里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2012年12月

今日は、服部緑地に鳥見に行ってみました。家から近いところにあるのですが、ずっと行っていなくて、おそらく20年ぶりぐらいになるかもしれません。今日は第4駐車場に車を置いて、まず、新宮池をちょっと見て、その後、都市緑化植物園に行き、その後、菰ヶ池に寄って、また、新宮池の周りを歩いてみました。

新宮池には、ハシビロガモ、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、カイツブリ、アオサギ、コサギ、カワウなどがいましたが、ゴイサギが多いのには驚きました。

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ゴイサギは、私の住んでいるところでは最近全く見なくなりました。
新宮池には幼鳥を含めて5-6頭はいる感じでした。

池の周りの木には、ウグイスが独特のジャッジャッというような声で枝から枝へ飛び移っていました。じっとしてくれないので、なかなか写真が撮れなかったのですが、わずかにピントの合った写真がこれです。

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ハシボソガラスが柿(?)の実を加えて近くの枝に止まりました。
何か餌を得たと思ったのか、別のカラスも近くにやってきました。

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池を離れ、都市緑化植物園に行ってみました。
植物園は木が多いので、木々の間を小鳥たちが飛び回っていました。

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シジュウカラです。

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ヒガラもいました。この間、宇治市植物公園で見てから、たびたび見るようになりました。

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キクイタダキです。私の住んでいるところでは全く見たことがありません。以前、双眼鏡だけで観察をしていたときに、甲山で見たことがあったのですが、今回が撮影の初挑戦です。体が小さい割に、高い木の枝をちょこちょことこまめに動き回るので、シャッターを何度も切ったのですが、ほとんどピンボケで、ピントが合ったのはこの写真だけでした。

その後、菰ヶ池に行ったのですが、釣り人だけで鳥は全くいませんでした。
仕方なく、新宮池に戻ってきて、池の周りを歩いてみました。

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池の傍らの木の枝にカワセミが止まっていました。かなり近くの枝だったのですが、じっとしてくれたので写真はまあまあうまく撮れたました。地面にうずくまるようにし、藪に隠れながら写真を撮っていると、いきなり人が近付いて来て、「カモを撮っているのですか?」と声をかけられたのにはびっくりしました。カワセミが逃げないかヒヤヒヤでした。

いつも川沿いを歩いているのですが、今日は途中から川を離れ、山へ向かって歩いてみました。ジャンバーを着て歩いていると汗ばむような陽気でした。山に入って、まず気が付いたのはフユイチゴでした。

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日蔭で、こっそりと赤い実をつけているような感じでした。この実、結構おいしいのですが、今日は食べずに見るだけにしました。餌のない冬に実ができると、さぞかし鳥や獣にはよい餌になるのだろうと思うのですが、食べている姿は意外に見たことがありません。むしろ、自然観察会なんかがあると、参加者がみんな一粒ずつ試食するので、一気になくなってしまいますね

道は曲がり、山に沿ったゆるやかな山道に変わりました。ここかしこで、ヒヨドリが群れてうるさく鳴いています。センダンの木に、次々にやってきては実を食べている様子です。そのうち、近くの枝に一羽の小鳥が止まりました。

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ジョウビタキのメスです。あぁ、ジョウビタキかと思って、そのまま通り過ぎようと思ったのですが、意外に逃げません。しきりに尾を振ってこちらの気を引いている様子なので、思わずシャッターを押しました。

山の中で写真を撮るのは大変です。枝が邪魔をするし、高いところの鳥を撮ると逆光になったりして・・・。

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これはアオジです。

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モズも枝の間からやっと顔を見せてくれました。

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イカルも鳴いていたのですが、これはシメのようです。

民家が見えてくるようになると、

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木の枝の先端にホオジロがいました。近くまでいったのですが、この鳥も意外に逃げません。

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電線にはカワラヒワが止まっていました。

民家の庭から逃げてきたのか、道端で奇妙な花が咲いていました。

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家に帰ってから調べてみると、ウキツリボクというブラジル産の花のようです。

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最後にサンシュユの赤い実です。今日はいつもより長く歩いたので、少々くたびれました。




