先日、兵庫県川西市の黒川を歩いたのですが、その時に見たチョウとトンボをまとめてみました。黒川は妙見山の西側に広がる地域で、昔ながらの里山風景が見られるところとして、だいぶ前から通っています。この日はクリの花が咲き始めたので、それに集まる虫を撮ろうと思っていったのですが、肝心のクリはまだほんの咲き始め状態でそんなに虫は多くありませんでした。

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ただ、テングチョウは多かったですね。クリの花にもテングチョウがかなりきていました。

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黒川公民館の校庭(昔、黒川小学校の校庭だった)にも、この写真のように10数匹程度の群れがあちこちにあり、歩くたびにチョウが舞い上がり、まるで花吹雪の中を歩いているような感じでした。

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畑ではモンシロチョウとモンキチョウ、それにシジミ類がいる程度でした。

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林の中の道を歩くと、クロヒカゲ、

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ヒカゲチョウ、

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サトキマダラヒカゲ、それにヒメウラナミジャノメなど常連ばかり。

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山道も終わりになり、里が近くなると、ここはハクサンハタザオがあちこちに生えています。その付近はヤマトスジグロシロチョウがちょこちょこいます。

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セセリはコチャバネセセリとダイミョウセセリでした。

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トンボもあまり多くなくて、まずはコシアキトンボ。

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それにシオカラトンボ。

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以前、こういうちょっと翅を塩をふいたような個体だったり、翅が茶色の個体をオオカワトンボと呼んでいて、翅が透明で塩をふいていない個体をニシカワトンボと呼んでいました。でも、最近の核DNAの配列から、日本のカワトンボは大きくニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの2種に分かれるということになり、話がややこしくなってきました。従来までのオオカワトンボはだいたいがニホンカワトンボ、ニシカワトンボがだいたいがアサヒナカワトンボに当たることになるようです。私の住む大阪では翅が茶色ならばとにかくニホン、翅の透明な♂はアサヒナ、翅の透明な♀はどちらともいえないという感じです。これは翅がうっすら茶色なので、たぶん、ニホンカワトンボの方だと思いますが、はっきりとは分かりません。

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後はトンボ池での撮影。これはホソミオツネントンボ。

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それにホソミイトトンボ。

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サナエがちっともいないなぁと思っていたら、民家の石垣に突然、トンボが止まりました。たぶん、ヤマサナエだと思います。

黒川ももう少し経ってからもう一度行ってみようかなと思います。