河原に沿って土手があり、その上に作られた小さな石垣にアリがいました。もうアリが活動しているのかなと思って、近づいてみるとどうも雰囲気が違います。


良く見るとアリではないようです。そもそも脚の数が違います。これはアリグモというハエトリグモ科のクモの一種です。

顔を見るとアリとはずいぶん違うのですぐに分かりますが、ちょっと見ただけではほとんど区別がつきません。


近くに別の種類もいました。図鑑で調べてみるとヤガタアリグモという種に似ています。
アリグモがなぜアリに似た格好をしているか調べてみました。それによると、からだをアリに似せて近づき、近づいたアリを食べるというわけではなく、むしろ、アリに似せることで身を守っているということです。アリはハチの仲間で、噛んだりするからでしょうか。