私の住む北摂も、一昨日から急に涼しくなってきました。道路にある気温の標識も25度を指しています。数日前とは10度も違っています。そんな中、昨日、家の近くの河原と畑を散策してみました。

この日は曇っていたのですが、河原ではハチが盛んに活動していました。ちょっと見た感じでは美味しそうな感じがしないヤブガラシの花には、いろいろな種類のハチがきていました。今日は、スズメバチやアシナガバチを除いた種類について紹介します。

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目立ったのはこのハチです。オオスズメバチより大型で、しかも、数も多いので、ヤブガラシの花を支配しているような感じでした。アナバチ科のキンモウアナバチです。最近買った「狩蜂生態図鑑」(全国農村教育協会2012)によれば、日本最大のアナバチで、土に50cmほどの深さの、枝坑のある穴を掘り、主に、バッタを狩るとありました。

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同じように毛がいっぱい生えているハチで、金毛ではなく白っぽい毛の個体もいました。初め、違う種類かなと思って撮影したのですが、どうやらキンモウアナバチのオスの方のようです。

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腹が長いこの蜂はヒメハラナガツチバチではないかと思います。この日は1匹だけ見かけました。

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これも一匹だけ見かけたのですが、おそらくオオフタオビドロバチではないかと思います。

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これはトックリバチですね。ヤブガラシではなく隣の花に来ていました。

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この蜂は名前が分かりませんでした。これも一匹だけ見かけました。(追記:オオシロフクモバチかもしれません)

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以前はベッコウバチ、ベッコウバチと呼んでいたのですが、図鑑を調べると名前がだいぶ変わっているようです。まず、ベッコウバチ科と呼んでいたハチの仲間が、クモバチ科と改称されたようです。さらに、ベッコウバチと呼んでいた種はキバネオオベッコウと呼ばれているようです。この写真は、それかなと思うのですが、腹の先が黄色いのがちょっと気になります。(追記:キバネオオクモバチというのが正しいようです)

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このハチ、クモバチという名前の通り、ちょっと離れたところでコガネグモの仲間を引っ張って動いていました。しばらく見ていたのですが、やがて草の枝のようなところにクモを引っ掛けてどこかに行ってしまいました。

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これもハチの仲間です。ニホンカブラハバチというのに似ていますが、脚が黄色のが気になります。

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ハチにくわえて、セセリも活発に飛んでいました。この一週間で急に増えたような感じです。特に多かったのはこのイチモンジセセリです。

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キマダラセセリもいっぱいいました。色が綺麗なので、つい撮影してしまいます。

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これはチャバネセセリです。見たのはこの1匹だけでした。

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きれいなクモもいました。図鑑で調べてみたのですが、名前は分かりません。オニグモ属の幼体かなと思うのですが。

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模様のはっきりした綺麗な蛾です。ヒメトガリノメイガだと思います。

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これはツチイナゴの幼虫でしょうか。

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土手を歩いていたら、雨上がりの地面にこんな足跡がついていました。イノシシかもしれません。