里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2013年05月

一昨日行った大阪の鶴見緑地の続きです。この日は、大池に沿って歩き、そのまま、風車の方へ行き、日本庭園・国際庭園を通って大池を一周しました。連休中で、園内は人、人、人。皆、思い思いに遊び、それに、シートを広げてお弁当を食べていました。

鳥は全般に少なめ。昨日書いたアオサギが営巣していたほかは、水辺の鳥としては、カルガモ、マガモ、カワウ、コアジサシ、それに、カイツブリ程度でした。

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カイツブリはいつ見ても可愛いですね。でも、ざっと見た感じではこの1羽だけ。コアジサシは時折池の上を飛んで、水に飛び込むのですが、残念ながら写真は皆ぶれてしまっていました。

そのほかの鳥では、スズメ、カラスsp、ドバト、キジバト、シジュウカラ、カワラヒワ、メジロ、ヒヨドリ、ムクドリなどでした。

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生き生き地球館の前の小川でカワラヒワが水浴びをしていました。

チョウは比較的数が多かったですね。種類としては、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、ツバメシジミ、ベニシジミぐらいでしょうか。特に、アゲハ類が目立ちました。キアゲハは今年初めて見ました。

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アゲハ類はなかなか止まってくれないので写真にならないのですが、この日は幸い、アゲハとアオスジアゲハが花に止まってくれました。

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トンボは、シオカラトンボとヨツボシトンボがいました。シオカラトンボは今年初めて。こんな街中でもヨツボシトンボはいるのですね。

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これはヒラタアブの仲間でしょうか。ネットで調べてみると、模様はケヒラタアブというのに似ています。

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これはホソヒラタアブでしょう。アブの仲間は黄色と黒の縞模様が綺麗なので、いるとつい撮影したくなります。

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アカバナ科のユウゲショウの花がたくさん咲いていました。いかにも日本的な感じのする花ですが、熱帯アメリカ原産の帰化植物です。

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大池の傍に咲いていましたが、名前は分かりませんでした。花博の名残りでしょうか。(追記:栽培種のアマ科のアマ(亜麻)かもしれません)

久しぶりに大阪の鶴見緑地に行ってみました。
昨年、同じ頃にいったら、木の上でアオサギが多数営巣していたので、様子を見に行ったのです。

行ってびっくり。

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木の上の巣はわずか1つしかありません。その代わり、

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池の真ん中に巣を作っているではないですか。
見物人が多数見守る中で、巣には幼鳥が3羽いるのが見えます。

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温和な感じの親鳥と違い、かなりの形相で幼鳥3羽がいるのが見えます。
ゲッゲッゲッといいながら、絶えず動き回っています。皆、餌を待っているのでしょう。

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そのうち、一羽の親鳥が飛んできました。

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幼鳥たちは大喜びです。ゲッゲッゲッと声を上げながら口を開けています。

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一羽ずつ餌を与えて、

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やっと少し静かになりました。

昨日、里山のトンボを見に行きました。川を渡り、そのまま山側に進むと、いくつかのため池があります。そのため池をめぐる散策です。気温は16度、平年より5度も低く、晴れているのに肌寒い一日でした。

どの池にもクロスジギンヤンマが飛び回っていましたが、不思議とイトトンボの姿は見かけませんでした。先月中ごろに行ったときには、ホソミイトトンボやホソミオツネントンボが飛び回っていたのに。

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行く道にはシオヤトンボはたくさんいました。上はメスかな、下は若いオスでしょうか。

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林の中を歩くとカワトンボが見られました。数はあまり多くありません。

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ため池にはまだ数は少ないのですが、ヨツボシトンボが出ていました。

サナエトンボがいっぱい見られる、いつもの池に行くと、これもまだ少数ですが姿が見られました。

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下の写真はフタスジサナエ、上ははっきりしませんが、フタスジサナエかオグマサナエです。

この辺りを調査している方に出会い、池の傍に案内してもらいました。そこで驚くような光景を見ました。水辺には羽化したてや羽化しようとするフタスジサナエが十数頭見られました。不思議なことに近づいてもどれもまったく動きません。

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羽化し始めて止まってしまったもの。

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羽化はしたけれど、羽が伸びないもの。

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羽化直後で翅は伸びているものの動かないもの。

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そして、もうすっかり成虫の形になっているもの。どれもまったく動きません。気温が十分でないのに、羽化したせいでしょうか。今年の異常気象はこんなところで影響を与えているようです。

晴れてはいたのですが、気温は16度。今どきにしては少し低めでした。ちょっと厚着をして、山側の道を歩いてみました。

歩き始めてすぐに、道をアオスジアゲハとジャコウアゲハが横切りました。

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草原に着くと、サトキマダラヒカゲが交尾しているところでした。ヒメウラナミジャノメも数多く飛んでいるのが見えました。

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モンシロチョウは少なく、むしろ、ツマキチョウをいっぱい見かけました。

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触角の長い小さな虫があちこちで飛んでいます。これは、クロハネシロヒゲナガという蛾の一種です。なかなか止まってくれないので、じっと待っていたら、ようやく止まってくれました。触角が長過ぎるので、よちよちとしか飛べません。体の何倍もある白い触角が目立っています。

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陽の当たるところに、アシブトハナアブが何匹か止まっていました。

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葉っぱにしがみついているのはジョウカイボンでしょうか。

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これはアカガネサルハムシです。実物はもっと綺麗なのですが、写真では色が黒っぽくなってしまいました。

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これはヤマトシリアゲです。

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用水沿いの道を行くとホタルガのような虫が飛んでいました。止まったところを写したのがこれで、トビケラの仲間のヨツメトビケラです。上の写真のように白い紋があるものと、下のように真っ黒なものがいました。

最後に、いつもの桜の木を見てみました。

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ちょっとびっくり。脱皮したばかりのヨコヅナサシガメの成虫が2匹もいました。それにしても脱皮したては真っ赤になるのですね。

トンボもいろいろといましたが、それについては、また、次回にします。

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