里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年08月

昨日、ハチの撮影に散策に出かけたのですが、そのときに見たハチ以外の虫や花の写真です。

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歩いたところが川の土手と用水路脇のあぜ道だったので、トンボが結構いました。これはショウジョウトンボ♀です。

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オオシオカラトンボも畑の脇のロープに止まっていました。

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イトトンボもいました。胸の部分が黄色で、胴体が青色で大変結構綺麗です。図鑑を見ても、名前がなかなか分かりませんでした。おそらく、クロイトトンボの♀かなという感じです。

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こちらは間違いなくクロイトトンボだと思います。

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ハチを撮影しているときに、すぐ近くのカラムシにアカタテハが止まりました。

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ベニシジミや

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ヤマトシジミもいました。

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そのほか、マメコガネもヤブガラシにたくさんいました。

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そして、アオメアブです。

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いつもの土手の石垣のところではこんな甲虫がいました。おそらく、セスジナガキマワリだと思います。

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大きなアリが小さなアリ2匹にまとわりつかれて大変そうでした。でも、不思議と大きな方が劣勢でした。こんなに大きさが違うのに・・・。

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水を張った畑にはこんな白い花がいっぱい咲いていました。名前を忘れてしまったのですが、昨年の記事を見ていたら思い出しました。ウキアゼナというゴマノハグサ科の帰化植物です。原産は北アメリカで、熱帯魚用の水草が逃げ出して広がったようです。

昨日の午前中、ハチの撮影に行ってきました。場所は家の近くに川が流れているのですが、その土手です。ここはいつの間にか公園になっていて、バーベキューなどができるようになっています。

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土手にはヤブガラシの花が咲いていて、そこにいろいろな種類のハチが来ていました。でも、どのハチもじっとしてくれなくて、止まってはすぐに移動するので、写真はみなぶれてしまっています。

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小さなアシナガバチがいました。コアシナガバチかなと思ったのですが、前伸腹節(胸の後ろ)の部分に黄色の縦紋がありません。他の特徴はよく似ているのですが、よく分かりません。

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これはフタモンアシナガバチで、やはり小型のアシナガバチです。黒と黄色のコントラストが綺麗なので、ちょっと惹かれるハチです。

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大型のセグロアシナガバチも来ていました。このくらい大きいと、近寄ってこられるるとちょっと恐怖感を感じます。

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オオスズメバチもいました。これは遠くから望遠で写しました。(追記:腹部末端が黒いのでヒメスズメバチのようです)

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スズメバチ類のほかにツチバチの姿も見えます。こちらはハラナガツチバチかなと思われる個体です。触角が長いですね。これは♂の方です。

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これもツチバチの仲間ですが、ヒメハラナガツチバチの♂だと思います。もう一本の触角は隠れているだけです。

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アメリカジガバチもいました。

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こちらはヒメジョオンの花に来ているところです。棒のような部分は腹の一部で腹柄節と呼ばれますが、本当に細くて長いですね。これで栄養が腹にも届くのでしょうか。

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こちらはハッカの花に来ているヒメハラナガツチバチの♀です。

まだまだハチはいたのですが、とにかくじっとしてくれなくて、この日は大物ばかりを写しました。

このごろは暑いですね。ちょっと出かける気がしなくて、家でぐずぐずしていたのですが、昨日はちょっとましだったので、2時半頃から家の近くを歩いてみました。特に、目的はなかったのですが、家を出るとすぐにセミがうるさく鳴いているのに気がつきました。そうだ。今日はセミを撮ってみようと思って、撮り始めました。

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まず、ニイニイゼミ。これは簡単でした。

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続いて、アブラゼミ。これもすぐに見つかりました。ついでにクマゼミが鳴いているので、写そうと思って探したのですが、どうしても見つかりません。林の中ではミンミンゼミも鳴いているのですが、林の中に入る元気もありません。さらに、遠くの方ではツクツクボウシの声も。結局、セミはこの2種だけであえなくギブアップです。

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川に向かって坂を降りていくと、この間のセンニンソウに加えて、クサギが咲いていました。

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川に着くと、川辺のクズの葉に小さい虫がついていました。早速、接写で写してみました。メダカナガカメムシというカメムシの仲間で、昨年も8月14日にたくさん見ていました。図鑑によると体長は2.5mm内外。それにしても、野外での接写は難しい。風で葉がゆらゆらするので、何度撮ってもピントが合わなくて・・・。このカメムシ、翅が小さいので幼虫かなと思ったのですが、これで成虫のようです。

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川の土手はいつの間にか公園になったようです。立て札が立っていました。そこを虫を探してぶらぶら歩いてみました。ウラギンシジミがいました。

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ササの葉にはセスジスズメが止まっています。

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それにカマキリもいました。これはまだ幼虫ですね。翅がやけに短いです。名前はなんというのでしょう。

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バッタも飛び回っているのですが、なかなかうまく撮影できません。フェンスにショウリョウバッタが止まっていました。

土手を歩いていつもの石垣のところへ行ってみました。ここでは小さな虫がよく見つかります。

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でも、この日はアリがいるだけで、なかなか他の虫は見つかりません。やっとノミバッタが見つかりました。上のアリはクロオオアリです。(追記2021/06/21:津守さんから、2020/12/31に「下から9枚目の写真のノミバッタは、複眼の縁に白い模様(スジ)が見えるので、新種のマミジロノミバッタ(Xya leucophrys)の可能性が高いです。マミジロノミバッタの新種記載の情報は、日本昆虫分類学会の公式twitter(午後0:25 · 2020年12月30日の投稿)で確認できます。」というコメントをいただきました。貴重な情報をどうも有難うございました

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ヒシバッタもいたのですが、図鑑を見ても似た種が多くて、それ以上の名前が分かりませんでした。

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土手を離れて、用水路沿いを歩いてみました。この道はあぜ道みたいに狭いのですが、何となく気持ちのよい道です。ウスバキトンボがいっぱい飛んでいるのですが、なかなか止まってくれません。やっと止まっている個体を見つけました。ウスバキトンボはいつもこんな風に斜めに止まりますね。

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おや、珍しく水平に止まることもあるんだと思って近づくと、こちらはショウジョウトンボのようです。

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用水路ではハグロトンボがいっぱいいました。

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でも、そのほかにはヤマトシジミくらい。

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畑の方に行ってみました。このあたりの畑は、何年か植えると水を張って畑を休ませているようです。そんな場所が何箇所かありました。水辺でハチがしきりに何かしています。腹柄が黒いので、おそらくアメリカジガバチです。名前の通り、戦後、米軍の物資について日本に入ってきたハチです。

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ヤブガラシの花にはハチがいっぱいやって来ていました。一瞬、花に止まってはすぐに移動するので、なかなかうまく撮れません。ちょっとおっとりとしたハチだけがうまく撮れました。これはクロアナバチというようです。

わずか1時間ちょっとの散策だったのですが、全身汗びっしょりになりました。今度はヤブガラシの花に来るハチでも撮ろうかなぁ。

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