里山はすっかり秋の気配です。この日も家の近くの川の土手と畑を歩いてみました。

土手はきれいに草刈りされていて、これまであった「ヤブガラシ」レストランも「ママコノシリヌグイ」レストランも閉業していました。

代わりにキバナコスモスが虫達の大人気になっていました。

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これはハラアカヤドリハキリバチという名前のハチのようです。私の図鑑にはハラアカハキリヤドリとなっていましたが、名前が変わったようです。ネットで調べてみると、オオハキリバチの巣の花粉団子に産み付けられた卵を食べて、代わりに自分の卵を産んで育てるという習性をもっているそうです。こういう寄生を労働寄生と呼ぶそうです。Wikipediaによれば、「宿主の労働を搾取する形の行動を取る」ものを労働寄生というようです。

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これはヒメハラナガツチバチだと思います。

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ミツバチも多数来ていました。これはセイヨウミツバチの方でしょうね。

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土手に沿った用水路沿いにはヒガンバナが満開になっていました。

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そのヒガンバナにはキアゲハやアゲハが来ていました。この写真はキアゲハの方です。ヒガンバナくらいの大きさの花だと、アゲハクラスの大きな蝶でないと蜜が吸えないのでしょうね。

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小さなニラの花にはルリシジミが来ていました。

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ニラの花にはコアオハナムグリもたくさん来ていました。

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キクイモの花にはツマグロヒョウモンがいました。

土手を歩いているといろいろなものに出会えます。

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はじめは気が付かなかったのですが、ふと前を見ると、シマヘビがじっとこちらを睨んでいました。もっと近づくと、諦めたのか用水路の方に移動していきました。

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これはまだ幼虫なのでしょうね。産卵管の形などからツユムシの幼虫かなと思いました。

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歩いていると、金色の綿のようなものがふわふわ飛んでいます。止まったところを見たら、こんな虫でした。これは、シラホシトリバという蛾の仲間です。翅が割れて鳥の羽のようになっているので、「鳥羽」という名前になっています。

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用水路沿いのメヤブマオの葉はぼろぼろになっていました。よく見ると、こんな毛虫がついています。家に戻ってから調べてみると、キシタアツバかクロキシタアツバという蛾の幼虫のようです。

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これはその蛹です。

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真っ赤になったミヤマアカネを何匹か見ました。これから赤とんぼがどんどん増えていくことでしょう。