里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

山登り

昨日、大阪と兵庫の県境にある高代寺山にいったときに写した虫の写真です。

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セイタカアワダチソウに来ていたキタテハです。陽に透けた翅が綺麗に見えました。

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テングチョウもたくさんいました。翅を広げて、日向ぼっこです。

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ヒカゲチョウもいました。その他、アサギマダラやルリタテハもいたのですが、写真は撮れませんでした。

トンボもいました。

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これはオオアオイトトンボです。妙見口から高代寺山に登る途中の林の中にいました。

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これはアキアカネ。トンボはこの他、ウスバキトンボが飛んでいました。

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そのほかの昆虫です。花にはオオハナアブがたくさん来ていました。

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こちらはセスジハリバエというハエの仲間です。

虫はこんなものですね。秋も深まってきたという感じです。

高代寺山は標高488m。大阪北部、兵庫県との県境にある小さな山です。これまで行ったことがなかったので、昨日、ぶらっと行ってきました。登り口がよく分からなかったので、とりあえず車を妙見山のケーブル黒川駅の駐車場に止め、能勢電妙見口駅まで歩いて行きました。ほとんど駅近くなって高代寺参道と書いた立て札を見つけ、そこから登っていきました。

初めは舗装道で、その道はだんだん狭くなり、最後は山道になりました。傾斜がきつくなってきてそろそろ山登りかなと思った途端、なんと舗装道に出てしまいました。山の上に高代寺やその霊園があるからでしょうね。でも、それからは舗装道をずっと歩くことになりました。とりあえず、頂上に行ってみようと、高代寺霊園の方角に歩いていきました。頂上への道標を探しながら歩いていると、霊園を過ぎるころから道は下り坂になり、とうとう本格的に降りてしまいました。今思えば、途中、NTTのアンテナへ行く道があったので、あちらを行けばよかったかもしれません。

でも、降りてきたから仕方ありません。途中、ゴルフ場の中を通り、延々と歩いて行くと、最後は一庫ダムに出てしまいました。車が多い道のトンネルを歩くのは嫌なので、ちょっと引き返して光風台に出て、そのまま光風台駅から能勢電に乗って、妙見口駅まで戻ってきました。3時間ほど歩いたのですが、ほとんど登りらしい登りはなく、ただひたすら舗装道を歩いたという印象です。

行程が楽だった分、いろいろと写真を撮ることができました。今回は途中で見た花を紹介します。

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行きの妙見口駅に向かう道の脇にいっぱい咲いていました。おそらくヨメナでしょうね。

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用水路脇にはタデ科のヒメツルソバが咲いていました。おそらく植えてあったものが逸出したものでしょうが、帰化植物図鑑によると、もともとはヒマラヤ原産の花だそうです。

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里にはあちらこちらに残り柿がありました。

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参道を登っていく途中で見つけました。実に変わった形をした花です。シソ科かなと思って調べてみたのですが、クマツヅラ科でした。カリガネソウというようです。この辺りに群生していました。(大場秀章編、「植物分類表」(Aboc, 2009)によると、カリガネソウはクマツヅラ科からシソ科カリガネソウ属に移っているようです)

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道が暗くなってきたころにたくさん生えていました。花はもう終わっていたのですが、ちょっと咲き残っている花もあって、ミカエリソウというシソ科の植物のようです。

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舗装道に出たあたりにたくさん咲いていました。青色が綺麗です。シソ科のアキチョウジでしょうね。

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道沿いにはコウヤボウキがたくさん咲いていました。

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それにアキノキリンソウですね。

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アザミの仲間なのですが、名前までは分かりませんでした。

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それにヤクシソウです。今頃でも結構花は咲いていますね。

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最後はおまけでミツデウラボシでした。

天気が良かったので、大阪府北端にある剣尾山に登ってきました。能勢温泉に車を置き、行者山に登ってから尾根伝いに剣尾山まで行くコースです。さすがに秋晴れの日曜日とあって、温泉にも山にも人がいっぱいです。能勢温泉にはキャンプ場やオートキャンプ場もあるのですが、そこも満杯のようでした。

まず、麓で何枚か写真を撮りました。

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ナツアカネです。

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コウヤボウキです。綺麗な花ですね。

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イノモトソウです。

こうやって麓を歩いているうちはよかったのですが、いざ、登り始めるともう写真どころではなくなります。必死で頂上に向かったので、結局、1枚も撮らずじまい。その代わり、剣尾山の頂上へは1時間ちょっとで着きました。ちょっと一服して、まだ余力があったので、この奥にある横尾山に登ってみました。横尾山は剣尾山と同じ高さの784mです。

その途中でこんな花を見つけました。

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センブリですね。可憐な花だったのですが、ゆっくり見る余裕もなく、急坂をひたすら横尾山に向かって登りました。もうこの頃になると、足が疲れてしまって、あまり持ち上がりません。やっとの思いで横尾山頂上へ。それから、能勢温泉側に降りました。その長かったこと長かったこと。岩がゴツゴツした道をひたすら下るのですが、もう足を引きずるような感じで降りてきました。

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その途中でカエルを見ました。山の中なので何だろうと思ったのですが、目のところに黒い筋があるのは、ニホンアマガエルだけのようです。それにしても、変わった体色です。

