里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年07月

最近、散歩にまったくいかなくなりましたね。暑いこともあるのですが、いつもいる虫ばかりでちょっと飽きたこともあります。でも、やはり歩いた方が健康にはいいし・・・というわけで、家の近くを歩いてみました。

この日は接写レンズを持っていきました。接写レンズを持つと、不思議と小さなものばかり気になってきます。川の土手を歩いていると、以前、よく行った石垣のところにやってきました。たくさんのアリに混じって、初めに気がついたのがこのクモでした。

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シラホシコゲチャハエトリというハエトリグモの仲間です。背景が土なので目立ちませんが、結構見栄えのするクモです。図鑑によると体長は2.5-3.5mm。

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次はこの虫です。図鑑で見ると、ノミバッタよりマダラノミバッタの方が似ているような。マダラノミバッタは南西諸島に分布するのですが、兵庫・大阪でも採集されているというので、ひょっとしたら可能性があります。体長は4-5mm。

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石垣にこんな虫がいました。といっても、この写真ではどこにいるのか分からないと思いますが・・・。

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拡大するとこんな奇妙な虫になります。図鑑で調べると、アワダチソウグンバイという種に似ている感じです。しきりに体を振動させながら、移動しています。体長は3mmくらい。

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石垣にはバッタもいました。模様が面白かったので撮ったのですが、これもショウリョウバッタみたいですね。

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これはエンマコオロギの幼虫かな。

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そして、これはトノサマバッタの幼虫でしょうか。

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土手にはヒメジョオンかハルジョオンの花がいっぱい咲いています。そこに小さなハチたちがやってきていました。そこで、今度はハチを撮ってみました。ハチは名前がほとんど分からないので、写真だけ。

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最後のハチは眼が大きく、体が光っていて結構綺麗でした。ちょっとアップで撮ってみました。

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かなり太い口吻を花の中に突っ込んでいます。面白いですね。でも名前は分かりません。

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カメムシもいました。頭が黒いので、ヒメオオメカメムシかもしれません。図鑑によれば体長は3mm内外。

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もっと小さな虫もいました。アザミウマの仲間です。名前は分かりませんが、大きさはだいたい1.5-2mm。踊っているみたいですね。

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その他に撮影した虫です。セマダラコガネとウラギンシジミです。

歩いていると雨がパラパラ降ってきたので、途中で退散しました。でも、肉眼でははっきり見えないような小さい虫を拡大すると、思わぬ形だったり、模様だったりして、大変面白かったです。

昨日は久しぶりに家の周りを歩いてみました。しばらく歩いていなかったので、この日は近場だけにして、川沿いの土手といつもの用水路沿いのあぜ道を歩いてみました。

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歩き始めてすぐに、近くの藪の中でカゲロウを見つけました。翅が半透明なので亜成虫ですね。眼が大きいので♂かな。それに尻尾が二本なのでヒラタカゲロウかも。

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川沿いの土手はすっかり草が刈られ、その後にハルジョオンかヒメジョオンが伸びていました。その花には小さなカメムシがいっぱいいました。おそらくヒメナガカメムシですね。

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口吻を伸ばして蜜を吸っているようですね。

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ペアになっているものもたくさん見られました。

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その横の花にはもっともっと小さな虫もいました。

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拡大するとこんな虫です。アザミウマです。小さな翅が見えますね。

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花にはもっと大きなカメムシもいました。ブチヒゲカメムシです。

土手から、いつもの用水路脇のあぜ道を歩いてみました。

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用水路脇にはヤブカンゾウがたった一株だけ咲いていました。

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田んぼには水が張られ、トンボが飛び回っています。そのうち、大きなトンボが近くの杭に止まりました。ちょうど真後ろになってしまったのですが、おそらく、コオニヤンマだと思います。

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ショウジョウトンボもいました。

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それに、オオシオカラトンボです。

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用水路沿いを歩いていると、こんなトンボもいました。尻尾の部分の形状から、たぶんキイロサナエかなと思います。

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ハグロトンボもたくさんいました。ペアになっているのも何組か見られました。

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帰りに水辺を覗いてみるとこんなトンボがいました。生まれたばかりのようで、どこか弱々しさを感じます。眉に黒い点があるので、おそらくマユタテアカネでしょうね。

近くを歩いたのですが、結構、トンボがたくさん見られました。


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