里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

沖縄・奄美

この間からの続きで、先週、沖縄に行ったときに撮った写真を紹介します。これまで花とチョウを紹介したので、今回はその他の昆虫と鳥です。

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まずはトンボです。沖縄市知花にある東南植物楽園の中で見たトンボです。東南植物楽園は植物園と水上楽園に分かれています。かなり広いので、園内を小さなカートで回るトラムツアーを申し込んで水上楽園を案内してもらいました。説明していただいた植物も面白かったのですが、途中、見つけたチョウやトンボが気になって、終わってからまた同じコースを歩いてみました。このトンボは思いやりの湖と名付けられた池で見つけました。見たときはてっきりショウジョウトンボだろうと思ったのですが、沖縄だから変わったトンボかもしれないと思って、一応、撮っておきました。家に帰ってから調べると、どうやらベニトンボというトンボの♂だったようです。

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こんなトンボも何回か見かけたのですが、こちらは見たことないなと思って撮りました。どうやらこれがベニトンボ♀だったようです。やはり撮っておいてよかった。

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そういう意味ではこのトンボもシオカラトンボかなと思って撮ったら、実は、ハラボソトンボだったみたいです。沖縄ではとにかく何でも撮っておかないといけないですね。

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イトトンボは植物園の方にいました。イトトンボはみな似ているのでよくは分かりませんが、図鑑と見比べるとムスジイトトンボみたいです。

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大量に飛んでいたのはこのウスバキトンボでした。4月ごろに沖縄で飛んでいるのですね。これが北上して、関西だと6月終わりごろから見られるようになるわけです。沖縄のあちこちを移動したのですが、トンボはこの植物園だけ。やはりチョウとトンボを見るには植物園に限りますね。

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次はバッタです。これも東南植物楽園の植物園にいました。スイレンの葉の上に何匹も止まっていました。調べてみると、オキナワイナゴモドキという種のようです。

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この大きなバッタは古宇利島にいました。たぶん、以前、奄美でも見たタイワンツチイナゴだと思います。

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沖縄ではクマバチも変わっています。胸が黄色くありません。これも調べてみると、オキナワクマバチというようです。

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こちらはセグロアシナガバチかなと思ったのですが、沖縄には亜種もいるみたいでちょっとはっきりしません。

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これは古宇利島の海岸で見たものです。いつもの接写用のカメラを持って行かなかったので、デジカメを接近させて撮りました。うまく撮れるかなぁと思ったのですが、まぁまぁでした。でも、種類はサルハムシの仲間だろうなというところまでです。

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これは最終日に出発しようと思ってふとサイドミラーを見て見つけたものです。調べると、どうやらタイワンハムシという外来種のようです。

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鳥は古宇利島で撮ったものがちょっとあるだけです。これはミサゴ。

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そしてイソヒヨドリ。

古宇利島の展望台近くでうるさく鳴きながら上に登ったり、また、下に降りたりする鳥がいました。これがセッカなんだろうなと思って何とか撮ろうと試みたのですが、飛び方が速いので、なかなか視野に入ってきません。

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やっと撮れたのがこんな写真でした。

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連写で何枚も撮ったらこんな写真も入っていました。滑空したり、下に降りるときは羽を閉じて飛ぶみたいですね。

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しばらく粘っていたら、やっと一瞬だけ枝に止まってくれました。

観光の合間合間に撮った写真だけだったのですが、結構、収穫がありました。

先週の中頃、沖縄に行ってきました。その時に見た動植物の写真を紹介します。一昨日は花を紹介したので、今日はチョウです。ただ、撮影が目的でなくて観光が目的だったので、それほど粘れなくてあまりいい写真はなかったのですけど・・・。撮影場所は恩納村、名護市、今帰仁村あたりで、沖縄の中北部になります。

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シジミチョウは数多くいたのですが、頑張って撮ってみるとすべてウラナミシジミでした。関西でウラナミというと晩夏から秋を代表するチョウなのですが、沖縄では年何回か発生し、一年中いるようです。関西では飛翔が速くて、ほかのシジミとは一線を画する感じなのですが、沖縄ではヤマトシジミのように地面近くをちょこちょこ飛ぶ姿が見られました。

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古宇利島で見たジャコウアゲハです。ハイアワユキセンダングサに止まって吸蜜をしています。次から次へと花を変えては行くのですが、見ていた20分ほど間はこの場を離れませんでした。

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ジャコウアゲハを撮っていたらオオゴマダラがやってきました。こちらは一瞬だけ止まってそのまま飛び去ってしまいました。結構、飛翔は速いみたいです。