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オオセンチコガネがたくさん飛んでいました。なかなか止まってくれなかったのですが、辛うじて後ろからパチリ。顔が映りそうなくらい光っています。

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テングチョウも多かったですね。

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それにマユタテアカネです。

下山して早く温泉に入ろうと思ったのですが、駐車場は満杯状態。ずいぶん人出があるようです。温泉が混んでいるのも嫌なので、風呂も食事もせずにそのまま帰ってきました。

深山は大阪と京都の県境にある標高790.5mの山です。台風18号が通り過ぎた後、あまりにいい天気が続いているので、思い切って行ってみました。この日は、るり渓温泉の駐車場に車を置き、そこから歩いて深山に登り、林道を降りてるり渓温泉に戻り、昼食を食べたあと、今度はるり渓を歩き、再び、るり渓温泉に戻って入浴して帰るというコースです。

カメラを2台も持って登るので大変かなと思ったのですが、きつかったら途中で引き返そうと思っているうちに頂上に着いてしまいました。駐車場から1時間ほどの行程でした。はじめ、ゴルフ場の横の暗い林をひたすら登ると、視界が一気に開け、後は尾根を登ったり下ったりを繰り返します。

登山道の入口まで車道を歩いていると、金網にトンボがいました。

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ネキトンボです。止まるとすぐに飛び、また、止まるというのを繰り返して、なかなかじっとしてくれないので、お気に入りの場所でしばらく待っていると、そのうち、私の帽子に止まってしまいました。追い払うとすぐにまた止まるので、なかなか撮影できません。

山道を登り、視界が開け、小さな山の頂に着くと決まっているのが、次の2匹でした。

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ツマグロヒョウモンとキアゲハです。このようにちょっと止まっては、再び2匹とも飛び上がり、競い合うように互いを追いやってはまた止まるという光景をあちこちで展開していました。

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視界が開けた頃から赤とんぼがたくさん見え始めました。アキアカネです。アキアカネはまだ山の上にいるのですね。

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よく見ると黄色いトンボも止まっていました。キトンボです。キトンボは昨年、京都府立植物園で見たのがはじめてだったので、ちょっと嬉しくなりました。

頂上には観測所と神社があるのですが、そこにはアキアカネがたくさんいて、また、オニヤンマやアゲハの仲間が飛び回っていました。どれもなかなか止まってくれないので、諦めて林道を降りることにしました。

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頂上付近の林道で何箇所か咲いている花がありました。家に戻ってから調べてみると、マツカゼソウというミカン科の花のようです。

林道ではヒョウモン類が飛び回っていました。

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ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモンだと思います。どれも、羽がぼろぼろで、吸蜜をしたり、木の葉に止まったりと忙しく動き回っていました。

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ちょっと変わったバッタだなと思って撮影したのがこれです。これも家で調べてみると、ヒナバッタらしいです。

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これはジガバチです。

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暗い林の中ではイトトンボが飛んでいました。ホソミイトトンボのようです。まだ、若い個体なのかもしれません。

林道を降り、車道に着くと、蛇がいるのに気が付きました。

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死んでいるか、じっとして動きません。変わった模様だなと思って撮影したのですが、家で調べてみると、シマヘビの幼蛇のようです。蛇は、登る途中でも、ヤマカガシが登山道を横切りました。

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道端ではヒガンバナが咲いていました。

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るり渓は、写真のような岩の間を水が流れていく小さな川の脇に遊歩道が作られ、それが延々と2キロほど続いていました。途中、人には全く会わず、暗いところをただひたすら歩いていきました。鳥はキセキレイ、虫はヤンマの姿を一匹を見た程度でした。

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暗くて高いところに止まっていたので、かろうじて撮影できた感じです。ミルンヤンマかなと思っています。

帰りにるり渓温泉で汗を流してきました。山登りの帰りに温泉に入れるのはいいですね~。

いつも金曜日になると天気が良くなり、山に行ってみたくなります。

今日は黒川側から高代寺山に登ろうと思って、知明湖キャンプ場に車を置きました。
そのまま歩いて、黒川公民館前の登り口に着いたのですが、なぜか柵がしてあり入れません。

仕方なく、妙見口駅側から登ろうと思って歩き続けました。
途中で、妙見稜線コースの案内があったので、気が変わって妙見山に登ることにしました。

妙見山は車で行くところと思っていたのですが、いざ登って見ると結構きつい山でした。
登山口から25分ほどはひたすら坂が続き、もう坂は止めてほしいと思う頃、ゆるやな道に変わりました。
最後に10分ほど坂を登ると頂上駐車場の一角に到着しました。およそ50分の行程でした。

三角点へは参道の途中にある分かれ道を行きます。
ちょっと登ると立派な彰忠碑が見え、その脇にひっそり隠れていました。

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帰りは沢沿いの新滝道を下りました。
急な坂が続きますが、着実に高度を下げ、45分ほどでケーブルの駅に到着しました。

しかし、登山と写真は両立しませんね~。

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テングチョウはまあまあ綺麗に撮れたのですが、鳥の方はさっぱりでした。

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ヤマガラですが、背景に埋もれて良く見えません。

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マヒワのようですが、後ろに焦点が合ってしまいました。

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