赤な顔をしているのはキジの仲間のハッカンです。

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シロフクロウはいつもこんな顔をしています。

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オジロワシは檻の中で盛んに飛び回っていました。

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正午近くになって、ペンギンを見ていると、一羽のフンボルトペンギンがいきなり上を向いて鳴き始めました。

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それに釣られるように、一羽が鳴き終わると、また、別の一羽が鳴き始めます。お昼時で、お腹がすいたと訴えているのでしょうか。ずいぶんにぎやかです。

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オウサマペンギンは素知らぬ顔でじっとしています。

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帰りにフラミンゴの所にいったら、やはり首を伸ばして鳴いていました。これはベニイロフラミンゴです。

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じっとしているのもいましたが・・・。ヨーロッパフラミンゴです。インコもたくさんいるはずなのですが、「リスと小鳥の森」に行っても小鳥が一羽もいなくて、結局、見つかりませんでした。

子供たちが次から次へと団体でやってくるので、ちょっとあわただしくて、落ち着いて撮影できませんでした。でも久しぶりにこんなに多くの子供の顔を見た気がします。

仕事で横浜に来たついでに、横浜ズーラシアに行ってみました。

横浜から相鉄線で鶴ケ峰駅まで18分、そこから横浜動物園行きのバスで約20分と、
少し遠い感じでしたが、そこにとてつもなく広い空間が待っていました。

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野毛山動物園が狭くなり、移転の予定で横浜市が土地を購入した後、
移転しないことになったため、広い土地にわずか数十種類の動物たちがゆったりと
暮らすという、全国に例をみない動物園になっています。

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郊外に作られたため緑にあふれ、まるで森林の中を歩いていると、
自然の状態の動物たちに出会えるというようなスタイルになっています。
1種類ずつの動物が占める面積が広いので、どこにいるのか探さなければならないこともしばしば。

逆にすべての動物を見ようとすると、
3キロ以上も歩かなければならないので大変なのですが、
子供たちにとっては、広々とした空間で動物を見て、遊ぶところも多く、一日中楽しめそうです。

私は、動物園に来ても、いつものように鳥だけを目指して歩きました。
撮影しながら1時間ほど歩いたのですが、まだ全体の1/3にもならず、途中で愕然としてしました。
しかし、後半は動物たちもまばらになり、なんとか飛行機に間に合うように見ることができました。

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カンムリシロムクです。オスが首を振り振り鳴く姿は面白いですね。
カンムリという名前が付いた理由は頭の毛を逆立てるからなのですね。

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ギンケイです。キンケイは神戸の花鳥園で見たことがあったのですが、
ギンケイは初めてで、すっかりとりこになってしまいました。
この鳥とベトナムキジとオウギバト、ベニジュケイなどは
バードゲージに放し飼いになっていました。

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ベトナムキジです。背景がいまいちなのですが、ちょっとポーズをとってくれました。。。

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ベニジュケイです。ディスプレイの時には派手なエプロンをぶら下げるそうなのですが、
まだそんな気配はありませんでした。

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オウギバトです。卵を温めているのか、近づくとにらまれました。

檻に入っているときにはなかなかうまく撮影できませんが、
放し飼いになっていると自然な姿が撮影できて嬉しい感じです。

結局、園内を2時間半ほど歩き回り、その後、バスで横浜線の中山駅に出て、羽田まで行きました。
行き帰りに2時間半ほどかかってしまったのですが、十分に見応えのある動物園でした。

アマゾンとアフリカの動物が充実するともっと見応えがすると思うのですが、
大人の体力的には今ぐらいがちょうどよいのかも知れません。



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