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ジャコウアゲハが出たついでにシロオビアゲハも出しておきます。これはネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)で撮ったものです。あちこちで飛んでいたのですが、まったく止まってくれなくて写真は撮れませんでした。やっとハイアワユキセンダングサに止まってくれました。

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モンシロチョウは関西と変わりがない感じです。

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沖縄ではキチョウとキタキチョウの両方が分布することになっているので、これはどちらか分かりません。

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これはリュウキュウヒメジャノメだと思います。これもネオパークオキナワにいました。

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ツマグロヒョウモンは沖縄でもたくさんいるのですが、関西と比べるとやたら元気がよい感じです。ほとんど止まってくれません。やっと止まってくれたので撮れたというところです。イシガケチョウも結構いたのですが、こちらも止まってくれなくて写真がありません。

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最後は東南植物楽園で撮ったセセリチョウです。地味な感じのチョウなので、いい加減に撮ってしまいました。家に戻ってから調べると、今まで見たことのないセセリでした。後翅裏側に黒い点があるので、たぶん、クロボシセセリだと思います。沖縄では普通にいるようです。最近は分布を広げ九州南部まで進出しているようです。

沖縄に行ってきました。今回は観光目的で写真はあまり多くは撮らなかったのですが、それでも行く先々で時間を見つけては虫や花の写真を撮ってきました。今回は古宇利島という島に行ったときの写真です。古宇利島は名護の北にある周囲僅か8kmの小さな島です。隣の屋我地島との間は長さ2kmの長い古宇利大橋で結ばれています。

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これは古宇利島にある展望台からの写真です。長い橋が真っすぐ美しい海の上を通っています。

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海の水も透き通っていて大変綺麗です。

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そしてこれは屋我地島から見た古宇利島です。小さな島だということが分かりますね。それでも海が綺麗なことと何となく落ち着くので、一日中いててもよさそうな感じのするところでした。

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海岸に下りた時の写真です。

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砂浜と思いきや

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一面のサンゴでした。

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海岸にはいろいろなものが打ち上げられています。

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この網目のものは何だろう。

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海岸にはシマアザミが咲いていました。

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もとはこんな大きなアザミです。

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マメの花のような黄色の花も点々と咲いていました。調べてみると、ハマアズキというマメ科の植物でした。

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この奇妙な葉をもつつる植物は以前奄美でも見たグンバイヒルガオの葉のようです。

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5月20日ごろに奄美に行ったときにはこんな花が咲いていました。

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海岸からは奇妙な形をした展望台が見えています。

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展望台周辺にはこんな花が咲いていました。葉がクチナシに似た感じだったのですが、何だろうと思って調べてみると野生のクチナシでした。栽培品と比べて花が小さく、花弁が細長いみたいです。

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こんな変わった葉の植物もありました。花が咲いています。

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以前沖縄に行ったときに、「沖縄植物図鑑」というのを買っていたので調べてみると、どうやらパパイヤみたいです。背が低かったので、まさかと思ったのですが、花も似ているので間違いなさそうです。これは植えてあるのでしょうね。

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これも変わった葉の植物です。

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こんなに茂っています。これも図鑑で調べてみると、トウダイグサ科のオオバギというようです。常緑樹と書いてあるので木なのですね。

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これはたぶんノアサガオですね。東アジアからオーストラリアに分布する帰化植物です。

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周りにはハイアワユキセンダングサがいっぱいです。似た種にタチアワユキセンダングサがあるのですが、前者が3小葉、後者が5小葉ということから見分けられます。この花にはチョウがたくさん来ていました。それについては次回にします。

4月16-18日に奄美大島龍郷町の倉崎海岸にあるホテルに行ったときの記録の最終回です。昨年もそうだったのですが、行く前は鳥を撮ってくるぞと思って出かけるのですが、現地に着くと余りにも綺麗な虫や花に目を奪われ、最終日になってやっとバタバタと鳥を撮り始めるということになってしまいます。

今年も全く同じパターンだったのですが、ちょっと違ったのは初日にこの鳥を見たことでした。

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引き潮になったのでホテルの近くの磯を歩いていると、貝を集めているおばさんたちに出会って話しているとき、「お客さんあれ」と言って指さした方向に鳥が一羽いました。ちょうど逆光だったので、何のサギかなと思って気楽に近づいていったら、初めて見るクロサギの黒色型でした。嘴は黄色いようです。あまりに気楽に近づいたので、気配を察して、ちょっと離れたところに飛んで行ってしまいました。

