里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

京都・奈良

西大寺から、垂仁天皇陵、唐招提寺までの散策の続きです。今回は虫を中心に紹介します。

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西大寺住宅地の生け垣の近くを飛んでいる虫がいました。よく見るとここかしこで飛んでいます。止まったところを撮影してみるとこんな虫でした。家に帰ってから調べてみると、ミノウスバというマダラガ科の蛾でした。上がメス、下はオスです。盛んに飛んでいる方がメスで、葉に止まってじっとしている方がオスでした。マサキが食草なので、産卵をしようとしているのでしょうか。

垂仁天皇陵から唐招提寺にかけての歴史の道沿いには、セイタカアワダチソウがたくさん咲いていて、チョウやハチがいっぱい来ていました。

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ツマグロヒョウモンのメスです。

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こちらはオスの方。

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ウラナミシジミも何匹か来ていました。まだ新鮮な感じです。

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しばらくすると、1匹のヤマトシジミ♂(右上)がウラナミシジミ♀(左下)に接近してきました。

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一瞬のことだったので、しかも、肝心のところがブレてしまっていてよく分からないのですが、交尾でもしようと思って近づいたのでしょうか。

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セイタカアワダチソウに蛾が来ていました。翅の模様からヤガ科のマメチャイロキヨトウのようです。この蛾は、夜活動する蛾だとばかり思っていたのですが、昼間、こんな風に吸蜜しているところを見るのは初めてです。

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ヒメジュウジナガカメムシもたくさんいました。

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これは住宅の玄関に置いてあった花に来ているイチモンジセセリです。長い口吻を伸ばしてしきりに吸っています。

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トンボはアキアカネが少し見られた程度でした。

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唐招提寺の境内を歩いていると、売店の壁にカメムシが止まっていました。クサギカメムシだろうと思ったのですが、少し大きいようなので写真を撮ってみるとキマダラカメムシでした。私の住む北摂の里山では見たことがありません。先日、市街地の公園ではよく見かけるという話を聞いたばかりだったので、どんなカメムシかなと思っていました。意外に大きい感じです。キマダラカメムシは南方系の外来種で、ここ10年で急速に北上を続けているようです。図鑑には、滋賀県まで定着していると書いてありました。

11月になったので、虫はあまり期待していなかったのですが、結構、見られて満足です。

奈良の西大寺に行ったついでに、垂仁天皇陵、唐招提寺まで足を伸ばしてみました。垂仁天皇陵からは「歴史の道」に沿って歩きました。

西大寺の住宅地付近では、ここかしこでヒーヒーという鳴き声がします。

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声の方を探してみると、ジョウビタキでした。もう、ジョウビタキが来ているんだと思って、あらためて秋を感じました。

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これは飛び上がった瞬間です。

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住宅地ではテレビアンテナを次々と飛び移っていたのですが、垂仁天皇陵の近くの畑ではじっくりと撮影することができました。

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垂仁天皇陵のお堀には鳥はあまりいませんでした。わずかにいたアオサギ。

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ホシハジロが2羽。

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それに、カワウやカイツブリなどでした。

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道端の休耕田にはこんな雑草がいっぱいでした。後で調べてみると、上がホソバヒメミソハギという帰化植物、下はタマガヤツリのようです。セイタカアワダチソウにはチョウやハチがいっぱいいたのですが、それは、また次の機会に紹介します。

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唐招提寺は観光客がいっぱいでした。鳥もいたのですが、観光客に混じって観光をしてしまいました。唐招提寺はもう何回目かになるのですが、いつ見ても金堂にある大きな仏像には圧倒されます。

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境内にはツワブキが咲いていました。

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菖蒲園には背の低いショウブ?が咲いていました。

帰りも同じ道を戻りました。

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西大寺の住宅地に入ると、小さなワシタカ類が飛んでいます。近づいてみると、どうやらチョウゲンボウのようです。一か所にじっとしてくれなくて、こちらが近づくとすぐに飛んでしまうので、写真がなかなか撮れません。しばらく追いかけていたのですが、やがて、住宅地の奥の方へ行ってしまいました。

往復2時間ほどの散策でした。天気もよく、歴史の道はのんびりとしていて、古都の気分を満喫しました。

昨日、京都の岡崎公園にある美術館に行ったついでに、少し周囲を散歩をしました。

街路樹のケヤキやカツラは赤や黄色に色付いて大変きれいでした。
琵琶湖疏水にはカモが来ていました。

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この写真は二条通りにかかった橋の上から撮ったものです。
疏水には20数羽のカモの姿が見えます。
はるか上の方に止まっている2羽はカワウです。

どんなカモがいるのでしょう。ちょっと調べてみました。

まずは、

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キンクロハジロです。
顔はちょっときついのですが、頭の後ろの飾りが可愛いですね。

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そしてホシハジロです。
ホシハジロは海辺や琵琶湖のような広いところに群れでいるイメージでしたが、
こんな狭い疏水にも来ていました。

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そして、ヒドリガモ。この写真はメスの方ですね。
ヒドリガモはどこにでもいる感じです。

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そして定番のカルガモと

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マガモです。

ちょっとした散歩のついでにカモが5種類も見ることができたなんて、ちょっとラッキーでしたね。






紅葉を見に、京都の岡崎公園周辺を歩いてみました。

紅葉はまだまだかな思っていましたが、それでも、ずいぶんきれいに色付いていました。

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京都会館の前の二条通りです。

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この通りの両側はケヤキの並木で、赤や黄色に色付いています。

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琵琶湖疏水沿いの桜も赤く色付いています。

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京都府立図書館の前はカツラの並木です。
丸い葉は透き通るような黄色になり、重なり合ってできた模様も面白いですね。

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カツラの葉の鋸歯の根元には腺点があって、甘い香りを放つといいます。
そのせいか、木ごとに「毛虫に注意」という札が掛けてありました。

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図書館の庭にあるハナミズキです。真っ赤になった葉がありました。

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みやこめっせの玄関にはモミジがあり、真っ赤になっていました。

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二条通り沿いのイチョウはもう一つでしたが、道々、真っ黄色に色付いた木も見られました。

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これも一昨日、京都府立植物園で撮影したものです。
蛹につかまっているキチョウに、もう一頭が盛んに近づいてきます。何をしているのでしょう。

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