里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2012年11月

秋も深まり、山全体が少しずつ色付いてきました。
全山が紅葉するのも間近です。

このころの山里の様子を植物と虫・鳥に分けて紹介していきます。まず、植物編です。

紅 葉

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春は華やかな桜も今はこの通り。
赤い葉は付いてますが、その葉もほとんど落ちてしまって少し寂しそうです。

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ナンキンハゼは薄い葉が日の光に透けて大変綺麗です。

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葉の形が普通のモミジとは違います。
葉の形からオオイタヤメイゲツかなと思います。真っ赤に紅葉しています。

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川の土手にある赤い葉はいったい何だろうと思って近づくと、

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ヌルデでした。ヌルデはウルシの仲間なので、敏感な人はかぶれることがあります。
葉っぱにあるいぼいぼは、ネットによるとフシダニが作った虫こぶだそうです。
ちょっと近づきたくない植物です。


木 の 実

木の実の写真も撮ろうと思って探してみました。

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まず目立ったのがカラスウリです。こんな実が用水路の脇であちこち見つかりました。
家に帰ってから切ってみると、中は

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こんな感じになっていました。

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ツヅラフジ科のアオツヅラフジです。濃紺の実をたくさんつける、つる植物です。

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この黒い実は、写真に写っていた葉にだまされました。
実は、写っている葉は別の植物で、上や右に写っている薄い葉がその正体であることが後で分かりました。
家に帰ってから図鑑をみながら調べていたのですが、どうしても分かりません。

それで、もう一度行って今度は採集してきました。
5枚の小葉に分かれたつる植物が正解でした。それでも、名前が分かりません。
ほうずき書籍の「木の実・草の実」という本で調べて、アマチャズルに似ていることが分かりました。
しかし、ネットで見てみるとアマチャズルの黒い実には輪が入るところが違います。
この写真の実はつるつるして輪がありません。

今度は平凡社の野生植物図鑑で片端から探してみました。
そしてやっとブドウ科のヤブガラシであることが分かりました。
夏の間はその小さな花にたくさんの虫が来るのでいつも見ていた草でした。
こんな黒い実をつけるのですね。

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同じ黒い実でも、これはすぐに分かりますね。ヨウシュヤマゴボウです。

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最後にクズの実です。この写真をみるとクズがマメ科であることはすぐに分かりますね。



仕事で横浜に来たついでに、横浜ズーラシアに行ってみました。

横浜から相鉄線で鶴ケ峰駅まで18分、そこから横浜動物園行きのバスで約20分と、
少し遠い感じでしたが、そこにとてつもなく広い空間が待っていました。

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野毛山動物園が狭くなり、移転の予定で横浜市が土地を購入した後、
移転しないことになったため、広い土地にわずか数十種類の動物たちがゆったりと
暮らすという、全国に例をみない動物園になっています。

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郊外に作られたため緑にあふれ、まるで森林の中を歩いていると、
自然の状態の動物たちに出会えるというようなスタイルになっています。
1種類ずつの動物が占める面積が広いので、どこにいるのか探さなければならないこともしばしば。

逆にすべての動物を見ようとすると、
3キロ以上も歩かなければならないので大変なのですが、
子供たちにとっては、広々とした空間で動物を見て、遊ぶところも多く、一日中楽しめそうです。

私は、動物園に来ても、いつものように鳥だけを目指して歩きました。
撮影しながら1時間ほど歩いたのですが、まだ全体の1/3にもならず、途中で愕然としてしました。
しかし、後半は動物たちもまばらになり、なんとか飛行機に間に合うように見ることができました。

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カンムリシロムクです。オスが首を振り振り鳴く姿は面白いですね。
カンムリという名前が付いた理由は頭の毛を逆立てるからなのですね。

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ギンケイです。キンケイは神戸の花鳥園で見たことがあったのですが、
ギンケイは初めてで、すっかりとりこになってしまいました。
この鳥とベトナムキジとオウギバト、ベニジュケイなどは
バードゲージに放し飼いになっていました。

