里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2013年08月

暑い暑いと言って、ちっとも外出しないので、今朝は思い切って外出してみました。
午前9時過ぎに出かけてみると、日差しは強かったものの、風は少しだけ涼しく感じました。

いつもの河原では、虫は全体に少なく、カメムシがちょっと目についた程度でした。

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ヒメジョオンの花にはいろいろなカメムシがいます。これはブチヒゲカメムシです。

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小さなカメムシで、ナガカメムシ科のヒメナガカメムシだと思います。

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これはシラホシカメムシですね。(追記:小盾版が長く、革質部とほぼ同じ長さなので、マルシラホシカメムシだと思われます)

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クズの葉に黒いものがいっぱいついていました。何だろうと思って近づいて撮影してみると、どうやらカメムシのようです。

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こんな小さなカメムシです。名前を調べてみると、メダカナガカメムシというようです。葉の裏にたくさんついているのは、交尾のためでしょうか。

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カメムシのほかにも昆虫はいました。マメコガネです。

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これはコアシナガバチですね。

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キバナコスモスに来ていたハチですが、ヒメハラナガツチバチではないかと思います。

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大きなヤママユがツツジの葉にさかさまになって止まっていました。

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これはウンモンオオシロヒメシャクという蛾の仲間です。葉に止まっていたのですが、白が目立っていました。翅の模様が見えるように、露出補正をすると周りがこんなに暗くなってしまいました。

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暑い中で花を見るとほっとします。これはミソハギです。あちこちで咲いていました。

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スベリヒユの花も拡大して見ると結構綺麗です。

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水辺ではユリが一輪咲いていました。テッポウユリに似ていますが、おそらくタカサゴユリの方だと思います。Wikipediaによると、テッポウユリは4-6月に咲き、タカサゴユリは8-9月に咲くとのことです。

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藻の上にハグロトンボが一匹止まっていました。何だか涼しげに見えます。

猛暑で外に出られないので、2年前のデータなのですが、「早起き比べ」の結果を出します。

1回目 2011年8月4日 晴
4:20 カエルの声がうるさく聞こえます。
4:25 空がうっすら明るくなりました。
4:41 ヒグラシが1匹鳴きはじめました。
4:43 ニイニイゼミが1匹鳴きはじめました。
4:48 ニイニイゼミとヒグラシの合唱になりました。
4:48 農家の人が働き始めるのか、車で畑にやってきました。
4:50 カラスが北へ移動を開始。コウモリが3匹西へ移動。
4:53 アブラゼミも混じっているのか、セミはかなりうるさく鳴いています。
4:57 ホトトギスの鳴き始め。
5:45 ミンミンゼミが鳴き始め、ヒグラシは鳴き止みました。
6:40 クマゼミが鳴き始めました。


2回目 2011年8月13日 少し雲がかかっているが晴
4:50 ヒグラシが鳴きはじめました。
4:51 ニイニイゼミが鳴きはじめました。
4:54 ニイニイゼミとヒグラシの合唱になりました。
5:03 アブラゼミの声が混じり始めました。
5:05 1羽のカラスが早く起きろというように鳴きました。
5:07 コウモリが1匹西へ移動。
5:09 カラスが14羽、北へ移動を開始。
5:22 ミンミンゼミが鳴き始めました。
6:24 クマゼミはすでに鳴いていました。


ちなみに2011年8月4日4時56分の明るさはこんな感じでした。

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暑さの中での散策は1時間以内と決めて、ため池と河原にだけ絞って歩いてみました。暑い中では、ため池の水を見ると救われるような気持になります。

ため池にはチョウトンボが3匹、優雅に飛んでいました。見ていると、いつも同じ場所に止まるので、そのすぐ近くで待ち構えて、止まるのを待っていました。

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近くで見ると、チョウトンボの翅は本当に綺麗ですね。しばし、暑さを忘れてしまいました。

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ため池の近くで真っ黒なバッタの幼虫がいました。何だろうと思って撮影したのですが、トノサマバッタの幼虫のようです。普通、緑色のイメージなのですが、こんな黒いものもいるのですね。

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マメコガネがいたので接近して撮影していたら、カメラを意識したのか、こんな格好になりました。

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これはニジュウヤホシテントウです。一面に白い毛が生えているのか、白っぽくなっています。

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いつもの河原に行くと、ヤブガラシの花にやはり蜂が来ていました。これは、コアシナガバチのようです。

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しばらく見ていると、スズメバチより大きなハチがやってきました。細い腹柄の前方が黄色の毛で覆われています。調べてみると、キンモウアナバチというようです。暑い中では虫は少なかったのですが、蜂だけは元気に飛び回っていました。

昨日の午前中、久しぶりに家の近くを歩いてみました。暑いだろうなと思ったのですが、不思議に気温は28度。太陽が雲に隠れ、風が吹くと、まるで秋のような感じさえしました。この日は、主に、川の土手を歩いてみました。

途中で見た花です。

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センニンソウの花がまだ1つ2つという状態ですが、咲き始めていました。

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これはヘクソカズラの花です。

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キバナコスモスは、崖のちょっとした空き地でだいぶ前から咲いています。おそらく植えてあるのだろうと思うのですが、最近はだいぶ野生化しているようです。

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川の土手につくとヤブガラシの花があちらこちらに咲いていました。その花をめがけて蜂がたくさんやってきます。これはキアシナガバチです。

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オオスズメバチも2,3匹やってきていました。怖いので、ちょっと離れた所から望遠で撮っています。(追記:腹部末端が黒いのでヒメスズメバチのようです)

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これはセグロアシナガバチです。

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綺麗な蜂なのですが、残念ながら名前が分かりませんでした。

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ドロジガバチの仲間です。普通のジガバチは地面に穴を掘って巣をつくりますが、この仲間は泥を固めて巣をつくます。キゴシジガバチ、アメリカジガバチなど似た種が5種ほどいるのですが、移入種であるアメリカジガバチが近いようです。アメリカジガバチは、細長い腹柄の部分が普通黒いのですが、学名で検索すると黄色の個体も見つかりました。どうやら黄色の出方に変化があるようです。

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クズの葉にはこんな蜂も止まっていました。腹が長く、胸部に黄色の紋があるので、おそらく、ヒメハラナガツチバチだと思います。

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水辺にはミヤマアカネが止まっていました。時々、飛び立ってはホバリングをするので、飛んでいるところも撮ってみました。

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脚を畳んで飛んでいます。シャッター速度1/1000秒で撮影すると、翅が止まって見えます。

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ヤブガラシの花にはアオスジアゲハも頻繁に来ていました。こちらも1/1000秒で撮影したものですが、前翅は動いてしまっていました。

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土手の先の方を見ると、アオサギが一羽じっとしているのが見えました。驚かすのも悪いと思って、そのまま引き返しました。

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