里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

野鳥観察

西大寺駅周辺に行く用事があったので、ついでに、秋篠寺まで足を伸ばしてみました。

駅から秋篠寺まではおよそ1km。
家並みを縫う、細い道を歩いていくと、やがて田んぼが見え始め、次第に田園風景が広がってきました。
少し離れた所に寺らしい建物が見えたので、そちらに向かって歩いて行きました。

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そこに、ひっそりとした佇まいの秋篠寺がありました。

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門をくぐると一面の緑の絨毯に圧倒されます。

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本堂は修学旅行の生徒さん達でいっぱいになっていました。
しばらくの間、離れたところにあるベンチで本堂を見ながら時間を過ごしました。

本堂の中は、中央に薬師如来像、その左右に日光、月光菩薩像、12神将像、それに、有名な伎芸天立像や帝釈天立像が間近に迫り、圧倒されます。

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新緑の緑が綺麗で、その中の建物が際立っていました。

帰りも同じ道を歩いて帰るつもりが、いつの間にか、田んぼの中の細い道を歩いていました。

ケッケッと鋭い声がするので、田んぼの中をみるとケリがいました。3羽ほどでしょうか。
ケリは昔、やはり奈良で見たことがあったのですが、こんなに近くで見るのは初めてです。

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近くを小学生のにぎやかな列が通るのですが、意外に逃げずにじっとしていました。

一昨日行った大阪の鶴見緑地の続きです。この日は、大池に沿って歩き、そのまま、風車の方へ行き、日本庭園・国際庭園を通って大池を一周しました。連休中で、園内は人、人、人。皆、思い思いに遊び、それに、シートを広げてお弁当を食べていました。

鳥は全般に少なめ。昨日書いたアオサギが営巣していたほかは、水辺の鳥としては、カルガモ、マガモ、カワウ、コアジサシ、それに、カイツブリ程度でした。

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カイツブリはいつ見ても可愛いですね。でも、ざっと見た感じではこの1羽だけ。コアジサシは時折池の上を飛んで、水に飛び込むのですが、残念ながら写真は皆ぶれてしまっていました。

そのほかの鳥では、スズメ、カラスsp、ドバト、キジバト、シジュウカラ、カワラヒワ、メジロ、ヒヨドリ、ムクドリなどでした。

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生き生き地球館の前の小川でカワラヒワが水浴びをしていました。

チョウは比較的数が多かったですね。種類としては、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、ツバメシジミ、ベニシジミぐらいでしょうか。特に、アゲハ類が目立ちました。キアゲハは今年初めて見ました。

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アゲハ類はなかなか止まってくれないので写真にならないのですが、この日は幸い、アゲハとアオスジアゲハが花に止まってくれました。

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トンボは、シオカラトンボとヨツボシトンボがいました。シオカラトンボは今年初めて。こんな街中でもヨツボシトンボはいるのですね。

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これはヒラタアブの仲間でしょうか。ネットで調べてみると、模様はケヒラタアブというのに似ています。

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これはホソヒラタアブでしょう。アブの仲間は黄色と黒の縞模様が綺麗なので、いるとつい撮影したくなります。

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アカバナ科のユウゲショウの花がたくさん咲いていました。いかにも日本的な感じのする花ですが、熱帯アメリカ原産の帰化植物です。

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大池の傍に咲いていましたが、名前は分かりませんでした。花博の名残りでしょうか。(追記:栽培種のアマ科のアマ(亜麻)かもしれません)

久しぶりに大阪の鶴見緑地に行ってみました。
昨年、同じ頃にいったら、木の上でアオサギが多数営巣していたので、様子を見に行ったのです。

行ってびっくり。

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木の上の巣はわずか1つしかありません。その代わり、

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池の真ん中に巣を作っているではないですか。
見物人が多数見守る中で、巣には幼鳥が3羽いるのが見えます。

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温和な感じの親鳥と違い、かなりの形相で幼鳥3羽がいるのが見えます。
ゲッゲッゲッといいながら、絶えず動き回っています。皆、餌を待っているのでしょう。

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そのうち、一羽の親鳥が飛んできました。

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幼鳥たちは大喜びです。ゲッゲッゲッと声を上げながら口を開けています。

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一羽ずつ餌を与えて、

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やっと少し静かになりました。

連休の日曜日に甲子園浜と香櫨園浜に寄ってみました。天気が良かったことと、シギチの様子を見たかったからです。甲子園浜は甲子園球場の南側、香櫨園浜は夙川の河口付近で御前浜とも呼ばれています。

甲子園浜に着いたのは12時前、この日の干潮は神戸で14:48だったので、シギチを見るにはちょうど良い時間でした。さすがに連休で、甲子園浜には人の姿が多く、すでに引き始めた海岸で遊ぶもの、ウィンドサーフィンをするものなど、思い思いに遊んでいます。その割には鳥見の人は少ない感じでした。

