先週2泊3日で行った奄美大島龍郷町倉崎海岸で見た磯の生き物です。もともと、倉崎海岸にあるホテルに泊まって、昆虫の写真を取るつもりだったのですが、思ったほど虫の数が多くなく、時間が余ったので海岸を歩いてみました。そうしたら、ちょうど引き潮になっていて、磯で思いの外いろいろな生き物に出会えました。

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場所はこんな感じです。青い空と青い海が本当に綺麗でした。海岸を歩いていると、やがて岩がゴツゴツしてきて、そこにいろいろな生き物がいました。

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初めに気がついたのはこの小さな蟹です。砂がもぞもぞ動くなと思ったら、こんな蟹がいました。ほとんど砂に紛れていて、見た目にはどこにいるのかさっぱり分かりません。近づくと、もぞもぞと動いて、そのまま砂の中に隠れてしまいました。その動きが面白くて、しばらく眺めていました。

岩が多くなってくると、黒い長細い生き物がやたらに目につくようになってきました。

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細いのやら太いのやら、本当にいっぱいいます。ホテルにあった図鑑で調べてみると、ニセクロナマコというナマコの仲間でした。

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このナマコ、動くときはこんな触手を伸ばして、ゆっくりゆっくりと動いていきます。なかなか面白い生き物です。ニセクロナマコという名前なので、ニセでないクロナマコはどんなのかと気になりますが、ホテルの図鑑をみると、周りに砂をつけて白い色をしているとのことです。

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探してみると、そんなナマコが見つかりました。おそらく、これがクロナマコかなと思っています。これは一種の保護色で、ニセクロナマコの方は毒を持っていて、隠れる必要がないので黒いのだと書かれていました。

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こんな生き物もいました。水が引いて動かなくなっていました。これが裏側かなと思って、ひっくり返してみました。

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こんな派手な色でした。図鑑で調べてみると、ミカドウミウシというのに似ています。しかも、上の写真が表側で、下の写真が裏側だったようです。

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何の気なしに撮影したのですが、家に戻ってから、さて何だろうと悩みました。合っているかどうかは分かりませんが、シマキッカイソギンチャクではないかなと思っています。もう少しちゃんと調べてくればよかったのですが。

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岩の間にはこんなウニがいっぱいです。誰も取らないのでしょうね。これはホンナガウニというウニのようです。

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こちらはガンガゼでしょうか。磯にいたのは、ほとんどがホンナガウニで、ガンガゼはこの2つだけでした。

続きはまた次回に。乞うご期待。