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ベトナムキジです。背景がいまいちなのですが、ちょっとポーズをとってくれました。。。

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ベニジュケイです。ディスプレイの時には派手なエプロンをぶら下げるそうなのですが、
まだそんな気配はありませんでした。

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オウギバトです。卵を温めているのか、近づくとにらまれました。

檻に入っているときにはなかなかうまく撮影できませんが、
放し飼いになっていると自然な姿が撮影できて嬉しい感じです。

結局、園内を2時間半ほど歩き回り、その後、バスで横浜線の中山駅に出て、羽田まで行きました。
行き帰りに2時間半ほどかかってしまったのですが、十分に見応えのある動物園でした。

アマゾンとアフリカの動物が充実するともっと見応えがすると思うのですが、
大人の体力的には今ぐらいがちょうどよいのかも知れません。



昨日、京都の岡崎公園にある美術館に行ったついでに、少し周囲を散歩をしました。

街路樹のケヤキやカツラは赤や黄色に色付いて大変きれいでした。
琵琶湖疏水にはカモが来ていました。

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この写真は二条通りにかかった橋の上から撮ったものです。
疏水には20数羽のカモの姿が見えます。
はるか上の方に止まっている2羽はカワウです。

どんなカモがいるのでしょう。ちょっと調べてみました。

まずは、

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キンクロハジロです。
顔はちょっときついのですが、頭の後ろの飾りが可愛いですね。

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そしてホシハジロです。
ホシハジロは海辺や琵琶湖のような広いところに群れでいるイメージでしたが、
こんな狭い疏水にも来ていました。

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そして、ヒドリガモ。この写真はメスの方ですね。
ヒドリガモはどこにでもいる感じです。

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そして定番のカルガモと

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マガモです。

ちょっとした散歩のついでにカモが5種類も見ることができたなんて、ちょっとラッキーでしたね。






秋になり葉が少しずつ色付き始めました
いったいどんな木の葉が色付いているのでしょうか。

時期はまだ少し早いのですが、家の周りを散歩をしながら調べていきました。

まず、マンションの敷地内にあるサクラです。

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ちょっと茶色っぽい赤ですが、サクラの木は全体が赤くなっています。

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近くの公園にあるケヤキです。
黄色が強いものと赤というよりは茶色っぽいものがありました。

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同じく公園に植えてあるヤマボウシの葉はつやのある赤さです。

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生垣に植えてあったニシキギの葉です。赤みはほかの木よりは強いですね。

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アカメガシワの葉も一部黄色になっていましたが、
枯れてかけているのか黄葉になったのかちょっと分かりませんね。

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近くの住宅地の土手に植えてある木の中でも、鮮やかさが際立っているナンキンハゼです。
黒っぽい実が見えますね。この実がはじけると中から白い実が出てきます。

このほかにもウルシやツタ、草紅葉もありましたが、今日はここまでです。

紅葉を見に、京都の岡崎公園周辺を歩いてみました。

紅葉はまだまだかな思っていましたが、それでも、ずいぶんきれいに色付いていました。

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京都会館の前の二条通りです。

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この通りの両側はケヤキの並木で、赤や黄色に色付いています。

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琵琶湖疏水沿いの桜も赤く色付いています。

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京都府立図書館の前はカツラの並木です。
丸い葉は透き通るような黄色になり、重なり合ってできた模様も面白いですね。

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カツラの葉の鋸歯の根元には腺点があって、甘い香りを放つといいます。
そのせいか、木ごとに「毛虫に注意」という札が掛けてありました。

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図書館の庭にあるハナミズキです。真っ赤になった葉がありました。

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みやこめっせの玄関にはモミジがあり、真っ赤になっていました。

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二条通り沿いのイチョウはもう一つでしたが、道々、真っ黄色に色付いた木も見られました。

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