里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

生物学

先週、淡路島にある淡路ワールドパークONOKOROに行ってきました。そこで、ほんのちょっとだけ虫や木の写真を撮ったので、記録として載せておきます。

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ワールドパークの説明は後にして、これは園内にあったドングリです。撮影していて、葉の鋸歯が全くないところが不思議でした。家に戻ってから調べてみると、これはマテバシイみたいです。普段、アラカシやシラカシ、コナラなどのドングリばかり見ているので、ちょっと新鮮な感じでした。

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赤とんぼです。こんな風に翅の先が褐色になるトンボはノシメ、コノシメ、リス、マユタテあたりがありますが、これは胸の模様からリスアカネではないかと思いました。

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ここにはミニチュアの石像があるのですが、その上から睨みを利かせていました。オオスズメバチでしょうね。

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最後は海岸にいたネコでした。

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淡路ワールドパークONOKOROは淡路島の中間あたりの東海岸に面したところがあります。その端から見た景色です。突堤に釣り人がたくさんいます。遠くに見えるのは「世界平和大観音像」という台座を含めて高さ100mにもなるコンクリート製の巨大仏像で、現在は所有者不在で廃墟になっているそうです。

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園内の写真です。平日に行ったので、人が少なくてのんびりとできました。主に小学校低学年用の乗り物などがあって、子供連れには楽しいところみたいです。立体迷路や空中に張られた綱を滑走するもの、芝滑りやらと大人でも楽しめそうな施設もあるのですが、なんせみな有料なところがつらい。この遊園地も阪神淡路大震災の時は液状化になり、一時閉鎖になっていたみたいです。

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ここの一番の売りはミニチュアワールドという世界遺産になった建物の1/25のミニチュアがあることです。結局、このミニチュアを如何に本物らしく写すかというところに精力を使ってしまいました。これはノートルダム大聖堂。

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意外に精巧に作られています。

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そして、インドのタージマハル。人みたいに見えるのは人形です。カメラを地面すれすれにおいて撮影しました。ちょっと本物みたいでしょう。ほかにも撮ったのですが、背景に電柱が写ったり、手前の草が大きく写りすぎたりと駄目なものばかりでした。

先ほどの続きで10月4日の散歩のときに写した秋の虫たちです。

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まずはツマグロヒョウモンです。上は♀、下は♂。今頃はいっぱい飛んでいます。

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チャバネセセリです。長い口吻を曲げて蜜を吸っています。

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ヒメアカタテハも蜜を吸っています。

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そして、キチョウも。コシロノセンダングサ、意外に人気ですね。

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おっと、オオハナアブもコシロノセンダングサに来ていました。

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ウラナミシジミはコセンダングサの方でした。

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ミヤマアカネはあちこちにいました。

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これはコノシメトンボ。こちらはめったに見かけません。

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最後は少し迷ったのですが、やはり普通のアキアカネかな。

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溝の壁にいたハラビロカマキリ。

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最後はニホンカナヘビでした。これでやっと10月4日分の写真整理が終わりました。

10月4日に散歩したときに写した写真の整理がまだできていなかったので慌ててやりました。

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今頃、朝顔?と思ってしまいますが、園芸で植えられている朝顔よりはずっと小さくて葉っぱの形も違っています。これはアメリカアサガオという帰化植物だと思います。河原や休耕田に咲いていました。

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色が違うのですが、たぶん、両方ともマメアサガオだと思います。これも河原に咲いていました。

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これも河原に生えていました。日本の侵略的外来種ワースト100に入るアレチウリです。

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これも川の土手に生えていました。初め、なんだか分からなかったのですが、調べてみるとアカザ科のアリタソウのようです。

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これはハマスゲかな。土手にはいっぱい生えていました。

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それに、アキノノゲシ。

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これはヌカキビ。

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川辺に生えていました。葉はススキのようです。調べてみたら、コヌカグサの仲間のようですが、それ以上はよく分かりませんでした。イネ科は難しいですね。

