雨が多かったのと、あまりに花と蝶の多かった奄美ショックで、しばらく散策に行っていませんでした。昨日は、梅雨の間のちょっとした中休みのような状態で、晴れてはいませんでしたが、少し明るくなった里山を歩いてみました。期待していたのは、山道にテングチョウの群舞が見られるかなということと、ゼフィルスがいるかなというところです。

歩き始めてすぐに、小さな蛾に目が付きました。小さくても大変綺麗です。

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家に戻ってから調べてみると、カザリバガ科のベニモンマイコモドキという名前だそうです。

すぐ隣には別の蛾がいました。

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葉っぱの上でくるくると回っています。しばらくするとピタッと止まってしまいました。これも家に帰って調べてみると、キバガ科のオドリキバガというらしいです。名前の由来は図鑑には書いてなかったのですが、きっとこんな仕草から「オドリ」という名前を付けられたのかもしれません。

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これもきれいですが、やはり蛾の仲間でマドガです。

日陰ではジャノメチョウの仲間がいました。

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その名の通り、ヒカゲチョウです。

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ヒメジャノメです。

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そして、コジャノメです。

人家のあるところにやってきました。

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モンシロチョウがいっぱい飛んでいます。たまにはモンシロチョウも撮ってみようと思ってパチリ。

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ルリシジミも翅を開くと透き通るような青が大変綺麗です。

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人家の周辺でテングチョウはあちこちで飛び回っていましたが、せいぜい10頭程度の群れです。昔、山道を歩いた時には、100頭近いような群れに出会いました。テングチョウが100頭も止まっているところを歩いていくと、一斉に飛び立つ姿は本当に壮観でした。

山道に入ってやっとゼフィルスに出会えました。

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ミズイロオナガシジミです。

いつものお気に入りのところに行ってみました。ここにはクリとウツギがあるので、待っているといろいろなチョウがやってきます。クリはまだ咲き始めという状態でしたが、ウツギは満開でした。

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しばらくすると、ウツギの花にメスグロヒョウモンがやってきました。

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アカシジミはクリの木の周りを飛んだあと、少し離れた木の葉に止まりました。この辺りは、昔、大きなクヌギがいっぱい生えていたのですが、最近はほとんど伐採されて見る影もありません。最近、見られるゼフィルスはせいぜいミズイロオナガとアカシジミ程度です。

しばらく待っていると、ウツギにヒオドシチョウがやってきました。

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ヒオドシチョウは翅を閉じた状態で撮ってもこんな感じで、ちっとも「ヒオドシ」というわけではありません。仕方なく30分ほど粘りました。でも、ほとんど翅を開けずに、一心不乱に蜜を吸っています。

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最後にやっと開いてくれました。

近くの日陰に蛾がいました。

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暗いところにいると、蛾と言えども、白が大変目立ちます。これはヨツメエダシャクのようです。

蝶と蛾以外の昆虫は次の機会にします。