里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年10月

京都府立植物園に行こうと思って、豊中ICで中国自動車道に乗った途端、渋滞でまったく動きません。おまけにハイウェイラジオでもまったく放送しません。イライラしながら走って、結局、普段なら5分ほどで着く吹田ICまで1時間以上もかかりました。もう諦めて、万博公園の民博に行くことにしました。

民博は広くて全部歩くと1時間半かかるとのこと。そこで、東アジアだけを見て、後は公園内を歩いてみました。公園内は小学生やら家族連れなどがいっぱいです。鳥はいないだろうなと思って歩いて行きました。

イメージ 2

初めに出会ったのはハシブトガラス。これもなかなかこちらを見てくれません。近づくとすぐに逃げてしまいます。

イメージ 3

池の中にはミシシッピアカミミガメ。こんなもんだろうなと思いながら、野鳥の森に行ってみました。望遠レンズを持った方もちらほら。でもヒヨドリの鳴き声ばかりであまり鳥の姿は見えません。

森を出たところで、エナガの群れがいました。眺めていると、ちょっと変わった鳥がじっと枝にとまっていました。

イメージ 1

イメージ 4

どうやらコサメビタキです。しばらく止まっていては、また茂み入るというのを繰り返していました。

イメージ 5

イメージ 6

目がぱっちりして可愛いですね。

近くではエナガも飛び回っていました。

イメージ 7

虫を引っ張っています。

イメージ 8

そして、捕まえました。

イメージ 9

もっといないかなとのぞきこんでいます。

イメージ 10

最後は太陽の塔の黒い太陽です。

イメージ 11

こんな顔でした。

最近はあまり山を歩かなくなり、もっぱら、近くの川の土手で写真を撮っています。「里山の散策」が「土手の散歩」に変わってしまいました。

昨日も昼前に1時間ほど土手に行ってみました。土手に着くと、すぐ目の前の柵に鳥が止まりました。いつものホオジロかなと思って写したら、

イメージ 1

イメージ 2

ノビタキでした。ノビタキはいつも畑の真ん中付近にいて距離が遠かったのですが、この日はほんの5mほどの距離です。でも、3枚ほど撮ったところで、別のところに行ってしまいました。この辺りをちょこちょこ飛び回っているみたいです。

