山の上にある植物園で見つけたものです。フキの葉に小さな黒い虫がいっぱいついていて、ちょこちょこと動き回っています。何だろうと思って写してみると、実に、こんな変わった形の虫でした。

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翅を見るとグンバイムシに似ているので、図鑑で調べてみると、グンバイムシ科のエグリグンバイという種でした。目のように大きく広がっているものは胸の翼で、本当の目は触角の横にある小さい目がそうです。図鑑によれば、体長は4mm程度、オタカラコウ、フキ、ツワブキなどキク科植物に寄生するとのことです。

こんな小さな虫が葉の上をちょこちょこ歩いていると、別の個体に出会います。

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触角で確かめ合うように、お互いを触ります。

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別の個体を触角で触れながら、追い回しているものもいます。

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そして、追い掛け回していた個体が、別の個体の上に乗っかりました。交尾をするのかなと思ったのですが、

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すぐに降りて離れてしまいました。その後も触角や脚でお互いを触っています。

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驚いたことに、今度は追いかけられていた方が上に乗ってしまいました。でも、すぐに降りて今度は本当に別れてしまいました。両方共♂だったのでしょうか。それとも、何かの儀式なのでしょうか。