気温は9度。歩いていると汗ばむような陽気でした。お昼前、その陽気に誘われて散歩に出かけました。河原の笹やぶでは、ここかしこで「チチッ」、「チチッ」という声がしています。木のてっぺんでも鳴き声がします。

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ホオジロです。暖かいのが嬉しいのか飛び回っていました。

今日は石伝いに小さな川の中ほどまで行ってみました。するといつもは見えない崖に赤い実がなっているのに気が付きました。

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独特の実の形から、この間、植物園で見たサネカズラに間違いないと思いました。こんなところにあるとは思いもよりませんでした。青々とした葉っぱの中に、赤くて丸い実が点々と付いています。今日はそのほかにも、いくつか赤い実を見ました。殺風景な冬景色の中で赤い実は目立ちます。

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クコの実です。小さい木なのですが、鈴なりになっています。太陽の光に透けて色が一層鮮やかになりました。

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だいだい色のカラスウリの実も残っていました。

川から離れて畑の中を歩いていると、いきなりキジが走って畑を横切りました。

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そして、畑の端まで行くと立ち止りました。ここには用水路があるので、それ以上行けないのです。カメラにテレコンを取り付けようとしていた、その瞬間に用水路の向かい側に飛び去りました。ほんの一瞬の出来事でした。そのまま撮影していたらと悔やんでも後の祭りです。後で、写真を見るといかにも飛び出しそうな格好をしていたのに。

がっかりして、また河原に行ってみました。

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セグロセキレイが水浴びをしています。先日のイカルチドリがまだいました。土手の金網越しに見ていたのですが、しきりにこちらを気にしています。でも突然、膝を逆向けに折るような格好で座りだしました。

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ほんの2、3分の出来事でした。いったいどうしたのでしょう。

1時間40分、ちょっと長めの散歩でした。


小春日和につられて午後から散歩に出かけました。河原にはアオサギとセグロセキレイ以外は見当たらなかったので、そのままえん堤のところまで歩いていきました。えん堤に着くと、いきなりチドリが飛び立ち、すぐにその先の河原に止まりました。

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土手上に作られた金網越しに観察してみました。目の周りの黄色のリングがはっきりしないので、おそらくイカルチドリです。こちらを気にしながらも、ちょこちょこと歩き回っていました。

川から離れ、用水路沿いを歩いていたら、用水路の縁にカワセミが止まっているのが見えました。

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ちょっと距離があったので、姿勢を低くして、じわじわと近付いていったのですが、別にこちらを気にする風もなく、用水路に飛び込んではちょっと先に止まるというのを繰り返していました。それに応じて、私も少しずつ移動していきました。もう少し近づこうかと思った瞬間に、さっと飛び去っていきました。見渡すと、反対側から人が歩いて来ていました。

仕方なくカワセミは諦めて、畑の中を歩いていると、今度は突然キジが飛び出しました。

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すぐに近くに降りて、はじめは茂みの中をごそごそとしていたのですが、やがて静かになってしまいました。どこかに行ってしまったのかなと思って、目を凝らしていると、茂みの木のそばでじっとしている姿が見えました。

短い時間の散歩だったのですが、いろいろな鳥に出会えました。


家から車で20分ほど行ったところに公園があります。その公園の池にオシドリがいるということを聞いてさっそく行ってみました。オシドリは動物園などでは見たことがあったのですが、自然にいるところはほとんど見たことがなかったのです。

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池に着くと、木々の間からオシドリが数羽泳いでいるのが見えました。でも、あまりに普通に泳いでいるので、まったく感動が湧きません。しばらく池沿いを歩いていると、四角い窓があいた観察壁があり、そこからは群れが良く見えました。じっくり見てみると、オスはやはり綺麗です。後ろに立っている茶色の羽は銀杏羽というようですが、この銀杏羽を立てている姿は何とも言えませんね。

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オシドリだからやはり番いを撮らなきゃと思って、茂みからでてきたところをすかさず撮りました。

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でも、オスはすぐに潜ってしまいます。

池には全部で15羽ほどいましたが、茂みに隠れていてなかなか出てきません。茂みとの距離も遠く、絶えず動き回るので、写真は結構難しかったです。不思議なことに、池にはオシドリのほかのカモはまったくいませんでした。

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