里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年04月

近くの伊丹市昆虫館の放蝶園に行ってきました。以前は、放蝶園なんて人工的なもの・・・と思ってあまり行かなかったのですが、行ってみると、熱帯の花が咲き、チョウは飛び回り、まるで地上の楽園のようでした。結局、沖縄のチョウを夢中で撮影していました。

イメージ 1

まず、コノハチョウです。初めは壁やガラス窓に止まっていたのですが、そのうち、地面に下りてきて翅を広げました。色がとても綺麗です。

イメージ 2

イメージ 3

見る角度で青く光ったり光らなかったり。不思議なツマムラサキマダラです。

イメージ 4

イメージ 5

リュウキュウアサギマダラも翅を開くと水色が大変美しいです。

イメージ 6

これはスジグロカバマダラです。

イメージ 13

それにカバタテハです。

イメージ 7

イメージ 8

沖縄や奄美でなかなか撮影できなかったツマベニチョウも、ここではラクラクです。

イメージ 9

イメージ 10

これはクロテンシロチョウ。初めて見ました。

イメージ 11

ジャコウアゲハはたくさんいたのですが、ほとんど翅が破れていました。これは綺麗な個体です。

イメージ 12

ゴマダラチョウは特にたくさんいました。ゆったりと飛んでとても優雅です。

イメージ 14

放蝶園の中では、あちこちでチョウが飛び回っています。

イメージ 15

アタックするツマベニチョウの♂です。でも、♀に交尾拒否されています。

イメージ 16

カバタテハも拒否されています。

イメージ 17

オオゴマダラは成功した模様です。放蝶園にいるといろいろなドラマが見られました。

春になって、そろそろ虫が出始めました。花にやってきた虫、土手の石垣にいる虫に焦点を当てて、接写で撮影してみました。

イメージ 1

イメージ 2

ハナニラの花にビロードツリアブが来ていました。

イメージ 3

イメージ 4

長い口吻の先を瞬間的にパッと開いては、花粉を摘んでいる様子です。その様子が面白くて、近づいて写してみました。

イメージ 5

イメージ 6

オオイヌノフグリにはヒラタアブの仲間が来ていました。雄しべを前脚で手繰り寄せ、その先に口吻をつけている様子です。

イメージ 7

イメージ 8

タンポポの花にはハチが来ていました。上はセイヨウミツバチ、下は名前が分かりません。からだ中、花粉だらけになっています。

イメージ 9

タンポポには甲虫も来ていました。モモブトカミキリモドキです。やはり花粉だらけになっています。

イメージ 10

川の土手に小さな石垣があるのですが、ここは私のお気に入りの観察場所です。あちこちにアリの巣があるのですが、その近くでは決まってアオオビハエトリという小型のクモが陣取っています。正面から見るとグロテスクですが、

イメージ 11

横からみると結構綺麗な色をしています。

イメージ 12

イメージ 13

アリの巣の近くにはアリグモもいます。こちらはアリを食べようというのではなくて、アリの姿に似せて身を守っているといわれています。

イメージ 14

イメージ 15

その近くにはこんな虫もいました。体長4-5ミリの小さな虫です。調べてみると、フタホシメダカハネカクシ、あるいは、ホソフタホシメダカハネカクシという甲虫のハネカクシの仲間のようです。翅の部分に橙色の星あるのでこんな名前になったのでしょうね。それにしても、これが甲虫だとは思えませんね。

一年ぶりに淡路島のイングランドの丘に行ってきました。春休みとあって、子供連れで賑わっていました。私はカメラを持って、もっぱら鳥のいるところと花壇をうろうろとしていました。

アカハシコサイチョウは昨年もいたのですが、あまりうまく撮影できなかったので、今年は少し粘ってみました。そうしたら新顔のギンガオサイチョウもいることが分かり、俄然、やる気が出てきました。

イメージ 1

アカハシコサイチョウは初め見たときには、どこにいるのか分からなかったのですが、二度目に行ってみるとお気に入り(?)の横木に止まっていました。首を伸ばしたと思えば、

イメージ 2

こんな首を縮めた格好もします。本当に可愛いですね。昨年より、嘴の赤色が鮮やかです。

ちょっと動きがなくなったので、周りを見渡すと、

イメージ 3

オリの向こう側に変わった鳥が止まっているのに気が付きました。

イメージ 4

やがて茂みをバサバサさせながら近づいてきました。

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

すると、大きな羽を広げて、やはりお気に入りのリングに止まりました。こんな鳥はいたかなと思って周りを見渡すと、

イメージ 8

こんなにわかづくりの看板が出ていました。ギンガオサイチョウというのですね。嘴の上の大きな白い突起が空洞だということを初めて知りました。家になぜか置いてあるアフリカの鳥の図鑑を見ると、似たような種類がたくさんいて、白い羽の分布が少しずつ違うようです。この鳥は、Silvery-cheeked Hornbillといって、腹の部分が少しだけ白いのが特徴です。嘴の突起は雄では大きく、雌は小さいので、これは雄の方ですね。

イメージ 9

広いオリの中で、向かい側の小屋の屋根とこのリングの間を何度も往復していました。

もう一度、オリに寄った時には、アカハシコサイチョウが地面に降りていました。

イメージ 10

イメージ 11

やはりこんな嘴だと、地面に落ちているものを食べるのは大変なようです。頭を斜めにして何とかつまもうとしています。

イメージ 12

やがて、首を縮めてレンガの上でじっとしてしまいました。動きは少ないのですが、動画でも撮ってみました。


よく見ると、上嘴の方が短いのですね。久しぶりのイングランドの丘でしたが、2羽のサイチョウのお陰で十分楽しめました。

すっかり春になってきました。家の近くを歩いても、いろいろな花に出会えるようになりました。今日はそんな花を少し写してみました。

イメージ 1

イメージ 2

日陰で小さな花を咲かせているヒメウズです。拡大して見ると、意外に可愛いですね。

イメージ 3

目立たないセントウソウも拡大して見ると、こんなに華やかです。

イメージ 6

イメージ 4

イメージ 5

畦道沿いにはアマナも咲いていました。アマナの花を見るのは久しぶりです。

イメージ 7

これはハコベ。

イメージ 8

そして、ムラサキケマン。

イメージ 9

それに、オオイヌノフグリ。

イメージ 10

イメージ 11

最後に、これはスグリの仲間のヤブサンザシでしょうか。林の隅でひっそり咲いていました。

↑このページのトップヘ