里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2013年04月

大阪府北部に妙見山があります。今は桜が満開で、大勢の人が散策に来ていました。

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ケーブルカーが桜の中を走っていきます。私はケーブルカーには乗らずに、妙見山のふもとを散策し、その後、黒川沿いの里山を歩いてみました。今回は昆虫が中心で、次回は植物にします。

川の傍を歩いていると、とにかくカゲロウの多いこと多いこと。帽子に止まったり、服に付いたり、とにかくいっぱいです。道に止まっているところを撮影してみました。

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長い2本の尾と、翅の模様から、おそらくヒラタカゲロウ科のクロタニガワカゲロウだと思われます。

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連結している個体も見られました。カゲロウの連結は初めてです。

チョウもたくさん飛んでいました。

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妙見山ろくではテングチョウが一番多かったですね。地面に止まっていたり、高い木の枝に止まっていたり、あちこちで飛び回っていました。

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アカタテハもかなりいました。

ときどき、白いチョウがひらひらと飛ぶので、近づくとツマキチョウでした。

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畑でも見かけたのですが、なかなか止まってくれなくて、辛うじて撮れたのはこの写真だけでした。黒川沿いの里山を歩いていると、黒いセセリチョウが飛び回っていました。やはり、なかなか止まってくれなかったのですが、やっと一頭だけ近くに止まってくれました。

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ミヤマせせりです。このほか、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、モンキチョウ、キタテハ、ルリシジミ、コツバメが見られました。

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この間から撮影しているビロードツリアブもたくさんいました。ハクサンハタザオの花の吸蜜をしています。

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これもアブの仲間で、アシブトハナアブかなと思っています。

同じ里山といっても、いつも歩いている里山とは異なり、妙見・黒川周辺はずっと山深い感じがしました。

桜が満開になり、すっかり春になってしまいました。鳥が少なくなり、次第に、接写レンズを持ち歩くことが多くなります。レンズを望遠から接写に替えると途端に、視線が下の方に向いてしまいます。すると、今まで気が付かなかったような小さな虫が次々と見えてきます。

川の土手に小さな石垣があります。そこが今日の舞台です。

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大きさがわずか3mmほどの小さな小さなハエトリグモです。普段だったら絶対に気が付きません。上の3枚はオスで、下の1枚がメスです。小さい割に頻繁にぴょんぴょんと飛んでしまうので、写真を撮るのは意外に大変です。でも、拡大して見ると、オスは結構綺麗です。

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これも綺麗な模様ですが、アオオビハエトリです。まだ子供なのか、アリよりも小さな体なのですが、一人前にアリを狙っています。アリに対峙するときは写真のように前足を上げます。しかし、アリの方はそれほど気にしていません。アリが近くにやってくると、一目散に逃げてしまいます。でも、アリが通り過ぎようとすると、後ろから近づいていきます。こんなやりとりがずっと続けられていました。

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