昨日、里山のトンボを見に行きました。川を渡り、そのまま山側に進むと、いくつかのため池があります。そのため池をめぐる散策です。気温は16度、平年より5度も低く、晴れているのに肌寒い一日でした。

どの池にもクロスジギンヤンマが飛び回っていましたが、不思議とイトトンボの姿は見かけませんでした。先月中ごろに行ったときには、ホソミイトトンボやホソミオツネントンボが飛び回っていたのに。

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行く道にはシオヤトンボはたくさんいました。上はメスかな、下は若いオスでしょうか。

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林の中を歩くとカワトンボが見られました。数はあまり多くありません。

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ため池にはまだ数は少ないのですが、ヨツボシトンボが出ていました。

サナエトンボがいっぱい見られる、いつもの池に行くと、これもまだ少数ですが姿が見られました。

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下の写真はフタスジサナエ、上ははっきりしませんが、フタスジサナエかオグマサナエです。

この辺りを調査している方に出会い、池の傍に案内してもらいました。そこで驚くような光景を見ました。水辺には羽化したてや羽化しようとするフタスジサナエが十数頭見られました。不思議なことに近づいてもどれもまったく動きません。

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羽化し始めて止まってしまったもの。

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羽化はしたけれど、羽が伸びないもの。

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羽化直後で翅は伸びているものの動かないもの。

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そして、もうすっかり成虫の形になっているもの。どれもまったく動きません。気温が十分でないのに、羽化したせいでしょうか。今年の異常気象はこんなところで影響を与えているようです。