深山は大阪と京都の県境にある標高790.5mの山です。台風18号が通り過ぎた後、あまりにいい天気が続いているので、思い切って行ってみました。この日は、るり渓温泉の駐車場に車を置き、そこから歩いて深山に登り、林道を降りてるり渓温泉に戻り、昼食を食べたあと、今度はるり渓を歩き、再び、るり渓温泉に戻って入浴して帰るというコースです。

カメラを2台も持って登るので大変かなと思ったのですが、きつかったら途中で引き返そうと思っているうちに頂上に着いてしまいました。駐車場から1時間ほどの行程でした。はじめ、ゴルフ場の横の暗い林をひたすら登ると、視界が一気に開け、後は尾根を登ったり下ったりを繰り返します。

登山道の入口まで車道を歩いていると、金網にトンボがいました。

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ネキトンボです。止まるとすぐに飛び、また、止まるというのを繰り返して、なかなかじっとしてくれないので、お気に入りの場所でしばらく待っていると、そのうち、私の帽子に止まってしまいました。追い払うとすぐにまた止まるので、なかなか撮影できません。

山道を登り、視界が開け、小さな山の頂に着くと決まっているのが、次の2匹でした。

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ツマグロヒョウモンとキアゲハです。このようにちょっと止まっては、再び2匹とも飛び上がり、競い合うように互いを追いやってはまた止まるという光景をあちこちで展開していました。

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視界が開けた頃から赤とんぼがたくさん見え始めました。アキアカネです。アキアカネはまだ山の上にいるのですね。

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よく見ると黄色いトンボも止まっていました。キトンボです。キトンボは昨年、京都府立植物園で見たのがはじめてだったので、ちょっと嬉しくなりました。

頂上には観測所と神社があるのですが、そこにはアキアカネがたくさんいて、また、オニヤンマやアゲハの仲間が飛び回っていました。どれもなかなか止まってくれないので、諦めて林道を降りることにしました。

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頂上付近の林道で何箇所か咲いている花がありました。家に戻ってから調べてみると、マツカゼソウというミカン科の花のようです。

林道ではヒョウモン類が飛び回っていました。

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ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモンだと思います。どれも、羽がぼろぼろで、吸蜜をしたり、木の葉に止まったりと忙しく動き回っていました。

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ちょっと変わったバッタだなと思って撮影したのがこれです。これも家で調べてみると、ヒナバッタらしいです。

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これはジガバチです。

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暗い林の中ではイトトンボが飛んでいました。ホソミイトトンボのようです。まだ、若い個体なのかもしれません。

林道を降り、車道に着くと、蛇がいるのに気が付きました。

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死んでいるか、じっとして動きません。変わった模様だなと思って撮影したのですが、家で調べてみると、シマヘビの幼蛇のようです。蛇は、登る途中でも、ヤマカガシが登山道を横切りました。

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道端ではヒガンバナが咲いていました。

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るり渓は、写真のような岩の間を水が流れていく小さな川の脇に遊歩道が作られ、それが延々と2キロほど続いていました。途中、人には全く会わず、暗いところをただひたすら歩いていきました。鳥はキセキレイ、虫はヤンマの姿を一匹を見た程度でした。

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暗くて高いところに止まっていたので、かろうじて撮影できた感じです。ミルンヤンマかなと思っています。

帰りにるり渓温泉で汗を流してきました。山登りの帰りに温泉に入れるのはいいですね~。