里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

生物学

前回が11月下旬だったので、1か月半ぶりのアップになります。本当に久しぶりです。実は、ここしばらく家の近くの散歩には行くのですが、いつも見慣れた景色、見慣れた鳥、見慣れた花・・・と撮影意欲を全くなくしていました。それで、気分転換にと思って、一昨日に開かれた市民向けの植物同好会の観察会に参加し、結局、同好会に入ることにしました。これから月1回は植物を見て歩くので、ちょっとモーチベーションが上がるかもしれません。

それで、早速、昨日は家の周りのいつもの里山を歩いてみました。民家のあたりは道路の工事が進んでいて、だいぶ様相が変わっていました。でも、山はいつものように静かでした。今日は気の付いたものだけを撮ろうと思って気楽に歩いてみました。

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まずは家の近くのフェンスに止まっていたツグミです。

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山道を歩いてから畑に入ったところの藪にいました。カシラダカかなと思って撮ったのですが、胸の色を見るとホオジロみたいな感じです。

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畑の端には実をたわわにつけた柿の木がありました。渋柿なのでしょうけど、鳥も食べないのかなぁ。

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山道が終わって河原に出てきました。コサギが3-4羽いました。最近コサギの姿をよく見かけますね。ほかのコサギは飛び去ったのですが、1羽だけ残って様子見です。

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河原の茂みではスズメが何十羽となくうるさく鳴いています。近づいたら一斉に飛び出しました。すると同じ茂みから茶色の獣が道を横切って廃材置き場に逃げ込みました。

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廃材置き場を探し回ると、じっとこちらを見ている目に出会いました。人の姿を見ても意外に逃げません。

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テレコンを取り付けたり、こっちはガサゴソしていたのですが、じっとしています。可愛いですね。

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そして、逃げる寸前の顔でした。

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川を見ると、コサギが脚を細かく動かしながら魚を探していました。

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最後はホオジロです。

久しぶりの撮影だったのですが、結局、植物は撮らず、鳥ばかり撮ってしまいました。まだ、カメラの固定がうまくいっていなくてちょっとぶれた写真が多かったのですが、これからもう少し練習してみます。早く、花の咲く季節になるといいのですけど・・・。

最近は病院へ行ったり、風邪をひいたりと、ゆっくりと散歩する機会がありませんでした。そして、気が付いたらもう11月も半ばを過ぎて、冬にまっしぐらに進んでいます。一度、暖かい日にでも歩いておこうと思って、3日前に目的もなくぶらぶら歩いてみました。

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もう何もいないかなと思ったら、とりあえずモンシロチョウはまだ健在でした。

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赤い実がぎっしりついています。葉脈が透けて見えないので、たぶん、モチノキ科。そう思いながら、撮影して、後でネットで画像検索をしてみました。モチノキ科のクロガネモチというのが似ている感じです。

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ちょっと寂しい写真なのですが、実が独特の恰好をしているので、おそらくウツギでしょうね。

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ツマグロヒョウモンがいました。今頃でも新鮮ですね。翅を開くかなとしばらく待っていたら、

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ちょっと開いてくれました。

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キチョウはたくさんいました。今頃でもチョウは結構いますね。

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そして、用水路脇にぶら下がっていたカラスウリです。

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いつもの川の土手を歩き始めたら、アオサギが陣取っていたので、悪いかなと思って引き返しました。

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近くに咲いていたヒメジョオンです。

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そして、コシロノセンダングサ。河原もだいぶ寂しくなりました。

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家の近くでいつも見かけるツルウメモドキです。今頃はなんとなく赤い実に惹かれます。

秋も深まって来ると、咲いている花も少なくなってきます。そんな里山を歩いて花を探してみました。

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今回の目的の一つはヨメナとノコンギクの違いを調べるということでした。ヨメナはヨメナ属、ノコンギクはシオン属で、「日本の野生植物」の検索表によると、ヨメナ属はそう果に短い冠毛があり、シオン属は長い冠毛があるという違いがあります。それを調べてみました。

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種の根元にわずかだけ冠毛が見えています。

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これもよく見ると、極々短い冠毛があります。

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これは花を拡大したものです。周辺の花びらは舌状花、にょきにょきと飛び出しているのが筒状花で、短い花びらが見えています。中心はまだ開いていない筒状花です。

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こちらの花も調べてみました。

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これには長い冠毛があります。これがたぶんノコンギクかもしれません。

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これも花の拡大です。筒状花の花びらがよく見えます。その根元あたりに糸のように伸びているのが冠毛なのでしょうか。

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これはアリタソウのようです。

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これもアリタソウかなと思って写したのですが、拡大して見るとまるで違います。まだ、名前が分かりません。

