気温は10度。ちょっと寒い感じですが、ときおり晴れ間が見えるので、久しぶりに河原と畑を歩いてみることにしました。最近は、鳥見に、服部緑地、千里の公園、淀川河川敷などへ行ったのですが、いずれも空振りで、少ししょげています。むしろ家の近くを歩いたほうが何か発見があるかもと、少しだけ期待して歩いてみました。

さすがに寒くて、虫の姿はまったく見えません。

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歩道を歩いていると、地面にバッタがいるのが見えました。逃げるかもと思って、恐る恐る近づいたのですが、まったく動こうとしません。よく見ると2-3匹そんなバッタの姿が見えました。これはツユムシの仲間で、ヒメクダマキモドキというようです。寒いので動けなくなっているんだろうと思って、下を見ながら歩いていると、歩道で潰れている個体もたくさんいます。数えてみると20匹ほど。なぜ、わざわざ地面に降りてきたのでしょう。

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河原に着くと、イソシギの姿が見えました。胸から腹にかけての白さが目立ちます。ちょこちょこと動き回ってちっともじっとしてくれないので、写真がなかなか撮れません。

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ふと右手を見ると、アオサギの姿も見えました。こちらはじっとしています。

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河原から2羽の鳥が飛んできて、畑の縁にある石垣に止まりました。ホオジロのオスとメスです。1mほど離れて止まり、時々、お互いを見合っています。

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寒いのか首を縮めると本当に小さく見えます。

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そんな仲睦まじいホオジロの横に、突然、セグロセキレイが2羽がやってきて止まりました。別に何をするわけでもなく、単なる嫌がらせのようです。やがて、ホオジロはどこかに飛んでいってしまいました。

鳥の撮影をしていると突然声をかけられました。「うちの花も写してくれない?」
畑で作業をしていたおじさんが指差す方をみると、大きな花が咲いていました。

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高さ2-3メートルもあるような大型の花です。「皇帝ダリアというんだけど、立派でしょう。今頃、咲くんだけど、霜にやられるといっぺんに駄目になってしまんだ。」

近寄って写真を何枚か撮らせていただきました。

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以前、植物園では見たことがあったのですが、こんなに身近なところで咲いているとは思いませんでした。間近で見ると、圧倒されてしまいます。

お礼を言って、もう少し先を歩いてみました。昼近くになり、チョウも少し飛び始めました。

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ヒメアカタテハは地面に止まって日向ぼっこです。今頃のチョウの撮影は楽ですね。近づいても全く逃げません。

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ベニシジミもボロボロの個体もいるのですが、こんな綺麗な個体もいました。

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モンキチョウもこんな姿でじっとしています。

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名前の分からない小さなハチ?です。これは元気に飛び回っていました。

この日はアキアカネらしいトンボを1匹見ただけで、ほかのトンボは見かけませんでした。チョウは、ほかにモンシロチョウ、ヤマトシジミなど。ハエはいっぱいいるのですが、ハチアブの姿はほとんど見かけません。いよいよ冬が近づいてきましたね。