今年は鳥が少ないので、どうも外を歩く気力があまり起きません。それでも、歩くことに意義があると思って、昨日は川沿いと山道を歩いてみました。

川の土手に作業用に用いられるような小屋があります。

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そのブロック壁に一匹のクビキリギスが止まっていました。今頃?と思って、家に戻ってから調べてみると、クビキリギスは秋に羽化して、そのまま成虫越冬すると書いてありました。「アリとキリギリス」の話では、キリギリスは夏の間遊んでばかりいて、冬に食べ物がなくなるとアリに分けてもらおうとするが、アリに断られて餓え死にしてしまうことになるのですが、クビキリギスは越冬する準備をたっぷりとしていたのでしょうね。

川沿いの土手を歩いてみましたが、川にも畑にもさっぱり鳥がいません。仕方なく、山道に向かってみました。

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民家の庭には綺麗なロウバイが咲いていました。

山道では、あちこちでウグイスがジャッジャッとうるさく鳴いていましたが、姿はさっぱり見えません。後はヒヨドリが鳴いているくらいで、やはり鳥の姿はほとんど見かけませんでした。

山道から下りてきて民家が見えるようになると、ジョウビタキがいました。

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ジョウビタキを撮っていると、近くの畑の茂みの中に、何か黒い鳥が走り込みました。何だろうと思って、その茂みの先から出てくるの待ってみました。5分ほどして顔を出したのがクイナでした。

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ちょっと顔を出しただけで、また、もとの茂みに入り込んでしまいました。しばらく待っていたのですが、なかなか出てきません。

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ちょっと離れたところをシロハラが歩いていたので、それを撮影していると、その間に茂みを抜け出したみたいです。茂みの先の土手のところをちらっと横切る姿が見えました。図鑑で調べてみると、冬季は本州中部以南で越冬するとのこと。昔から、この里山を歩いているのですが、クイナの姿を見たのは初めてです。何もいないだろうなと思っても、やはり歩いてみるものですね。