里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2015年08月

宝塚市にある松尾湿原でそろそろサギソウが咲き始めたかなと思って、昨日様子を見にいってきました。実は木曜日にも行ったのですが、途中でものすごい雨に会い、途中で引き返してきたのでこの日がレベンジでした。

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宝塚自然の家の建物の横を通って歩いて行くと、以前はいっぱい咲いていたノギランの花はだいぶ減っていました。

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途中ではこんな花も。これはメマツヨイグサかな。

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それにゲンノショウコですね。

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途中で綺麗な鳥が横から飛び出しました。そちらを見ると近くの枝に止まっていました。キビタキです。これは幸先良いですね。

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湿原に近づくとまだ咲きかけのサワヒヨドリでしょうね。

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松尾湿原に着きました。よく見ると、白い花が点々と。

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どうやらサギソウはいっぱい咲いているようです。

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いやぁ、綺麗ですね。橋の上からとか、正面からとかあちこちから撮ってみました。

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何枚撮っても飽きないですね。距離が近いのがいいですね。橋の上から花の数を数えてみました。ざっと150くらいはあるでしょうか。こんなにたくさんの数を見たのは初めてです。でも、固まって咲いているわけではなく、点々と咲いているので、ぱっと見には地味な感じですね。そこが良いのですが・・・。

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これは湿地の上の方にありました。コマツカサススキというカヤツリグサ科の花です。

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ハッチョウトンボもまだいました。♂ばかりで、全部で10匹くらいでしょうか。ずいぶん減ってしまいました。

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後はオオシオカラトンボ。

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シオカラトンボ。

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ウラギンシジミ。

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それにニホンカナヘビですね。

この後、丸山湿原にも行ってみたのですが、そちらは次回に回します。

この間から、お医者さんや整骨医の先生にもっと歩いてくださいと言われています。そういえば、最近は暑いのでちっとも外に出てないなぁと思って、昨日は散歩に出てみました。いつも、カメラを持っていくのでつい写真に夢中になってしまい、散歩がおろそかになってしまいます。それで、昨日はコンデジ一つだけを持って出かけました。

家の近くに公園があってセミがいっぱい鳴いていたので、セミの写真をちょっとだけ撮っていたら、見知らぬおじさんが「セミは雌と雄の両方を撮らなくちゃいけない」と言って、写真を撮り始めました。それで私も撮るはめになってしまいました。

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見渡すといろいろなセミがいます。これはツクツクボウシです。上が♂、下が♀。無事に♂♀が撮れました。

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アブラゼミは写真では♂だか♀だか分かりませんね。

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撮っていたら、目の前にミンミンゼミが止まりました。ミンミンゼミは鳴き声はよく聞くのですが、低いところにはなかなか止まってくれないので、こんなに近いところに来てくれるのは珍しいです。

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これは♂かな。その1匹を追いかけて行って撮りました。クマゼミも鳴いていたのですが、高いところばかりで鳴いていて残念ながら撮れませんでした。

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見渡すとヤマトシジミもいました。ちょっと遊びすぎて散歩がおろそかになってしまいました。急いで歩き始めました。

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あちこちでタカサゴユリが咲いています。

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林の中ではコシダが綺麗でした。

先日、家の周りを散策していて、アオスジアゲハが何匹も集まっている樹木がありました。変わった花なので写真を撮ってきて調べてみたのですが、アカネ科のヘツカニガキかタニワタリノキに似た花だなと分かったくらいで、それ以上はよく分かりませんでした。

そこで、昨日、もう一度写真を撮りに行きました。歩道の柵からちょっと離れた斜面に咲いていて近寄れないので、望遠で花を撮ってみました。

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こんな丸い花です。ちょっと拡大してみます。

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白い花柱が四方八方に突き出しているのが花で、その横の大きくて丸いものは花の後の実みたいです。

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全体の高さは数メートルはあろうかと思われる大きな樹木です。「日本の野生植物 木本II」、「樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物」などで調べた結果、最初の予想通り、アカネ科のヘツカニガキではないかと思われます。

「日本の野生植物」によると、ヘツカニガキは高さ10m以上になる落葉高木で、四国南部、九州南部、琉球に分布するようです。私の住む北摂は分布に含まれていないので、自生なのか植栽なのかは分かりません。「ヘツカ」は大隅半島の辺塚で初めて採集されたことによるものだそうです。なお、ヘツカニガキは高知県で絶滅危惧I類、愛媛県、鹿児島県、沖縄県で絶滅危惧II類、熊本県で準絶滅危惧種に指定されています。

屋我嗣良、「沖縄産材の抗蟻性について」、琉大濃学術報告 25、555 (1978)によると、ヘツカニガキには苦味成分のほか、マラリヤに対する特効薬や抗腫瘍性薬などの薬用効果や、アカネ科共通の媒染染料(金属塩を加えてから染める染料のことのようです)としての利用のほか、木材として用いた時にシロアリに対する抗蟻性のあることが知られています。この論文ではその抗蟻性成分を分析し、スコポレチンとスコポリンという物質を抽出したと報告されていました。

最近、あまり散歩をしなくなったなぁと思って、炎天下をちょっとだけ歩いてみました。コースはいつもの土手と用水路沿いの道です。でも、暑い暑い。ほんの1時間ほど歩いただけで、フラフラになってきて帰ってきました。こんな中で見た植物と虫です。

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歩き始めてすぐにこんな木の花が見られました。ちょっと変わってるなと思いました。この木の近くをアオスジアゲハが数匹飛び回っていました。家に帰ってから調べてみたのですが、名前がはっきり分かりません。花はアカネ科のヘツカニガキとかタニワタリノキなどと似ているような気がするのですが、もう一度確かめに行ってみます。

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そのすぐ隣にクヌギの実の赤ちゃんができていました。可愛いですね。

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タカサゴユリはいっぱいの蕾をつけていました。もうすぐ咲き始めるのでしょうね。

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虫はほとんど見かけませんでしたが、クズの葉っぱの裏に小さな虫がいっぱいついていました。上の写真のようにおんぶしているものたくさん。メダカナガカメムシというカメムシのようです。

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水辺にはハグロトンボがたくさんいました。このトンボは何とはなしに涼しさを感じさせます。

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シオカラトンボもいました。山道を歩いた時にはオオシオカラばかりで、シオカラをちっとも見なかったのですが、川の近くはシオカラが多いですね。

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そのオオシオカラトンボもいました。

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バッタはたくさんいるのですが、すぐに草むらに入ってしまい、なかなか写真を撮らせてくれません。草むらからのぞいているこのバッタはトノサマバッタでしょうね。

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こちらはショウリョウバッタ。

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それにイボバッタです。

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いつもの土手の石垣にも行ってみたのですが、暑いのかアリも歩いていません。仕方なく、用水路沿いを歩いている時に見たホシダの新鮮な葉が印象的でした。

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