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畑の横で変な花を見つけました。

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横から見るとキク科みたいですね。「日本帰化植物写真図鑑」で調べてみると、カッコウアザミという熱帯アメリカ原産の外来種のようです。図鑑によると、和歌山県以南で帰化状態と書かれていますが、大阪北部でも自生していました。

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茎にはこんなに毛が生えています。

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山道を歩くとフユイチゴに実がいっぱいついていました。

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最後はイタドリの種です。陽が当たってきれいに光っていたのですが、写真に撮ると大したことがないですね。

最近、家の近くの里山を歩くのが楽しみになってきました。いろいろな花が咲いているので、それを順番に写していって名前を調べようと思っているからです。3日前にもこの間と同じところを歩いてみました。

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まず気の付いたのはこの花でした。ヒイラギモクセイだと思います。たぶん、植えられているのだと思いますが・・・。

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民家から外れて山の斜面に作られた畑に沿った道を歩いていると、いきなり白いチョウが飛び上がりました。なんだか分からなかったのですが、ひょっとして戻ってくるかもと思って待っていたら、案の定、戻ってきました。イシガケチョウでした。キヅタの花に来ているみたいですね。じっとしてくれなくて、なかなか写真が撮れなかったのですが、やっと撮れました。

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この畑の横を流れる小さな流れはいいですね。小川を流れる水の音がして・・。そのそばで、ミゾソバがいっぱいに咲いていました。

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その横にヒメジソだと思う花が咲いています。この間から、イヌコウジュとの違いをはっきりさせようと何度か撮っています。この日も撮ってみました。

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まずは花。「野に咲く花」には下側の雄蕊が仮雄蕊だと書かれていましたが、よく分かりませんね。

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それから葉。

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萼も撮ってみました。「野に咲く花」には、萼の先端が尖らないと書かれていますが、上側の真ん中の片をいうのかな。

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ふと横を見ると、ホシヒメホウジャクが止まっていました。

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この間見つけたアキチョウジの花は健在でした。

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キク科は相変わらず分かりません。そういえば、花弁を引っ張って冠毛がなければヨメナ、あればノコンギクと昔習ったことがあったなと思い出し、花びらを引っ張ってみました。

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冠毛がついていますね。ノコンギクなのかなぁ。今度、もう少し調べてみよう。

最近は花を探しながら、家の周りを散策するのが楽しみになってきました。もちろん、チョウやトンボなどもいたら撮りますが・・・。こうやって家の周辺にある植物をみな撮ってみたいなと思っています。

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まずは畑の横を流れる用水路沿いを歩いてみました。花はほとんどないのですが、代わりにこんなカラスウリを見つけました。結構、いっぱいついています。これが美味しいといいのですが、きっと美味しくはないのでしょうね。
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河原のフェンス上にはスズメが鈴なり。こんなに集まるとすごいですね。

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橋を渡って民家の間を歩いていくと、石垣にこんな花が咲いていました。これはオキザリスと言っている栽培種でしょうね。

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道の片隅にこんな小さな花が咲いていました。たぶん、ウリクサですね。

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ここからちょっと山側に歩くと、山の斜面に沿って流れる小川があります。小川というにはあまりにも小さな水の流れなのですが、ここにいろいろな花が咲いています。これはヒメジソだと思っているのですが、イヌコウジュとの差が分からなくて、この間から何度も来て写真を撮っています。

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花を拡大して写しました。決め手は葉の鋸歯と萼なのですが、萼がいまいちはっきり写っていませんでした。今度もう一度行って写してこよう。

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シダはだいぶ前に写したので忘れてしまったのですが、これはシケシダだったかな。

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サクラタデがいっぱい咲いていました。こんなに咲いていると見事ですね。

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その先でアキチョウジを見つけました。昔、見たような気がして探していたので、ちょっと嬉しかったですね。

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これは何の種だったかな。シンメトリーが美しかったので、思わず写してしまいました。

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これはキヅタの花みたいです。「樹に咲く花」を見ると、黄緑色のものが花弁で5枚あり、雄蕊も5つ。真ん中の紫褐色の塊が花盤だそうです。ネットで調べると、花盤は花托が大きくなって突き出したもので、ヤブガラシが例に上がっていました。この花盤が子房を覆っているそうです。したがって、中央の黄緑色のものが雌蕊になるのかな。とにかく、この花には虫がいっぱいきていました。

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帰りに民家の庭で朝顔が咲いていました。これもネットで調べると、琉球朝顔といって栽培されているもののようです。

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コシロノセンダングサには、何でこんなに集まっているのだろうと思うくらい、モンシロチョウがいっぱい来ていました。

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最後に道沿いにあった木ですが、おそらく植えてあるのでしょうね。バナナみたいな実がいっぱいついているので写してみました。ヌマミズキ科のカンレンボクというみたいです。

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