秋も深まってくると虫の数もめっきり少なくなります。

午前中の1時間ほど紅葉と木の実を見に、近くの河原に行ってみました。気温は15度。

ちょうど林が切れて川にぶつかり、ちょっとした崖になっているところが
私のお気に入りの場所です。
夏ならば、ここでいろいろなチョウが崖を上ったり下りたりします。

しばらく待っていると、木の葉に注ぐ陽の光の中で何かキラキラ光っているのが見えました。

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ムラサキシジミです。でも、いつものような元気さはなく、葉に止まってじっとしています。
青い模様が輝いて大変きれいでした。
今頃はチョウの写真を撮るにはもってこいですね。

もうしばらく待っていると、今度は

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ウラギンシジミが見えました。
ちょっと羽ばたいては葉に止まってじっとするという行動を繰り返していました。
あの元気なウラギンシジミも今は日向ぼっこなのでしょう。

このほかアカタテハやモンキチョウもやってきましたが、これらは元気に飛んでいきました。

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河原ではジョウビタキも来ていました。

しばらくしてから、川から引いている用水路沿いを歩いてみました。

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その日見た唯一のトンボに出会いました。
はじめ、マユタテアカネかなと思ったのですが、胸の模様からアキアカネのようです。
私が近くに寄ってもじっとしていました。

この用水路沿いには虫が多くやってきます。6月ごろならホタルが乱舞するところです。

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セイタカアワダチソウの蜜を吸っているのはオオハナアブでした。

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水色のきれいなアブにも出会いました。
後で、インターネットで調べてみると、ヘリヒラタアブのようです。はじめて見ました。



夕方5時前に、もう一度河原に行ってみました。木の実の種類を確かめるためです。

少し暗くなりかけた河原で、セキレイがジャンプを繰り返していました。
きっとこの時間になると川面に小虫がたくさん集まるからでしょう。

その瞬間を写真に撮ろうと思ったのですが、もう暗くて、ぶれた写真ばっかりになってしまいました。

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スマートな姿を見せているのは、キセキレイです。

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これは、セグロセキレイです。
普段は黒っぽい姿に見えますが、飛ぶと白さが目立ちます。

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やがて、チーという声とともにカワセミもやってきて、対岸に止まりました。
でも、ダイビングはせずに、じっとしていました。