連休の日曜日に甲子園浜と香櫨園浜に寄ってみました。天気が良かったことと、シギチの様子を見たかったからです。甲子園浜は甲子園球場の南側、香櫨園浜は夙川の河口付近で御前浜とも呼ばれています。

甲子園浜に着いたのは12時前、この日の干潮は神戸で14:48だったので、シギチを見るにはちょうど良い時間でした。さすがに連休で、甲子園浜には人の姿が多く、すでに引き始めた海岸で遊ぶもの、ウィンドサーフィンをするものなど、思い思いに遊んでいます。その割には鳥見の人は少ない感じでした。

海岸から離れたところに、ユリカモメの群れがいて、すでに黒い顔になっていました。そのほかコアジサシ、セグロカモメ(?)などがいましたが、距離が遠かったので、海岸沿いの土手を歩いて、鳴尾川河口付近まで行ってみました。引き潮で現れた浅瀬には、チュウシャクシギ2、オオソリハシシギ1、ハマシギの群れ、ダイサギ1、アオサギ1、カルガモ2がいました。

イメージ 2

ここも私のコンデジ+テレコンではちょっと苦しい距離です。やがて、カラスが次々とやってきて、シギたちを追い払い始めました。

イメージ 1

そのうち、浅瀬にはシギの姿はまったくなくなり、カラスばかりになってしまいました。しばらく見ていたのですが、チュウシャクシギがやってくると追っ払うといういたちごっこが続きました。

イメージ 8

ハマシギは大群で浅瀬の周りを旋回するのですが、なかなか着陸はしません。お腹が黒く、すっかり夏姿になっています。やがて、そのハマシギもちょっと離れた浅瀬に行ってしまいました。私も諦めて戻る途中、コアジサシが波打ち際でダイビングを繰り返している姿が見えました。

イメージ 9

ミサゴが魚を捕るところも見られましたが、写真はちょっと失敗です。すぐ近くの岸辺を見ると、浅瀬から追われたと思われるシギたちが少し来ていました。思わぬことで近くから写真を撮ることができました。

イメージ 10

チュウシャクシギ、

イメージ 11

イメージ 12

ハマシギ、

イメージ 13

それにオオソリハシシギです。

甲子園浜を1時間半ほどで切り上げ、次に香櫨園浜に行ってみました。駐車場が満杯だったので、とりあえず近くの回転寿司で昼食をとり、もう一度行ってみると今度は入れました。

香櫨園浜も人がいっぱいで、バーベキューをする家族、海岸で遊ぶ子供たち、凧上げをする人、キャッチボールをする子供など、ちょっと見ただけでは鳥の姿は見えません。それでも、夙川河口あたりまで行くと、広い浅瀬が現れ、その先端にユリカモメの姿が見えました。

イメージ 14

イメージ 15

もうすっかり顔が黒くなったものもいれば、

イメージ 3

イメージ 4

まだ冬姿のものも混じっていました。

イメージ 5

イメージ 6

河口にはシロチドリも2羽いました。チドリはこの日初めてでした。近づいても逃げようとはしません。

イメージ 7

夙川には震災後に鯉のぼりを掲げるのが年中行事になり、その下で子供たちが楽しそうに魚捕りをしている姿が見えました。