里山はすっかり秋らしくなってきました。そんななか、川沿いの土手を少し歩いてみました。路々、キバナコスモスが満開です。その花を求めてたくさんの蜂がやってきていました。

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ハラアカヤドリハキリバチがいました。2日前にも一匹だけ見たので、以前見た個体かもしれません。

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ミツバチもいました。これはセイヨウミツバチの方ですね。

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中には黒っぽいものもいます。これはニホンミツバチでしょうか(追記:ニホンミツバチではないようです)。数にしたら、8:2くらいの感じで、セイヨウの方が優勢でした。

蝶もたくさんいました。

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黒っぽい蝶が飛んだので、何だろうと追いかけてみると、メスグロヒョウモンでした。こちらの姿が見えるくらいに近づくとすぐに飛び立ってしまうので、草の間からそっと撮影してみました。

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ウラギンシジミが寄り添うようにしているのですが、実は、1匹止まっているところにオスがやってきて、近寄っているところです。もともと止まっていたのはメスでしょうが、それに応じることなくじっとしていました。やがて、2匹とも飛んでいってしまいました。

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カラムシの葉にキアゲハが止まってじっとしていました。後翅がだいぶ破れているのは、鳥に捕まったためでしょうか。

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これはコチャバネセセリです。やはりじっとしています。気温は26度ほどあったのですが、蝶は活発に飛び回るという感じではありませんでした。

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これはイチモンジセセリです。これもじっとしています。

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土手を歩いていると、突然、ミヤマアカネが2匹、地面に着地しました。交尾でもするのかなと思ったのですが、両方共じっとしています。やがて、真っ赤に染まったオスはしっぽを上げ始めました。メスは相変わらずじっとしていました。しばらく見ていたのですが、変化がないので、諦めて先に進みました。

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翅の先が黒いのですが、これはマユタテアカネだと思います。ときどきこんな個体を見ます。

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オニヤンマが小さな溝に沿って行ったり来たりしていました。やがて、本当に突然に、ふいっと近くの枯れ草に止まりました。しばらくと見ていると、また、突然に飛び始め、同じように行ったり来たりした後、また、ふぃっと同じ草に止まりました。どうやらお気に入りの場所があるみたいです。飛んでいるところを撮影しようと頑張ったのですが、全滅でした。

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用水路の脇に小さな実がたくさん出来ていました。スズメウリの実です。

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こちらは花の方です。

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こちらは越冬するバッタ、ツチイナゴです。

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草の穂に止まっているのはホソハリカメムシの5齢幼虫です。写真を撮ろうとするとすぐに裏側に移動するので、穂を手で少しねじって撮りました。

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歩道を歩いていたのもカメムシの幼虫です。おそらく、ヒメホシカメムシ5齢幼虫だと思うのですが、オオホシカメムシとの区別がよく分かりません。

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最後に、木の陰から、「そろそろ僕達、鳥の季節ですよ」とでも言うように、イソヒヨドリが見ていました。