イメージ 3

川にはコサギがいて、しきりに魚を捕っています。カメラを向けたら急に警戒し始め、どこかに飛んでいってしまいました。

土手はセイタカアワダチソウの花で満開です。そこにたくさんのアブやハチが来ていました。

イメージ 4

こちらはオオハナブです。目の模様が面白いですね。

イメージ 5

これはキゴシハナアブ。これも目が面白い。

イメージ 6

それにミツバチです。これはニホンミツバチかな。

イメージ 7

気がついたらズボンにこんなハエが止まっていました。セスジハリバエです。

イメージ 8

手で払ったら、近くの草の穂に止まりました。どうも虫に好かれているようです。

イメージ 9

草むらにはこんな虫も。図鑑を見ると、モンキアワフキに似ているような。

イメージ 10

それからトノサマバッタです。

イメージ 11

それとクビキリギスの幼虫です。キビキリギスは成虫越冬なので、これから晩秋にかけて大きくなるのかな。

イメージ 12

土手を離れ、用水路脇の小道に行ってみました。メヤブマオがあったのですが、毛虫がいっぱいです。おそらく、キシタアツバという蛾の幼虫です。

イメージ 13

すぐ隣にあるカラムシにはこんな大きなフクラスズメの幼虫が、これまたいっぱいです。

イメージ 14

タンポポの花にはクロヒラタアブが来ていました。

イメージ 15

そしてこれはホソヒラタアブ。

イメージ 16

カラスウリの実はこんなに赤くなっていました。

これで散歩は終わりで家に戻ったのですが、戻ってから見たらびっくり。

イメージ 17

今度はこんな毛虫がズボンについていました。シャクガの幼虫でしょうね。よほど虫に好かれてますね。

先日から、家の近くの川の土手で小さな昆虫ばかりを撮っていたのですが、この日は少し大きめの虫も撮ってみました。

イメージ 1

土手はイヌタデの花でいっぱいです。そのイヌタデにトックリバチが来ました。

イメージ 2

イメージ 3

ずいぶんごつい大顎で、小さな花に食いついています。

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

こちらはスズバチ。交尾をしようというのでしょうね。2匹が重なっています。見ていると、このまま飛び上がりました。重なったままでも飛べるのですね。

イメージ 7

いままで、小さなアブやカメムシを撮っていた時はあまり気が付かなかったのですが、チョウも結構いますね。これはアカタテハです。

イメージ 8

そして、ベニシジミ。

イメージ 9

それから、テングチョウです。

イメージ 10

バッタの仲間もいました。これはコバネイナゴでしょうね。

イメージ 11

それにクルマバッタモドキです。

イメージ 12

それでも、小さなものもちょっと気になります。ヒメジョオンの花を見てみると、やはり小さなクモがいました。おそらく、ハナグモの幼体でしょうか。

イメージ 13

帰りにクズの葉っぱを探していると、こんな大きなイモムシが。調べてみると、これはトビイロスズメというスズメガの幼虫のようです。

イメージ 14

イメージ 15

そして、いつものキバナコスモスにはやっぱりツチバチが来ていました。これはキンケハラナガツチバチかな。今頃はハチが面白いですね。

家の近くに小さな川が流れているのですが、その土手には今時分イヌタデやヒメジョオンなどがいっぱい咲いています。その花に集まる虫を撮ってみようと思って、ブラっと行ってみました。

イメージ 2

行く途中にキバナコスモスがいっぱい咲いているところがあるのですが、そこにはいつもハチがやってきています。今日はこのツチバチの仲間がやってきていました。これはヒメハラナガツチバチでしょうか。

イメージ 1

ルリチュウレンジと思われるハチもいました。しばらく待っていたのですが、ちっともこちらを向いてくれないので、後ろ姿だけになってしまいました。

イメージ 3

イメージ 4

土手に着くとアカトンボがいました。これは両方共アキアカネですね。

イメージ 5

イヌタデには小さなヒラタアブがいたのですが、この間撮影したので、この日はパスです。草むらに座って回りを見渡してみると、いろいろな虫がいます。これはヒメジョオンに来ていたカメムシです。家に戻ってから調べてみてコアオカスミカメあたりだと思ったのですが、似た種がほかに2種いるとのことで、翌日もう一度行って採集してきました。前日見た種と同じかどうかは分かりませんが、そちらはウスモンミドリカスミカメでした。これもそうかな。

イメージ 6

こちらはもっと小さなカメムシです。脚に黒い点々があるのが目立ちます。調べてみると、コミドリチビカスミカメというカスミカメムシの一種のようです。上の種もこの種も共にキク科の植物につくということです。

イメージ 7

花には無論クモもいたのですが、カニグモの仲間というだけで、名前までは分かりませんでした。

イメージ 8

こちらはササグモでしょうね。

イメージ 9

アメリカミズアブというちょっと大型のハエもいました。

イメージ 10

シラホシトリバというこんな変わった蛾もいました。この蛾が飛んでいると、まるで金色の小さな玉が飛んでいるみたいで本当に幻想的です。

もう少し撮りたかったのですが、草むらに座っているとやたら蚊が多くて、あちこち刺されていしまい、ほうほうの体で退散しました。

ビオトープとは別に、昨日は家の周りも歩いてみました。主に、川沿いと用水路沿いです。

家を出てすぐのところでエナガの群れに出会いました。

イメージ 1

数はたくさんいるのですが、ちょこちょこ動き回り、さらに、逆光なのでうまく写せません。

イメージ 2

イメージ 3

そのうち、すぐ目の前のキンモクセイの中からも顔を出しました。わずか1メートル半ほどの距離でしょうか。あまりにとっさのことで露出補正を直す暇がなく、慌ててしまって焦点が甘くなってしまいました。

イメージ 4

同じ所からメジロも顔を出しました。

エナガに驚かされた後はあまり鳥はいなくて、もっぱら虫撮りになってしまいました。

イメージ 5

キバナコスモスにツマグロヒョウモンが来ていました。

イメージ 6

タンポポにはチャバネセセリが来ていました。

イメージ 7

イメージ 8

そして、コシロノセンダングサにはイチモンジセセリがきて、盛んに吸蜜していました。

イメージ 9

ヤマトシジミは翅を開くと本当に綺麗ですね。草むらの中でひときわ青が目立ちます。

イメージ 10

イヌタデの花に止まったマユタテアカネには清楚な美しさがあります。

イメージ 11

ミヤマアカネも真っ赤になっています。翅の色も何だか濃くなっている感じですね。

イメージ 12

橋の下に立派なジョロウグモがいました。今頃の季節は多いですね。

イメージ 13

草むらを動いているのはクサキリでしょうか。ヒメクサキリとの区別がよく分かりませんが。

イメージ 14

こちらはショウリョウバッタです。

イメージ 15

土手に大きな白いタデが咲いていました。何だろうと思って写したのですが、オオイヌタデなのですね。

イメージ 16

帰りにふと見ると、カラスウリの実が黄色くなっていました。

↑このページのトップヘ