先日、鶴見緑地に行った時、歩いていたら雨が降ってきたので、咲くやこの花館に入ることにしました。植物園に入っても、あまりに花が多すぎて、何を写してよいのやら分からず、いつもうろうろするだけです。それで、この日は高山植物室に入って、いつも虫を撮っている接写で花を拡大して写してみました。
入ってすぐに気がついたのはこの花でした。早速撮ろうと思ったのですが、スタッフの方がずっと撮影しておられて、なかなか近寄れません。仕方なく、周りをうろうろしていました。やっと場所が開いたので、撮影しました。色がいいですね。何となく淡い藍色というか紫色で。後の整理のために、名札も写してきました。
ユリ科ハナニラ属のBrodiaeaという種類のようです。でも、これからが大変でした。だいぶ、分類が変わってきているようです。手元にある、「植物分類表」(アボック社、2009)によると、Brodiaeaというのは属名で、以前はユリ科に入っていたのですが、その後、ネギ科に移り、さらに、キジカクシ科に入っているようです。また、ハナニラ属はIpheionと呼ばれ、こちらは以前ユリ科だったのが、現在はネギ科に移されたようです。さらに、Ipheion属をTristagma属にするという考えもあるようです。名札には種名が書いていないので、Brodiaea属を信じればよいのか、ハナニラ属を信じればよいのか、ちょっと判断しかねます。
昆虫の分類もややこしいと思っていたのですが、植物も難しそうです。でも、こんなことを考えていると、せっかくの花の美しさが霞んでしまいますね。
こちらは、バラ科のPotentilla contiquaです。Potentillaはキジムシロ属です。
フラッシュをたいたら背景が暗くなってしまいました。綺麗なユリなのですが、名札を撮影するのを忘れてしまった!
これはナデシコ科のシコタンハコベ(Stellaria ruscifolia)で、日本の中部および北海道に生えているハコベだそうです。雄しべの葯がいろいろな色をしていますね。どうしてでしょう。
これはフウロソウ科ですね。名札を見ると、学名がErodium x variabile Leslieと書かれていました。Erodiumは属名、variabileは種名だと思うのですが、この”x”が何なのでしょう。ちょっと調べてみました。属名の次にくる"x"は、同じ属に属する種どうしの交雑種を意味するようです。具体的には、E. corsicumという種とE. reichardiiという種が交雑したもので、E. corsicum x E. reichardiiと書くべきところを省略して、単に"x"と書いているのですね。variabileはこの交雑種に対してつけられた名前で、最後のLeslieは命名者ですね。Erodium属はオランダフウロ属と呼ばれているようです。
これはハマベマンテマという和名のナデシコ科の花です。学名はSilene maritimaで、ヨーロッパから北アフリカに分布しています。Sileneがマンテマ属を示しています。雄しべは全部で10本あるのですが、その半数が伸びて、半数は中に入ったままになっています。時期をずらして伸びるのでしょうか。
これはムシトリスミレPinguicula macrocerasです。スミレの仲間ではなくて、タヌキモ科の仲間です。葉の表面に粘液がついていて、動けなくなった虫を消化するようです。
そして、定番のコマクサDicentra spectailisです。ケシ科で、Dicentraはコマクサ属を示します。
ついでに隣のサボテン・多肉植物室も覗いてみました。
やはり、サボテンの花は高山植物に比べると大きくて立派ですね。上は大豪丸という種、下は白壇交配種という名札がつけられていました。


入ってすぐに気がついたのはこの花でした。早速撮ろうと思ったのですが、スタッフの方がずっと撮影しておられて、なかなか近寄れません。仕方なく、周りをうろうろしていました。やっと場所が開いたので、撮影しました。色がいいですね。何となく淡い藍色というか紫色で。後の整理のために、名札も写してきました。

ユリ科ハナニラ属のBrodiaeaという種類のようです。でも、これからが大変でした。だいぶ、分類が変わってきているようです。手元にある、「植物分類表」(アボック社、2009)によると、Brodiaeaというのは属名で、以前はユリ科に入っていたのですが、その後、ネギ科に移り、さらに、キジカクシ科に入っているようです。また、ハナニラ属はIpheionと呼ばれ、こちらは以前ユリ科だったのが、現在はネギ科に移されたようです。さらに、Ipheion属をTristagma属にするという考えもあるようです。名札には種名が書いていないので、Brodiaea属を信じればよいのか、ハナニラ属を信じればよいのか、ちょっと判断しかねます。
昆虫の分類もややこしいと思っていたのですが、植物も難しそうです。でも、こんなことを考えていると、せっかくの花の美しさが霞んでしまいますね。

こちらは、バラ科のPotentilla contiquaです。Potentillaはキジムシロ属です。

フラッシュをたいたら背景が暗くなってしまいました。綺麗なユリなのですが、名札を撮影するのを忘れてしまった!

これはナデシコ科のシコタンハコベ(Stellaria ruscifolia)で、日本の中部および北海道に生えているハコベだそうです。雄しべの葯がいろいろな色をしていますね。どうしてでしょう。

これはフウロソウ科ですね。名札を見ると、学名がErodium x variabile Leslieと書かれていました。Erodiumは属名、variabileは種名だと思うのですが、この”x”が何なのでしょう。ちょっと調べてみました。属名の次にくる"x"は、同じ属に属する種どうしの交雑種を意味するようです。具体的には、E. corsicumという種とE. reichardiiという種が交雑したもので、E. corsicum x E. reichardiiと書くべきところを省略して、単に"x"と書いているのですね。variabileはこの交雑種に対してつけられた名前で、最後のLeslieは命名者ですね。Erodium属はオランダフウロ属と呼ばれているようです。


これはハマベマンテマという和名のナデシコ科の花です。学名はSilene maritimaで、ヨーロッパから北アフリカに分布しています。Sileneがマンテマ属を示しています。雄しべは全部で10本あるのですが、その半数が伸びて、半数は中に入ったままになっています。時期をずらして伸びるのでしょうか。

これはムシトリスミレPinguicula macrocerasです。スミレの仲間ではなくて、タヌキモ科の仲間です。葉の表面に粘液がついていて、動けなくなった虫を消化するようです。


そして、定番のコマクサDicentra spectailisです。ケシ科で、Dicentraはコマクサ属を示します。
ついでに隣のサボテン・多肉植物室も覗いてみました。


やはり、サボテンの花は高山植物に比べると大きくて立派ですね。上は大豪丸という種、下は白壇交配種という名札がつけられていました。
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