里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2013年09月

昨日の「里山の散策 花がいっぱい」の続きです。9月になり、私の住む里山には花がいっぱい咲き始めました。それにつられて、チョウやハチも多く見られるようになりました。

この日は、まず、河原に行ってみました。

イメージ 1

橋の上から眺めていると、クズの葉の上でコムラサキがじっと止まっているのが見えました。近くにヤナギの木もあるのですが、この木の周辺でも別の個体が飛び回っています。

イメージ 2

河原では、いつもの「ヤブガラシ」レストランは閉店間際で、代わりに「ママコノシリヌグイ」レストランが開店していました。小さなハチはほとんどこの新しいレストランにやってきていました。これはトックリバチです。

イメージ 12

綺麗なセイボウもやってきました。ひとところにじっとしてくれないので、写真はなかなか大変です。(オオセイボウのようです)

イメージ 13

しかし、大きなスズメバチやアシナガバチは相変わらず、わずかに残ったヤブガラシの花に集まっていました。これはフタモンアシナガバチです。

イメージ 14

土手の上を歩いていると、キアゲハがエノコログサの穂に止まっていました。別に蜜を吸うわけでもなく、近づいても逃げません。休憩中なのでしょうか。

イメージ 15

キクイモの花にはアゲハが来ていました。一所懸命に蜜を吸っています。「キクイモ」レストランも大々的に開店していたのですが、意外にお客は来ていませんでした。

イメージ 7

キバナコスモスもたくさん咲いていたのですが、このレストランも不調です。クマバチだけが来ていました。

イメージ 8

意外に好調だったのが、「ヌルデ」レストランです。このレストランには多くのハチと、そして、ミドリヒョウモンが来ていました。高い所で咲いていたので、近寄ることができなかったのが残念です。

そのほかの虫たちです。

イメージ 6

クコの花にはヒメハラナガツチバチが来ていました。

イメージ 16

これはツバメシジミです。

イメージ 17

キマダラセセリです。

イメージ 18

残念ながら、このハチの名前は分かりませんでした。(アメリカミズアブみたいです)

イメージ 19

小さな小さなハエですが、拡大して写してみました。名前は分かりません。

イメージ 3

これは蛾の仲間でマドガといいます。

イメージ 4

石垣に止まっていたハンミョウです。口がすごいですね。

イメージ 9

シラホシカメムシもいました。

イメージ 10

ミヤマアカネも何匹か見かけました。

最後に昆虫ではないのですが・・・。

イメージ 11

土手にあるブロック塀にアオオビハエトリがいました。

イメージ 5

葉っぱの上ではアリを捕まえた姿も見かけました。横から撮ろうとしたのですが、すぐにカメラ目線になってしまいます。少し粘ってやっと撮影出来ました。

すっかり秋になってしまいました。

そんな中、いつもの河原と畑を歩いてみました。今回は、行く道で咲いていた花を紹介します。

イメージ 1

河原にはツルボが咲き始めていました。この花の清楚な感じが好きです。

イメージ 2

河原にはママコノシリヌグイが一面に咲いていました。

イメージ 5

イメージ 6

キクイモも満開です。

イメージ 7

ひっつきむしになる、オナモミはまだこんな状態です。

イメージ 8

ヒガンバナの花ももう少しです。

イメージ 9

用水路沿いにはヨツバハギが咲いていました。

イメージ 10

水辺にはメヤブマオの花も咲いています。

イメージ 11

イメージ 12

水を張った田んぼには見慣れない花が一面に咲いていました。調べてみると、ゴマノハグサ科のウキアゼナという帰化植物だそうです。北米原産で、昭和29年に岡山で見つかってから、徐々に広がっているようです。

イメージ 3

これはホソバヒメミソハギという熱帯アメリカ産の帰化植物です。ミソハギ科の植物です。

イメージ 4

畑の畦にはニラがいっぱい咲いていました。

昨日の川西市黒川の里山散策の続きです。この日はたいへん良い天気で、トンボをたくさん見ることができました。

まずは、赤トンボから。

イメージ 1

顔から胴体まで真っ赤になったナツアカネです。

イメージ 2

こちらはメスでしょうか。胴体の上半分だけが赤くなっています。

イメージ 7

これはアキアカネのメスのようです。

イメージ 8

マユタテアカネも胴体は真っ赤になっています。

イメージ 9

マユタテアカネにはこんな翅の端が黒くなるものもいます。

イメージ 10

暗い林の中ではイトトンボの姿も見かけました。おそらく未成熟なホソミイトトンボではないかと思います。

イメージ 11

同じ場所にいたのですが、こちらはホソミオツネントンボだと思います。

イメージ 12

暗い林の中を歩いていると、突然、トンボが飛び上がり、近くの枝に止まりました。近寄っても逃げようとはしません。模様からミルンヤンマらしいことが分かりました。ヤンマの写真はなかなか撮れないので、ちょっとした収穫です。

