5月26日に宝塚市にある松尾湿原に行ってきました。先日、丸山湿原に行ってほとんど何も見つからなかったので、今回もあまり期待しなかったのですが、予想もしなかったハッチョウトンボに出会えました。
松尾湿原は「北摂里山博物館」というパンフレットで見つけました。「北摂里山博物館」というのは北摂の里山地域一帯を整備し、「地域まるごとミュージアム」として環境学習や野外活動に利用してもらおうと、兵庫県が始めた取り組みです。現在は妙見山や有馬富士など30箇所が指定されています。松尾湿原は丸山湿原のすぐ北側にあり、宝塚自然の家の近くにあります。今回は、近くで駐車場のある場所というので探しました。
これは入り口です。正面の建物は「宝塚市立宝塚自然の家」です。以前は、「宝塚市立少年自然の家」として、宿泊もできる施設だったのですが、最近はバーベキューやアスレチックなどの野外活動ができる日帰り施設になっています。施設内部の地図をもらうために中に入ったら、「今、松尾湿原でハッチョウトンボが見えますからぜひ行ってください。」と勧められました。もともと湿原にいくつもりだったのですが、ハッチョウトンボと聞いてわくわくし始めました。というのも、もう20年ほど前に六甲山で一度見たきりだったからです。でも、どうせ数匹程度だろうから、探すのは大変だろうなと思いながら坂を登って行きました。
湿原についたら先客2名を除いてだれもいません。静かなところでした。
湿原はこんな感じの狭い場所でした。先客の若い女性たちがハッチョウトンボがどうのこうのと言っているので、何の気なしに湿原を覗いてみました。
するとそこに真っ赤なハッチョウトンボがいました。本当に目の前で、触ろうと思えば触れるくらいの距離です。見渡すとここかしこに赤いトンボがいます。日本で一番小さなトンボといいますが、本当に小さいですね。大きさは2cmほどしかありません。夢中で写真を撮ってしまいました。
見渡すと数十匹はいるでしょうか。こんな身近なところでハッチョウトンボが見れるなんて!この赤いトンボは♂の方で、♀はいったいどこにいるのだろうと、湿原の横の道を上に向かって登って行きました。
湿地の横の草むらにこんな茶色のトンボが止まっていました。その先客のお二人に♀がここにいますよと言ってしまったのですが、後から見ると、これは未成熟の♂ですね。♀はもっと離れた草むらにいました。
こちらが♀の方ですね。
湿原の上に出てみました。こんな草地になっています。下の方を見ると、
こんな感じです。ネットで調べてみると、ここのハッチョウトンボは2012年に22匹確認されたのですが、実に36年ぶりの発見だったようです。その後、環境ボランティアの方の地道な保全活動でここまで増えてきたようです。実に素晴らしいことですね。
ついでに周りにいる虫や花も撮影してみました。花の方は次回に回し、まず、虫の方からです。
湿原の上部を旋回しているトンボがいました。例によって、何とか撮ろうと頑張ったのですが、これが精一杯でした。顔面に黄色の筋が一筋あるので、コヤマトンボかなと思います。
こちらはオグマサナエです。サナエトンボは探せばまだまだいそうでした。
それからシオカラトンボです。
湿原の近くの草むらにはいろいろな虫がいます。
小さなカメムシですが、ヒメナガカメムシですね。ハルジョオンだかヒメジョオンだかの花にいました。
それにヒラタアブの仲間。
キマダラセセリがノアザミに止まっていました。
これはシロアヤヒメノメイガです。
それに、たぶん、シロフクロトリバかなと思われる蛾です。
ついでにゴミグモも写してしまいました。
丸山湿原は規模は大きいのですが、柵から湿原まで5mほどあって、近くではまったく見れないのに対して、松尾湿原は規模は小さいのですが、手の届くようなすぐ近くで見れるので、親しみが湧きます。こんな湿原がずっと残っていくとよいですね。
松尾湿原は「北摂里山博物館」というパンフレットで見つけました。「北摂里山博物館」というのは北摂の里山地域一帯を整備し、「地域まるごとミュージアム」として環境学習や野外活動に利用してもらおうと、兵庫県が始めた取り組みです。現在は妙見山や有馬富士など30箇所が指定されています。松尾湿原は丸山湿原のすぐ北側にあり、宝塚自然の家の近くにあります。今回は、近くで駐車場のある場所というので探しました。

これは入り口です。正面の建物は「宝塚市立宝塚自然の家」です。以前は、「宝塚市立少年自然の家」として、宿泊もできる施設だったのですが、最近はバーベキューやアスレチックなどの野外活動ができる日帰り施設になっています。施設内部の地図をもらうために中に入ったら、「今、松尾湿原でハッチョウトンボが見えますからぜひ行ってください。」と勧められました。もともと湿原にいくつもりだったのですが、ハッチョウトンボと聞いてわくわくし始めました。というのも、もう20年ほど前に六甲山で一度見たきりだったからです。でも、どうせ数匹程度だろうから、探すのは大変だろうなと思いながら坂を登って行きました。
湿原についたら先客2名を除いてだれもいません。静かなところでした。

湿原はこんな感じの狭い場所でした。先客の若い女性たちがハッチョウトンボがどうのこうのと言っているので、何の気なしに湿原を覗いてみました。

するとそこに真っ赤なハッチョウトンボがいました。本当に目の前で、触ろうと思えば触れるくらいの距離です。見渡すとここかしこに赤いトンボがいます。日本で一番小さなトンボといいますが、本当に小さいですね。大きさは2cmほどしかありません。夢中で写真を撮ってしまいました。



見渡すと数十匹はいるでしょうか。こんな身近なところでハッチョウトンボが見れるなんて!この赤いトンボは♂の方で、♀はいったいどこにいるのだろうと、湿原の横の道を上に向かって登って行きました。


湿地の横の草むらにこんな茶色のトンボが止まっていました。その先客のお二人に♀がここにいますよと言ってしまったのですが、後から見ると、これは未成熟の♂ですね。♀はもっと離れた草むらにいました。


こちらが♀の方ですね。

湿原の上に出てみました。こんな草地になっています。下の方を見ると、

こんな感じです。ネットで調べてみると、ここのハッチョウトンボは2012年に22匹確認されたのですが、実に36年ぶりの発見だったようです。その後、環境ボランティアの方の地道な保全活動でここまで増えてきたようです。実に素晴らしいことですね。
ついでに周りにいる虫や花も撮影してみました。花の方は次回に回し、まず、虫の方からです。

湿原の上部を旋回しているトンボがいました。例によって、何とか撮ろうと頑張ったのですが、これが精一杯でした。顔面に黄色の筋が一筋あるので、コヤマトンボかなと思います。

こちらはオグマサナエです。サナエトンボは探せばまだまだいそうでした。

それからシオカラトンボです。
湿原の近くの草むらにはいろいろな虫がいます。


小さなカメムシですが、ヒメナガカメムシですね。ハルジョオンだかヒメジョオンだかの花にいました。

それにヒラタアブの仲間。

キマダラセセリがノアザミに止まっていました。

これはシロアヤヒメノメイガです。

それに、たぶん、シロフクロトリバかなと思われる蛾です。

ついでにゴミグモも写してしまいました。
丸山湿原は規模は大きいのですが、柵から湿原まで5mほどあって、近くではまったく見れないのに対して、松尾湿原は規模は小さいのですが、手の届くようなすぐ近くで見れるので、親しみが湧きます。こんな湿原がずっと残っていくとよいですね。
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