この間からの続きで、大阪府北部にある箕面公園のシダ調べの結果です。今日はカナワラビ類に挑戦してみます。
今日のはじめはこのシダです。川に沿った空き地にたくさん生えていました。羽片を拡大してみます。
頂羽片がはっきりしていなくて、羽片が密になっているようすから、コバノカナワラビのような気がします。このシダは二形になっていました。
この羽片の切れ込みが大きな方が胞子葉みたいです。
ソーラスは円の一部が切れたような(円腎形というようです)形で、中肋よりについていました。
こちらのシダはもう少し山の中にありました。フラッシュをたいたら光ってしまいました。それだけツヤがあるということでしょうね。こちらのシダは頂羽片がはっきりしています。従って、ホソバカナワラビの方かなと思っています。
これは羽片の拡大です。
ソーラスは中間からやや中肋よりでした。このシダも実はニ形で、これは胞子葉の方だったのですね。気が付きませんでした。(「写真でわかるシダ図鑑」によると、カナワラビ類の群生の仕方も見分け方の重要なポイントだそうです。その意味では、上のコバノカナワラビらしい株は一箇所からたくさんの葉がでているような感じで、下のホソバカナワラビらしい株は2-3m四方にいっぱい生えているような状態でした。これに対して、後で出てくるハカタシダはポツッと単独で生えていました)
変わった形のシダです。川の両側の石垣のところに川に張り出すようについていました。川には柵があったので、柵の隙間から身を乗り出すようにして写しました。おそらくヒメカナワラビの仲間だと思います。カナワラビという名前がついていますが、実はイノデの仲間のようです。

このシダにも、変種のオオキヨズミシダというのがあって、区別が難しそうです。「写真で分かるシダ図鑑」によると、ヒメカナワラビは小羽片に柄があり、葉柄の鱗片の色が暗い、一方、オオキヨズミシダは小羽片は羽軸基部以外は羽軸に流れ、葉柄の鱗片の色は明るいとのことです。「日本の野生植物 シダ」によると、オオキヨズミシダでは、羽軸の外半分では小羽片の基部が流れて翼となるとのことです。上の個体はどちらかはっきりしないのですが、何となくヒメカナワラビの方かなと思っています。
これは頂羽片がはっきりしているので、ハカタシダかなと思ったのですが、念のためソーラスを見てみました。
ソーラスは中間付近についているので、やはりハカタシダだろうと思います。
先日来、シダを調べ始めたのですが、箕面公園も含めてもう40種に近づいてきました。そろそろ家の周りでは新しい種に出会える機会が減ってきました。ただ、20年前に調べた時は、沢という沢にすべて入って調べたので、もう少し頑張らないといけないかな。

今日のはじめはこのシダです。川に沿った空き地にたくさん生えていました。羽片を拡大してみます。

頂羽片がはっきりしていなくて、羽片が密になっているようすから、コバノカナワラビのような気がします。このシダは二形になっていました。


この羽片の切れ込みが大きな方が胞子葉みたいです。


ソーラスは円の一部が切れたような(円腎形というようです)形で、中肋よりについていました。

こちらのシダはもう少し山の中にありました。フラッシュをたいたら光ってしまいました。それだけツヤがあるということでしょうね。こちらのシダは頂羽片がはっきりしています。従って、ホソバカナワラビの方かなと思っています。

これは羽片の拡大です。

ソーラスは中間からやや中肋よりでした。このシダも実はニ形で、これは胞子葉の方だったのですね。気が付きませんでした。(「写真でわかるシダ図鑑」によると、カナワラビ類の群生の仕方も見分け方の重要なポイントだそうです。その意味では、上のコバノカナワラビらしい株は一箇所からたくさんの葉がでているような感じで、下のホソバカナワラビらしい株は2-3m四方にいっぱい生えているような状態でした。これに対して、後で出てくるハカタシダはポツッと単独で生えていました)


変わった形のシダです。川の両側の石垣のところに川に張り出すようについていました。川には柵があったので、柵の隙間から身を乗り出すようにして写しました。おそらくヒメカナワラビの仲間だと思います。カナワラビという名前がついていますが、実はイノデの仲間のようです。


ソーラスは中間からやや中肋よりについているようです。
このシダにも、変種のオオキヨズミシダというのがあって、区別が難しそうです。「写真で分かるシダ図鑑」によると、ヒメカナワラビは小羽片に柄があり、葉柄の鱗片の色が暗い、一方、オオキヨズミシダは小羽片は羽軸基部以外は羽軸に流れ、葉柄の鱗片の色は明るいとのことです。「日本の野生植物 シダ」によると、オオキヨズミシダでは、羽軸の外半分では小羽片の基部が流れて翼となるとのことです。上の個体はどちらかはっきりしないのですが、何となくヒメカナワラビの方かなと思っています。

これは頂羽片がはっきりしているので、ハカタシダかなと思ったのですが、念のためソーラスを見てみました。

ソーラスは中間付近についているので、やはりハカタシダだろうと思います。
先日来、シダを調べ始めたのですが、箕面公園も含めてもう40種に近づいてきました。そろそろ家の周りでは新しい種に出会える機会が減ってきました。ただ、20年前に調べた時は、沢という沢にすべて入って調べたので、もう少し頑張らないといけないかな。
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