毎日、暑い日が続いていますが、少しは歩かなくてはと思って、昨日の午前中に歩いてみました。

コースはえん堤の上のクヌギの木をちょっと見て、それから、河原に行ってみようと思いました。

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行く途中の道端では、あちこちでタカサゴユリが咲いています。タカサゴユリは名前の通り台湾原産で、90年ほど前に日本に導入されたそうです。種子で増え、発芽から6カ月ほどで開花するので、日本のあちこちで野生化しています。テッポウユリは4-6月、タカサゴユリは7-9月に開花するので、開花時期から見分けるのは簡単ですが、あちこちで交雑種があるとのことです。

えん堤の上にはクヌギの木があって、ここではゴマダラチョウ、スズメバチ、カナブンなどが見られます。昨年はここでオオムラサキも見ることができました。

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クヌギの木には、初め、サトキマダラヒカゲとカナブンだけがいました。そのうち、ゴマダラチョウが周りを旋回し始めました。しばらく旋回をしてから、最後に滑空するようにクヌギの木に止まりました。

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長い口吻を出して、カナブンと競って、盛んに樹液を吸っている様子です。そのうち、その場所にオオスズメバチもやってきました。

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オオスズメバチは強引です。まず、カナブンを追いやり、続いて、ゴマダラチョウも追い払おうとしました。ゴマダラチョウは回り込んでなんとかして、樹液を吸おうとしています。しかし、結局、オオスズメバチに占領されてしまいました。

しばらく、ゴマダラチョウとオオスズメバチのせめぎ合いを見ていたのですが、それ以上進展がないので、クヌギを離れ河原の方に行ってみました。

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河原にはチョウも少なく、たくさんのウスバキトンボが飛んでいるばかりです。草を順番に見ていくと、こんな光景に出合えました。右側の緑色のバッタはトノサマバッタです。左側のバッタはクルマバッタモドキのようです。一つの草に向かい合って仲良く止まっていました。

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河原にはイカルチドリがいました。ちょっと嘴を開け、じっとしています。そのほか、アオサギ、カワセミなどがいましたが、全体に鳥は少なめです。

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河原を離れ、畑の中を歩いてみました。水を張った畑には、一面、アゼナの花が咲いていました。これだけ咲くと見事です。見ていて、ちょっと涼しくなりました。