高代寺山は標高488m。大阪北部、兵庫県との県境にある小さな山です。これまで行ったことがなかったので、昨日、ぶらっと行ってきました。登り口がよく分からなかったので、とりあえず車を妙見山のケーブル黒川駅の駐車場に止め、能勢電妙見口駅まで歩いて行きました。ほとんど駅近くなって高代寺参道と書いた立て札を見つけ、そこから登っていきました。

初めは舗装道で、その道はだんだん狭くなり、最後は山道になりました。傾斜がきつくなってきてそろそろ山登りかなと思った途端、なんと舗装道に出てしまいました。山の上に高代寺やその霊園があるからでしょうね。でも、それからは舗装道をずっと歩くことになりました。とりあえず、頂上に行ってみようと、高代寺霊園の方角に歩いていきました。頂上への道標を探しながら歩いていると、霊園を過ぎるころから道は下り坂になり、とうとう本格的に降りてしまいました。今思えば、途中、NTTのアンテナへ行く道があったので、あちらを行けばよかったかもしれません。

でも、降りてきたから仕方ありません。途中、ゴルフ場の中を通り、延々と歩いて行くと、最後は一庫ダムに出てしまいました。車が多い道のトンネルを歩くのは嫌なので、ちょっと引き返して光風台に出て、そのまま光風台駅から能勢電に乗って、妙見口駅まで戻ってきました。3時間ほど歩いたのですが、ほとんど登りらしい登りはなく、ただひたすら舗装道を歩いたという印象です。

行程が楽だった分、いろいろと写真を撮ることができました。今回は途中で見た花を紹介します。

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行きの妙見口駅に向かう道の脇にいっぱい咲いていました。おそらくヨメナでしょうね。

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用水路脇にはタデ科のヒメツルソバが咲いていました。おそらく植えてあったものが逸出したものでしょうが、帰化植物図鑑によると、もともとはヒマラヤ原産の花だそうです。

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里にはあちらこちらに残り柿がありました。

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参道を登っていく途中で見つけました。実に変わった形をした花です。シソ科かなと思って調べてみたのですが、クマツヅラ科でした。カリガネソウというようです。この辺りに群生していました。(大場秀章編、「植物分類表」(Aboc, 2009)によると、カリガネソウはクマツヅラ科からシソ科カリガネソウ属に移っているようです)

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道が暗くなってきたころにたくさん生えていました。花はもう終わっていたのですが、ちょっと咲き残っている花もあって、ミカエリソウというシソ科の植物のようです。

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舗装道に出たあたりにたくさん咲いていました。青色が綺麗です。シソ科のアキチョウジでしょうね。

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道沿いにはコウヤボウキがたくさん咲いていました。

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それにアキノキリンソウですね。

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アザミの仲間なのですが、名前までは分かりませんでした。

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それにヤクシソウです。今頃でも結構花は咲いていますね。

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最後はおまけでミツデウラボシでした。