里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2012年11月

東京での仕事のついでに葛西臨海公園のホテルに一泊し、翌日、公園を回り鳥の写真を撮ってきました。

あいにく朝から曇りだったのですが、8時半ごろから歩き始め、西なぎさを半周し、
鳥類園を一周し、最後に、水族館に寄ってきました。

ホテルで朝食を食べていると、7時半ごろからもうフィールドスコープを持った人が
ちらほらと見えます。
さっそく出かける準備をしていたら、双眼鏡と鳥の図鑑を忘れたことに気がつきました。
これは決定的なミスです。

とにかく歩き始め、橋を渡って西なぎさに着きました。広い砂浜が広がっていて、
遠くの海には鳥の群れが大量に浮かんでいるのが見えました。
海岸沿いを西側へただひたすら歩いていると、
上空で鳥の群れがまるで墨流しの墨のように連なっているのが見えました。

イメージ 1

なにやら分からず撮影して、家へ帰ってから拡大してみると、これがなんとカワウの群れでした。
数千ほどいるのではないかと思われるほど、次から次からこんな塊が飛んできて、
沖合に着水しています。
東京は人口も多いんだけど、鳥の数も多いですね。

西なぎさの周りにはほとんど鳥はいなくて、
わずかにスズガモの群れとカルガモ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、モズなどがいただけでした。

イメージ 2

一羽のスズガモが上陸してきました。

イメージ 10

ブイの上には決まってウミネコが止まっています。

鳥類園は一周するだけで1時間もかかるような広大な敷地に池や林があり、
中ほどにある池のそばにはウォッチングセンターがあります。
また、ところどころに観察小屋や観察窓が設置してあります。

その中の散策道を、フィールドスコープをもった人たちが歩き、
ランニングやサイクリングをする人たちが走り回っています。

双眼鏡がないので何を撮っているのかよく分からなかったのですが、
とりあえず観察小屋でシギを撮影したり、池でカモやサギを撮影してきました。
鳥類園のブログで、三脚を立てて観察窓を独占して人がいるとの書き込みがあったのですが、
いざ行ってみると、お互い譲り合って良い雰囲気でした。

イメージ 3

アオアシシギですね。なにやらつまんでいます。

イメージ 4

はじめて見たのですが、オオハシシギのようです。
観察窓のすぐ前で、頭を水に浸けて何かしきりに探しています。

イメージ 5

オオバンです。最近、どこへ行ってもオオバンが多いですね。
草の先をつつこうと身構えています。

ついでに鳥以外の写真も・・・

イメージ 6

泥の上にはヤマトオサガニもいっぱいいました。

11月ですが、花も咲いていました。

イメージ 7

これは、ハマゴウ。

イメージ 8

そして、イソギク。

イメージ 9

それから、ナワシログミです。

最後に水族館に寄り、最近展示を再開したイワトビペンギンとオウサマペンギン、
それに、エトピリカの写真も撮りました。全部で4時間の行程でした。

水族館を除いて、今日見た鳥は
スズメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、ジョウビタキ、シジュウカラ、タヒバリ
アオサギ、ダイサギ、コサギ、ハクセキレイ、カワウ、オオバン、ウミネコ、ユリカモメ
スズガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、コガモ、ホシハジロ、
カイツブリ、イソシギ、アオアシシギ、オオハシシギ、トビ
でした。





秋も深ってきました。山の木々も少しずつ色付き始めました。

そんなときに朝顔が、というと驚いてしまいますが、河原のあちこちに朝顔の仲間が咲いています。

イメージ 4

イメージ 5

外国からやってきたマルバアメリカアサガオといいます。
熱帯アメリカ原産の帰化植物です。
形は朝顔そっくりですが、花の直径が5cmほどしかない小さな弱々しい感じの朝顔です。
植えている朝顔と違って葉が丸いのでマルバという名前が付いています。

河原にはこのほかにも小さな朝顔の仲間がいくつか見られます。

イメージ 1

マメアサガオといいます。花は直径1-2cmほどしかない小さな朝顔です。
やはり帰化植物で原産地は北アメリカです。

イメージ 2

以前にも紹介したホシアサガオです。やはり直径1-2cmほどの小さな朝顔です。
原産地は熱帯アメリカで、世界中に広く帰化しています。

最後に感じは違いますが、やはり朝顔の仲間の

イメージ 3

マルバルコウです。原産地が熱帯アメリカの帰化植物です。
直径2cmほどの小さな花ですが、色が濃い橙色で、かたまって咲くので河原ではよく目立ちます。

これら帰化植物の朝顔たちは9月ごろから咲き始め、今でもまだ花は見られます。

↑このページのトップヘ