先日の続きで家の周りを歩いたときに見つけた秋の花を紹介します。

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これは林の縁のちょっと日陰のところで咲いていました。

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花を拡大してみます。おそらく、ヤブマメだと思います。

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その日陰の場所にはチヂミザサがいっぱいありました。一応、花らしきものを拡大して写してみました。茎には毛がいっぱい生えています。長く伸びているのは芒です。

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そのすぐ脇にあったミズヒキの花です。「牧野新日本植物図鑑」によると、花弁のように見えるのは萼のようです。花が終わると萼が閉じてその隙間から長い花柱が飛び出し、先端がかぎ形に下に曲がっているとのことです。花の向こう側に見えるのがその状態なのかもしれません。

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川の土手に行くとこのコシロノセンダングサがいっぱいでした。

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これも花を拡大してみました。「日本帰化植物写真図鑑」によると、コシロノセンダングサはシロバナセンダングサ、シロノセンダングサとも呼ばれ、コセンダングサの変種だそうです。学名は従って、Bidens pilosa var minorのよう書かれます。

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そのコセンダングサもすぐ隣にありました。

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花の拡大です。「牧野新日本植物図鑑」によると、舌状花冠は1列に並び少数、楕円形で先がまるく開出し、筒部は狭く、舌状部より短いとのことです。どれが舌状花冠かわからないのですが、周りで白く見えている部分がそうなのかもしれません。今度もう少し詳しく見てきます。残りは管状花で花冠は五裂とのこと。これもよく見てみないといけませんね。

続きはまた今度。

3日前に家の周りを歩いてみました。最近は虫も少ないし、主に、花を撮ることにしています。そう思って探してみると、結構、花はいっぱいありました。

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まずはヒガンバナ。秋といえばこの花ですね。でも、もう終わりになってきているみたいです。そういえば、最近、あまり散歩に行っていませんでしたね。

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休耕田に水が張ってあったのですが、その水がなくなった後にこんな花が咲いていました。

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花を拡大します。この花は初めてです。葉はホテイアオイみたいな感じで、てっきり栽培種かなと思ったのですが、家に戻ってから「日本帰化植物写真図鑑」で調べてみると、ミズアオイ科のアメリカコナギという北米原産の帰化植物のようです。1970年代後半に岡山県で見つかってから、西日本の水田に広がりつつあるそうです。

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そのすぐ横にあったのは葉に鋸歯があるのでアメリカアゼナかな。

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花を拡大してみました。「野に咲く花」によると、アメリカアゼナは4本の雄蕊のうち、下唇につく2本は葯がなく仮雄蕊になっているということですが、この写真を見ても葯がなくて先が曲がっていることが分かります。また、「日本帰化植物写真図鑑」によると、葉の基部が葉柄状に細まるCタイプと、円脚で鋸歯の明瞭なRタイプがあるそうです。これはRタイプのように見えますが、このタイプをタケトアゼナと呼ぶとのことです。

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タカサブロウもありました。この株とは別なのですが、近くにあったタカサブロウがアメリカタカサブロウかタカサブロウなのかを調べに行きました。9月に行ったときには咲いていたので、今は種になっているだろうと思ったからです。この両者は種の形で見分けられます。

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案の定、種になっていました。

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「日本帰化植物写真図鑑」によると、この種に翼がついていればタカサブロウ、この写真のようにないものがアメリカタカサブロウだそうです。ということで、これはアメリカタカサブロウでした。先ほど来、アメリカという名前がつく花ばかりですね。

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これもすぐ脇に咲いていました。

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この花の形からシソ科のイヌコウジュだと思います。シソ科の花は拡大してみると、違いがよく分かります。(追記:後から見たら、ヒメジソのようです)

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これはイヌタデだと思います。花が咲いています。

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目立たない花ですが、大きくしてみると意外に綺麗です。ちょっと梅の花みたいですね。

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こちらはタマガヤツリ。田んぼの中にあったので、接写はできませんでした。

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そして、目立たないクワクサです。

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白い花みたいなものが点々と咲いているので、拡大してみるとこんな感じになりました。調べてみると、白いのは雄蕊で4本あります。従って、これは雄花のようです。

まだまだ他にもあるのですが、とりあえずここまで。

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