次はバッタです。

イメージ 13

ツチイナゴの幼虫ですね。あちこちで見かけました。

イメージ 14

林道が開けて草原に近づくと、いろいろなバッタが飛び出します。これはトノサマバッタです。

イメージ 3

こちらはクルマバッタモドキです。

イメージ 4

そして、これはショウリョウバッタですね。

イメージ 5

林道が民家に近づくと、イボバッタも飛び出しました。

イメージ 6

そして、これはコバネイナゴですね。

写真は撮れなかったのですが、タマムシも飛んでいました。さすが、「日本一の里山」です。ちょっと歩くだけでいろいろな虫に出会えました。

昨日はよい天気でした。天気に釣られて思わず、先週に引き続いて川西市の黒川に行ってきました。

イメージ 1

イメージ 2

尻尾がとれてしまったのか、なくなってしまっているのですが、おそらくクロアゲハではないかと思います。クサギとクズの花に盛んに吸蜜に来ていました。

イメージ 10

アゲハは少し濡れた地面で吸水をしたり、

イメージ 11

キバナコスモスに吸蜜に来ていました。

イメージ 12

同じく、キタテハも水たまりの中の石に止まっていたり、

イメージ 13

ニラの花に止まっていました。

イメージ 14

コミスジは少なかったです。2時間歩いて、これ1匹。

イメージ 15

イメージ 16

代わりにセセリは多かったです。上はオオチャバネセセリ、下はコチャバネセセリです。そのほかにも、イチモンジセセリがたくさんいました。

イメージ 17

モンシロチョウは日向を飛び回るもの、日陰で止まったり飛んだりを繰り返しているものがいました。日陰の方は、ひょっとするとスジグロチョウかエゾスジグロシロチョウかもしれないと思って撮影したのですが、やはり、モンシロチョウのようです。

イメージ 3

変わった形をしていますが、これはトリバガ科のシラホシトリバという蛾です。翅が鳥の羽のようになっているので、トリバガと呼んでいます。この写真では鳥の羽のようになっている後翅は前翅の下に隠れています。

イメージ 4

小さな蛾はたいてい止まると葉裏に隠れてしまうのですが、これは地面に止まってくれたので、写すことができました。ツトガ科のヒメマダラミズメイガです。幼虫は水中で生活し、ウキクサやヒシ、スイレンなどを食草にしています。

ついでにそのほかに見た花も出してみます。

イメージ 5

これはヒルガオです。

イメージ 6

荒れ地にマルバルコウの花も咲いていました。熱帯アメリカ原産の帰化植物です。

イメージ 7

先日、マツヨイグサといって出した花ですが、枯れた花が赤くなっていなかったので、ひょっとするとメマツヨイグサの方かな。

イメージ 8

これはヤブミョウガです。公民館の庭に咲いていました。

イメージ 9

ベニバナボロギクはこんな感じになっています。周りに種がふわふわと飛んでいました。

3日前、兵庫県川西市の黒川という、「にほんの里山100選」に選ばれた地域を歩いた時に見た花です。

イメージ 1

綺麗な花ですが、アオイ科のヤノネボンテンカといいます。「日本帰化植物写真図鑑」第2巻によると、南アメリカ原産で、もともと園芸用で「高砂芙蓉」と呼ばれていたものが野生化したもののようです。黒川では林道沿いで一か所咲いているのが見つかりました。毎年、同じ場所で咲いています。

イメージ 2

アカバナ科のマツヨイグサの仲間が咲き始めていました。マツヨイグサの仲間にはオオマツヨイグサやメマツヨイグサなどもあるのですが、これはマツヨイグサかなと思っています。

イメージ 7

キンポウゲ科のセンニンソウです。あちこちに咲いていました。

イメージ 8

センニンソウと似た感じですが、葉の形がちょっと違います。同じ、キンポウゲ科のボタンヅルです。人家近くの荒れ地に咲いていました。

イメージ 9

ボタンヅルのすぐそばにクサギの花も咲いていました。この花にはアゲハチョウの仲間がやってくるので、しばらく待っていたのですが、雨が降っていたせいかジャコウアゲハみたいなチョウが一頭来ただけでした。

イメージ 10

シソ科のメハジキです。河原と林道沿いに咲いていました。独特の格好なので、よく目立ちます。高さが2m近くにもなる大きな草です。

イメージ 11

これはキク科のヒヨドリバナです。栗林に近い林道沿いに咲いていました。

イメージ 12

そのすぐそばには背の高いオミナエシ科のオトコエシが咲いていました。

イメージ 13

これはヒルガオ科のマメアサガオでしょうか。林道沿いにこっそりと咲いていました。北アメリカ原産の帰化植物です。

イメージ 3

これはナス科のヒヨドリジョウゴです。人家近くの空き地に咲いていました。

イメージ 4

キク科のタカサブロウです。あまり目立たない花ですが、水田の畦にたくさん咲いていました。

イメージ 5

この花が何だか分からなかったのですが、図鑑で調べてみると、トウダイグサ科のエノキグサでした。エノキグサというと葉のような総苞に包まれた花を思い出すのですが、それは雌花で、上に穂のように咲くのが雄花だそうです。

イメージ 6

水田の縁には、水生植物のオモダカ科のオモダカがあちこちに咲いていました。

この日はあいにくの雨模様だったのですが、その割にはたくさんの花が咲いていました。今週、もう一度行ってみるつもりです。

↑このページのトップヘ