海岸から離れたところに、ユリカモメの群れがいて、すでに黒い顔になっていました。そのほかコアジサシ、セグロカモメ(?)などがいましたが、距離が遠かったので、海岸沿いの土手を歩いて、鳴尾川河口付近まで行ってみました。引き潮で現れた浅瀬には、チュウシャクシギ2、オオソリハシシギ1、ハマシギの群れ、ダイサギ1、アオサギ1、カルガモ2がいました。

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ここも私のコンデジ+テレコンではちょっと苦しい距離です。やがて、カラスが次々とやってきて、シギたちを追い払い始めました。

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そのうち、浅瀬にはシギの姿はまったくなくなり、カラスばかりになってしまいました。しばらく見ていたのですが、チュウシャクシギがやってくると追っ払うといういたちごっこが続きました。

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ハマシギは大群で浅瀬の周りを旋回するのですが、なかなか着陸はしません。お腹が黒く、すっかり夏姿になっています。やがて、そのハマシギもちょっと離れた浅瀬に行ってしまいました。私も諦めて戻る途中、コアジサシが波打ち際でダイビングを繰り返している姿が見えました。

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ミサゴが魚を捕るところも見られましたが、写真はちょっと失敗です。すぐ近くの岸辺を見ると、浅瀬から追われたと思われるシギたちが少し来ていました。思わぬことで近くから写真を撮ることができました。

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チュウシャクシギ、

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ハマシギ、

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それにオオソリハシシギです。

甲子園浜を1時間半ほどで切り上げ、次に香櫨園浜に行ってみました。駐車場が満杯だったので、とりあえず近くの回転寿司で昼食をとり、もう一度行ってみると今度は入れました。

香櫨園浜も人がいっぱいで、バーベキューをする家族、海岸で遊ぶ子供たち、凧上げをする人、キャッチボールをする子供など、ちょっと見ただけでは鳥の姿は見えません。それでも、夙川河口あたりまで行くと、広い浅瀬が現れ、その先端にユリカモメの姿が見えました。

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もうすっかり顔が黒くなったものもいれば、

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まだ冬姿のものも混じっていました。

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河口にはシロチドリも2羽いました。チドリはこの日初めてでした。近づいても逃げようとはしません。

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夙川には震災後に鯉のぼりを掲げるのが年中行事になり、その下で子供たちが楽しそうに魚捕りをしている姿が見えました。

服部緑地でクロツグミを見たというブログを見て行ってみました。普段、こういう話題には釣られないのですが、今年は服部緑地に何度も行ったのでちょっと行ってみる気になりました。

いつものように第4駐車場に車を止め、普通ならば新宮池の周辺と植物園を歩くのですが、今日は北の方に行ってみました。うづわ池の横の道を歩いていると、シロハラがいたり、シジュウカラがいたり、カメラマンもちらほらといたのですが、あまり、これといった鳥がいませんでした。そこで、民族集落南広場の林の辺りで、シメを撮影していました。

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すると、カメラをもった人がやってきて、何を撮っているのですかと聞くので、シメと答えると、昨日はオオルリとキビタキがいたと教えてくれました。どの辺ですかと聞くと、ユースの辺りというので、その辺に向かって道を戻りました。

ユースの近くの林に行くと、多数のカメラの列が見えました。私はあまり人がいるところは行きたくないので、少し離れた林で撮影することにしました。

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なぜかシメが視界に入ってくるので、シメばかりと撮っていました。

そのうち、すっと飛んできて枝にとまった鳥がいます。暗くて、しかも、遠くなのであまりはっきりはしなかったのですが、

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どうやらオオルリのようです。思ったよりも小さい感じでした。でもすぐに飛び去ってしまいました。その辺りをうろうろしていたのですが、

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ときどきヤマガラが来て、

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アオジもいました。

次に、民家集落博物館の南側の林に入って撮影しました。すると、また、すっと飛んできた鳥がいます。今度はオオルリだなとすぐに分かりました。やはり遠いのと枝が邪魔してあまり上手く撮れませんが、比較的ゆっくり止まってくれました。

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なんとか撮影出来た感じです。撮影していると、また、声をかけられ、すぐそこでクロツグミが見れますよということです。どうもメジャーな所に行くと、やたら声を掛けられます。ちょっと行くと、やはりカメラの列が見えました。クロツグミは見てみたかったので、カメラの列に混じってじっと待っていると、そのうち、ちょこちょこと出てきました。

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うまく撮ることはできたのですが、どうやら餌付けをしているようです。餌のあるところに出てくるのですね。それを知ってがっかりしてしまいました。クロツグミ君には悪いのですが、まるで動物園で撮影しているような気分になりました。森を歩いていて、偶然に出会えたらどんなに良かっただろうか、また、自慢もできただろうにと思いながら、少し寂しい気持ちで帰りました。

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