家の近くに、川の水を引き入れて作った小さなビオトープがあります。普段は立ち入り禁止なのですが、昨日はそこを管理している方が草刈りをされていて、ちょっとお願いをして入れてもらいました。

もう秋で虫の姿もほとんど見えなかったのですが、イヌタデがいっぱい咲いていました。そこにしゃがみこんで眺めていると、小さな虫があちこちで動いています。立っている時にはほとんど気が付かなかったのですが、視線を低くすると、急に見えてきます。面白いですね。夢中で撮ってしまいました。

イメージ 1

イメージ 2

ヒメヒラタアブの仲間の♂の方です。最近、キタヒメヒラタアブとミナミヒメヒラタアブがいることが分かったのですが、違いが分からないので、ヒメヒラタアブの仲間にしておきます。(これは、ホソヒメヒラタアブのようです)

イメージ 3

イヌタデの花に来ているのは♀の方です。♀は複眼が小さいのと、腹部が大きくて黒い縞模様がはっきりしています。

イメージ 4

イメージ 5

交尾している個体もいました。♂♀の違いがよく分かります。

イメージ 6

胸背が金属のように光っています。これは別のヒラタアブで、おそらく、ホシツヤヒラタアブだと思います。

イメージ 7

ハバチの仲間です。家で調べてみると、イヌノフグリハバチのようです。(追記:脛節の外面だけが黒いので、ニホンカブラハバチかもしれません)

イメージ 8

見ていると、オオイヌノフグリの葉の隙間に潜り始めました。何をしているのでしょう。

イメージ 9

これもハバチのようですが、名前は分かりません。

イメージ 10

こんな小さなカメムシもいました。オオクロセダカカスミカメという名前のカスミカメムシです。

イメージ 11

こちらはもうちょっと大きなカメムシですが、アカヒメヘリカメムシだと思います。

イメージ 12

マダラスズもいっぱいいました。歩くとそこら中をピョンピョン飛び回ります。

イメージ 13

こちらはちょっと種類が違うようです。ヒメスズかなと思うのですが・・・。

イメージ 14

イトトンボもいました。まだ未成熟なのでしょう。名前がよく分かりません。

イメージ 15

最後に小さなハエトリグモ。「日本のクモ」で調べたのですが、これも名前が分かりませんでした。

1時間ほど地面に這いつくばって写真を撮っていました。トンボはマユタテアカネくらいしかいなかったのですが、代わりに小さな虫たちがいっぱいいて楽しめました。