里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2016年04月

4月6日に六甲高山植物園に行ったときに撮った写真です。この日はあまり花を期待しないでいったら、早春の花がいっぱいで思わず夢中になって撮ってしまいました。それで写真整理が大変です。今日は洋種の花の紹介です。

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これはPolygala chamaebuxusというヒメハギ科の花です。アルプス、ピレネー東部、アペニン中部・北部に分布するようです。

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こちらはPotentilla erectaというバラ科の花です。ちょっとキジムシロっぽいなと思ってネットを探すと、タチキジムシロという和名がつけられていました。ユーラシアに分布とのことです。

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こちらはDraba dedeana。アブラナ科の花で、ピレネー山脈に分布するそうです。いかにも高山植物という感じの花です。

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Bergenia purpurascensでユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の植物です。正式の名札がなかったので分布は分かりません。

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次はMukdenia rossiiというユキノシタ科の花で、イワヤツデという和名がついていました。中国、朝鮮半島に分布するとのことです。

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サクラソウの仲間です。Primula vulgarisでヨーロッパからコーカサスにかけて分布するそうです。クリンソウがいっぱい植えられているところにポツンと咲いていました。

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肝心のクリンソウはまだこんな状態です。

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いずれも綺麗な花なのですが、名札がついていなかったため、名前が分かりませんでした。

これでほとんど花の写真は終わりました。次回は木の花と虫の写真です。

4月6日に六甲高山植物園で撮った花の写真の続きです。これまで何度も行ったところですが、行くといつも興奮してしまう、そんな植物園です。この日は早春の花がいっぱいで、夢中になって撮ってしまいました。これまで、ユリ科・サトイモ科・キンポウゲ科を出したので、それ以外の草花です。

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まずはリンドウ科のハルリンドウです。入り口近くにあったのですが、この青色がなんとも言えません。こんな花を野外で見つけたらさぞ嬉しいでしょうね。

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これはイワウメ科のイワウチワ。地味な草ですが、華やかな花が咲きます。

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そして、これはタデ科のハルトラノオ。

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ユリ科のエンレイソウもありました。ユリ科のときに出すのを忘れていました。

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ついでにキンポウゲ科のアズマシロカネソウです。これも出すのを忘れていました。

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ケシ科のヤマエンゴサク。

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それに、ユキノシタ科のホクリクネコノメ。

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シラネアオイ科のシラネアオイです。まだ、花が開いていないようです。Wikipediaによると、日光の白根山に多くて、花がタチアオイに似ているところからつけられた名前とのことです。

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アブラナ科のワサビもありました。

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アブラナ科のエゾイヌナズナ。こちらはもっと華やかです。

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蕗の薹も咲いていました。

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そして、これはツツジ科のコメバツガザクラです。

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最後はナス科のハシリドコロです。猛毒植物で、食べると錯乱して走り回るところからつけられた名前です。実は、この花には思い出があります。まだ若かったころ、学生何人かと上高地に行ったことがあります。ロッジを借りて、そこからまだ雪の残る徳本峠に登った帰りでした。おいしそうな新芽が出ているのに気が付きました。これを味噌汁に入れたらうまそうだなと思って目をつけました。それがこの葉だったのです。麓に近づくと雪もなくなり、葉も大きくなり始めました。そして、麓に着くと花が咲き始めました。

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なんとも気持ちの悪い花です。それで、味噌汁に入れるのをやめました。家に戻ってから調べてみると、これが有名なハシリドコロだったのです。危うく大変な事故になるところでした。それから、植物を勉強しようと思って、近くの山で主に山菜を採集してきては庭に植えました。芽が出てくるときの姿を見ておこうと思ったのです。その数、実に200種ほどにもなったのではないかと思います。おかげで庭は雑草だらけ・・・。

4月6日に行った六甲高山植物園の続きです。今日はキンポウゲ科の花を紹介します。六甲山は標高931m。さぞかし寒いだろうなと思っていたのですが、この日の気温は15度くらい。思ったより暖かかったです。

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植物園に入ってまず初めに気が付いたのがミズバショウ。次はカタクリ、そしてその隣にひっそり咲いていたのがフクジュソウでした。もう季節的には遅いのかもしれませんね。花は少なかったです。

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こちらはミズバショウの横で咲いていたエンコウソウです。ミズバショウと同じで湿地や水辺に生えるそうです。

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これはニリンソウ。キンポウゲというと何となく毒草のイメージなのですが、可憐な花を咲かせるのが多いですね。

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雪割草の仲間にはいろいろあって、見ただけではよく分かりません。名札がついていたのがこのケスハマソウ。

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それにこのオオミスミソウ。

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これらは名札がついていなかったのでよく分かりません。

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こちらはキクザキイチゲだそうです。

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上がキタダケソウ、下がヒダカソウ。いずれも高山植物という雰囲気が漂っています。若い時に北岳には何度も登ったなぁと思い出しました。

一昨日、六甲高山植物園に行ってきました。どこに行こうかと迷っていたのですが、久しぶりに行くことにしました。でも、六甲はまだ寒いから花はまだまだかなと思って、あまり期待しないで行ったら、早春の花でいっぱいでした。

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園内に入ってまず目についたのが、このミズバショウでした。

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入り口近くのくぼ地にはそれこそ一面に咲いていました。そうか、今頃はミズバショウの季節なのだと再認識しました。

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そのすぐ横にはカタクリの花が咲いていました。

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カタクリの花は恰好がいいですね。そういえば、以前、真駒内公園で群生しているところを見たことがありました。

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探してみると、園内でもこんなに群生しているところがありました。

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ショウジョウバカマも今が真っ盛りです。そういえば昨年5月末に松尾湿原に行ったとき、ショウジョウバカマの種がはじけた後を見つけていろいろと調べたのでしたね。

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よく見ると、こんな咲き始めの花もありました。このときは雌蕊が前に突き出しています。これを雌性期というのでしたね。こんな時期がしばらくあって、次は雄性期になります。

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雄性期にはこんなに雄蕊が突き出してきます。そのとき調べたことによれば、このように雌性期と雄性期がずれることを雌雄異熟というようです。このようにずれることで、自家受粉の確率を減らす効果があるそうです。もっとも、ショウジョウバカマに関しては種からの発芽率が低く、もっぱら葉の先から発芽する栄養生殖が盛んなようですが・・・。

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こんな白い花のショウジョウバカマもたくさんありました。これはたぶん西日本に分布するシロバナショウジョウバカマで、ショウジョウバカマの変種ではないかと思います。

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ザゼンソウはもう終わりのようです。だいぶ萎れてきていました。

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ニッコウキスゲはまだこんな感じ。

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そして、ギョウジャニンニクもこんな様子でした。今回はユリ科、サトイモ科でした。次回はキンポウゲ科などを紹介します。

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