このごろは暑いですね。ちょっと出かける気がしなくて、家でぐずぐずしていたのですが、昨日はちょっとましだったので、2時半頃から家の近くを歩いてみました。特に、目的はなかったのですが、家を出るとすぐにセミがうるさく鳴いているのに気がつきました。そうだ。今日はセミを撮ってみようと思って、撮り始めました。

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まず、ニイニイゼミ。これは簡単でした。

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続いて、アブラゼミ。これもすぐに見つかりました。ついでにクマゼミが鳴いているので、写そうと思って探したのですが、どうしても見つかりません。林の中ではミンミンゼミも鳴いているのですが、林の中に入る元気もありません。さらに、遠くの方ではツクツクボウシの声も。結局、セミはこの2種だけであえなくギブアップです。

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川に向かって坂を降りていくと、この間のセンニンソウに加えて、クサギが咲いていました。

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川に着くと、川辺のクズの葉に小さい虫がついていました。早速、接写で写してみました。メダカナガカメムシというカメムシの仲間で、昨年も8月14日にたくさん見ていました。図鑑によると体長は2.5mm内外。それにしても、野外での接写は難しい。風で葉がゆらゆらするので、何度撮ってもピントが合わなくて・・・。このカメムシ、翅が小さいので幼虫かなと思ったのですが、これで成虫のようです。

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川の土手はいつの間にか公園になったようです。立て札が立っていました。そこを虫を探してぶらぶら歩いてみました。ウラギンシジミがいました。

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ササの葉にはセスジスズメが止まっています。

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それにカマキリもいました。これはまだ幼虫ですね。翅がやけに短いです。名前はなんというのでしょう。

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バッタも飛び回っているのですが、なかなかうまく撮影できません。フェンスにショウリョウバッタが止まっていました。

土手を歩いていつもの石垣のところへ行ってみました。ここでは小さな虫がよく見つかります。

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でも、この日はアリがいるだけで、なかなか他の虫は見つかりません。やっとノミバッタが見つかりました。上のアリはクロオオアリです。(追記2021/06/21:津守さんから、2020/12/31に「下から9枚目の写真のノミバッタは、複眼の縁に白い模様(スジ)が見えるので、新種のマミジロノミバッタ(Xya leucophrys)の可能性が高いです。マミジロノミバッタの新種記載の情報は、日本昆虫分類学会の公式twitter(午後0:25 · 2020年12月30日の投稿)で確認できます。」というコメントをいただきました。貴重な情報をどうも有難うございました

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ヒシバッタもいたのですが、図鑑を見ても似た種が多くて、それ以上の名前が分かりませんでした。

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土手を離れて、用水路沿いを歩いてみました。この道はあぜ道みたいに狭いのですが、何となく気持ちのよい道です。ウスバキトンボがいっぱい飛んでいるのですが、なかなか止まってくれません。やっと止まっている個体を見つけました。ウスバキトンボはいつもこんな風に斜めに止まりますね。

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おや、珍しく水平に止まることもあるんだと思って近づくと、こちらはショウジョウトンボのようです。

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用水路ではハグロトンボがいっぱいいました。

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でも、そのほかにはヤマトシジミくらい。

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畑の方に行ってみました。このあたりの畑は、何年か植えると水を張って畑を休ませているようです。そんな場所が何箇所かありました。水辺でハチがしきりに何かしています。腹柄が黒いので、おそらくアメリカジガバチです。名前の通り、戦後、米軍の物資について日本に入ってきたハチです。

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ヤブガラシの花にはハチがいっぱいやって来ていました。一瞬、花に止まってはすぐに移動するので、なかなかうまく撮れません。ちょっとおっとりとしたハチだけがうまく撮れました。これはクロアナバチというようです。

わずか1時間ちょっとの散策だったのですが、全身汗びっしょりになりました。今度はヤブガラシの花に来るハチでも撮ろうかなぁ。