仕方なく、着地地点まで移動してみると、また、気配を察したのか、もとの場所に戻ってきてしまいました。今度は慎重に慎重に近づき、岩影からそっと写したのがこの写真です。でも距離があるのと逆光で、なかなかうまく写せません。クロサギは海岸に沿って餌を探しながら少しずつ私のいる方向に近づいている様子です。そこで、波打ち際から少し離れ、撮影しやすい木陰に行って、そこでちょっと待つことにしました。

しばらくすると、期待通り、近くの波打ち際までやってきてくれました。

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こちらが近づいて行く時には警戒されるのですが、向こうからやってくるときはじっとさえしていれば、意外に警戒されないみたいです。十分近くから写すことができて満足でした。やがて、クロサギはもといた場所に戻っていってしまいました。

夕方になると、ホテルの周りをリュウキュウツバメが飛び始めました。何とか飛んでいる姿を撮りたかったのですが、あまりに速いので視野の中にも入りません。

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やっと撮れたのが、こんな写真でした。

翌日はよい天気でした。

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イソヒヨドリはあちこちにいました。

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鳴くときに体全体を動かして鳴くので、その姿が面白かったです。

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人懐っこいのか、ホテルのバルコニーにもやってきました。なかなか愛嬌があります。

昼間は半島の反対側の入江のところまで歩いてみました。途中、鳥の声はよく聞こえるのですが、林の中でなかなか姿は見えません。

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そのうち一羽が林から飛び出してきて、目の前の高い木の上に止まりました。慌てて撮影したのですが、ほんの一瞬のことで、残念ながらピントが合いませんでした。後で写真を見ると、どうもリュウキュウサンショウクイのようです。初めて見ました。もう少しゆっくり止まっていてくれれば・・・。残念!残念!

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奄美ではヒヨドリも亜種ということで、じっくり撮ってみました。顔の赤い部分が目立つ感じです。

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ホテルのレストランで食事をしていると、すぐ目の前の木にメジロが止まりました。しきりにこちらを気にしている様子です。

最終日は、とにかく奄美に来たからにはルリカケスを撮らないと・・・と思って、ホテル周辺を歩いてみました。

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あちこちで声がして、姿は見えるのですが、遠くてうまく写せません。そのルリカケスを追って、林から海岸に出て、さらに崖の階段を登ったところで、2羽がバタバタしているのが見えました。でも、登ったところが実はホテルだったのです。結局、ホテルに戻ってきたことになります。

ホテルに宿泊している方に、「何を撮っておられるのですか」と聞かれたので、「ルリカケスを追いかけているのですよ」と言うと、「ルリカケスなら、ほらっ、そこの木に巣を作っているので、待っていると写せますよ」と言われて、ホテルの庭の木を指さしました。確かに、近くでルリカケスの声がします。なぁーんだと思って待っていたのですが、なかなかやってきてくれません。そろそろ帰る時間も近づいているしと思っていると、少し離れた木に止まってくれました。

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やっと近くで撮影出来たと思って喜んでホテルに帰ると、例の巣があるという木でがさごそと音がします。振り返って見ると、

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ちょうとルリカケスがやってきているところでした。ほんの一瞬で、こんな後ろ姿だけが写せました。でも、とにかく写せてよかったなと思って、帰り支度をしに部屋に戻りました。

4月中旬に奄美大島龍郷町にある倉崎海岸に行った時の写真です。ちょうど干潮になっていて、磯にはいろいろな生き物が見られました。前回は、カニ、ナマコ、ウニ、イソギンチャクなどをお見せしたのですが、そのほかの生き物たちを紹介します。

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磯の潮だまりには綺麗な魚が泳いでいました。なかなか止まってくれないので、写真ではこんな感じですが、目の上で青い筋が光っています。家に帰ってから調べてみると、これはネズスズメダイという魚の幼魚だそうです。

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これはハゼの仲間でしょうか。名前までは分かりません。

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潮だまりにはこんな群れもいました。

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海岸を歩いていると、地元の人が何かを採っている様子です。近づいていって何を採っているのか聞いてみました。

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こんな貝を採っていたようです。汁物にいれたり、綺麗なものは装飾にも使うそうです。

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気をつけて見てみると、岩の隙間にこんな綺麗な貝がいっぱいいました。上はハナビラタカラガイ、下も大きめのタカラガイでしょうね。

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潮の引いた磯にはこんなものがたくさんありました。サンゴの種類でキクメイシの仲間ですね。

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この長い虫はゴカイの仲間でしょう。

名前が分かるものは少なかったのですが、海藻もいろいろとありました。

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これはカサノリの仲間ですね。

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そして、これはミルでしょうか。

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本当は昆虫を撮影に行ったのですが、磯遊びも結構面白かったです。

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