ハエトリグモに引き続いて、河原を歩いた時に見た虫を紹介します。昨日はカメムシをいっぱい見ました。

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まず初めに、ヒメジュウジナガカメムシです。あまり数の多くないカメムシですが、一昨年の秋から昨年の春にかけて河原でかなり多く発生しました。最近は見ないなと思っていたらこの日は1匹だけ見ることができました。

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嫌われ者のマルカメムシですが、拡大して見るとかなり複雑な模様をしています。まるで骨董品の印籠のようですね。

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変わった形のカメムシですが、キバネアシブトマキバサシガメだと思います。昨年も5月初めに見ました。マキバサシガメはサシガメと名前が付いていますが、分類上は異なる種類です。歩き回ってじっとしてくれないのでなかなか写真が撮れません。そのうち、枯れ葉の中にもぐりこんだので、枯れ葉をのけるとびっくり。

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わっ、ヒルだと思って、思わずのけぞったのですが、後で調べてみると、血を吸うヒルとは別の種類だそうです。これはプラナリヤなどと同じ仲間で、扁形動物のコウガイビルの仲間ということです。頭の先の格好が、笄(こうがい)という日本髪を掻き揚げる銀杏型をした道具に似ているところから付けられた名前だそうです。血を吸うヒルはミミズなどと同じ環形動物です。コウガイビルはゆっくりと動いて、ナメクジやカタツムリなどを食べるそうです。

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ハエトリグモを見ていた石垣に現れたカメムシです。似た種類が多いので分かりにくいのですが、これはシラホシカメムシではないかと思います。(追記:小盾版が長く、革質部とほぼ同じ長さなので、マルシラホシカメムシだと思われます)

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ガードレールの支柱に止まっていました。ホソヘリカメムシです。カメラを向けるとすぐに飛び去ってしまいました。

そのほか、カメムシ以外の虫です。

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小さいハムシで、ムナキルリハムシというようです。

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これはクロクモヤガという蛾の幼虫のようです。地面を歩いていました。

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イタドリの葉に止まっているこの毛虫は似た種類が多くて分かりませんでした。

4月になって鳥とはすっかりご無沙汰になってしまいました。虫がたくさん出てくるので、だんだんそちらに目が行ってしまいます。それも小さなものばかりに。