先週、奄美大島龍郷町に3日間滞在したときに撮影したチョウ、ガ、甲虫を紹介してきましたが、今回は昆虫の最終編で、バッタとその他の虫の紹介です(クモも入ります)。甲虫と比べて、ちょっと地味な種類が多かったのですが、見て下さい。

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龍郷町にある半島の先端に倉崎海岸があるのですが、その海岸べりを歩くと、近くの草むらからバタバタという音をたてて、大きなバッタが次々と飛び立ちます。また、草むらに入ってしまうので、なかなか正体が分からなかったのですが、あるとき、数匹が一斉に飛び立ち、その内2匹が平地に着地しました。これはチャンスだと思って撮影したのが上の写真です。

よく見るツチイナゴと似ていますが、遥かにたくましさがあります。図鑑で調べると、タイワンツチイナゴという日本最大のバッタでした。とから列島以南の南西諸島に生息するそうです。トノサマバッタより大きなバッタがいるなんて、ちょっとびっくりですね。

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バッタの幼虫2種です。名前は分かりません。

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道を歩いていてスズメバチがいるので、何の気なしに写したものです。後で調べると、奄美にはオオスズメバチがいないそうです。これは、コガタスズメバチみたいです。コタガスズメバチにも3亜種があるのですが、生息地から判断して沖縄亜種かもしれません。奄美産は頭部が赤みを帯びているそうです。

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ホテルのガラス窓に止まっていた小さな虫ですが、フラッシュをたいたら、背景が暗くなり、こんな感じになってしまいました。ハチだかハエだか分かりませんが、翅の付け根の黄色が奇妙に思えました。(アマミコバネジョウカイというジョウカイボン科の甲虫でした)

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これはハエですが、名前は分かりませんでした。

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これはハナアブかその仲間でしょうね。

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奇妙な形をしていたので撮影してみました。おそらく、イシアブの仲間ではないかと思います。

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アリに似ていますが、クモの仲間です。アリグモといいます。アリグモも4種いるのですが、これはその中のヤガタアリグモに似ています。頭の先にある黒い大きなものは大顎で、これがあるのは♂の方です。

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これはササグモだと思います。私の住む北摂で見るササグモと同じ種類かなという感じです。

今回の奄美旅行は天気に恵まれていたのですが、4月中旬で虫を見るにはちょっと時期が早かったみたいです。それでも、チョウや蛾、甲虫、バッタなど多彩な虫が見られて、非常に満足でした。次回は奄美の草花を紹介します。