里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

里山日記

9月9日に久しぶりに大阪市にある鶴見緑地に行ってみました。最近、花ばかりを撮っているので、花を撮るついでに虫も撮ろうと思って行ったのですが、思わぬ収穫がありました。

イメージ 3

林の中を歩いていると、黒っぽいシジミが止まったので、いつものムラサキシジミかなと思ってよく見るとしっぽがあります。ムラサキツバメの方でした。昨年、高知の牧野植物園に行ったときに初めて見て感動したのですが、今度は大阪で見られるとは・・・。

イメージ 1

イメージ 2

紫色を何とか綺麗に見せようと思って、フラッシュをたいたり、角度を変えたり、光の加減をいろいろと変えながら撮っていたのですが、そのうちどこかに飛んで行ってしまいました。

イメージ 4

タイワンウチワヤンマ、今頃まで見られるとは思いませんでした。

イメージ 5

モンキチョウ。

イメージ 6

これはキバラルリクビボソハムシかな。

イメージ 7

それにブチヒメヘリカメムシでした。虫がいるとどうしても虫の方を撮ってしまいますね。

イメージ 8

イメージ 9

ミソハギはもう終わりという感じでした。

イメージ 10

二股に分かれるので、スズメノヒエ、アメリカスズメノヒエ、キシュウスズメノヒエなどの可能性があります。

イメージ 11

イメージ 12

花を拡大してみました。「野に咲く花」には小穂の拡大写真が載っていますが、この写真の植物は小穂が細長いのでキシュウスズメノヒエの方かなと思いました。キシュウは水辺に生えるのですが、これは大池のまさに脇に生えていました。

イメージ 13

こちらは穂の出方からタチスズメノヒエかなと思いました。

イメージ 14

これも花を拡大してみました。だいぶ毛深い感じがしますが、よくは分かりません。

イメージ 15

これも帰化植物のホソミキンガヤツリかなと思います。実は、キンガヤツリとの区別がつかないのですが、ホソミの方が普通ということなのでそう思いました。

イメージ 16

最後は景色です。これは案山子です。

イメージ 17

それに、これはヤシの散髪をしているところです。落ちてきた葉を写してみました。

4日前に家の周りを歩いた時に撮ったものです。この日は花ばかりを撮っていたのですが、出会えた虫たちもついでに撮りました。

イメージ 1

川の土手を歩いていたら、一匹のチョウが飛んできました。ゴマダラチョウです。ひとしきり飛んだ後、水辺の木の葉上に止まり、翅を広げてじっと止まっています。

イメージ 2

また、ちょっと飛んでは隣にあったウツギの枝に止まりました。

イメージ 3

ちょっと後ろに回って撮りました。綺麗ですね。

イメージ 4

土手の上でちょっと湿った地面にはウラギンシジミが3、4匹固まって止まっています。吸水でもしているのでしょうね。近寄ると周りを一斉に飛び回り、ちょっと優雅な気分です。

イメージ 6

河原にはハグロトンボもいました。でも、数がだいぶ減りましたね。

イメージ 8

河原のヤブガラシにはキイロスズメバチが来ていました。これからの季節はハチに気をつけないと。

イメージ 5

川から水を引いている水路沿いの道ではヒカゲチョウが止まっていました。

イメージ 7

ナミアゲハが水路の上をうろうろしていました。何だか止まりたがっているようすです。それで、しばらく見ていたら、やはりカラスウリの葉に止まりました。

イメージ 9

そして、しばらくすると翅を広げました。この時期、温度がそれほど高くないからか、止まっているチョウが多いですね。

イメージ 10

最後は、畑の横でタンキリマメの花を撮っているとき、ふと見るとウラナミシジミが止まっていました。もう秋なのでしょうね。すべてが静の世界になっています。

9月8日に、花を探しながら家の周りを歩いてみました。地味な花が多かったのですが、一応、花の接写をしてみました。

イメージ 1

まずは土手にあったカヤツリです。

イメージ 2

こんな色のカヤツリはアゼガヤツリ、コアゼガヤツリ、ハマスゲくらいなのですが、見た感じではハマスゲが一番似ていますね。下の写真は花を拡大してみたつもりなのですが、何が何だか分かりません。

イメージ 3

これも土手にありました。メリケンガヤツリでしょうか。

イメージ 4

用水路脇にたくさん生えていました。葉の鋸歯の具合からメヤブマオだと思うのですが、だとするとその先に出ているのは雌花のはずです。

イメージ 5

拡大はしてみたのですが、これも何が何だか分かりません。

イメージ 6

これも用水路脇に咲いていました。

イメージ 7

葉と花の形から、ナンテンハギではないかと思いました。

イメージ 8

ヤブガラシがあったので、早速、花を探してみました。これは雄蕊も花弁もあります。ともに4つずつですね。

イメージ 9

これは花弁が脱落して、雄蕊が4本だけ残っています。

イメージ 10

そして、これは雄蕊も花弁もともに脱落してしまっています。

イメージ 11

ヤブガラシの花の変化が少し分かりました。これは雄蕊も花弁も5つずつで、ちょっと変わっています。

イメージ 12

次はコニシキソウです。この花も地味ですね。

イメージ 13

花の中心にあるのが雌蕊で先端が2つに分かれているみたいです。周囲にある白い部分が花弁なのかな。

イメージ 14

次はオオニシキソウです。

イメージ 15

上が雌花で先端が2裂した花柱が出ています。下は雄花で雄蕊は1本。4つの黄色の円盤は腺体で、たぶん、蜜を出すところ。白い花弁みたいなものは腺体の付属体のようです。

イメージ 16

受粉をすると開いていた花柱は閉じて伸びていき、下のように実になっていくみたいです。

イメージ 17

これはタンキリマメです。

イメージ 18

花はこんな感じでした。

イメージ 19

イメージ 20

これはヒロハホウキギクではないかと思います。よく似た種にホウキギクがあるのですが、冠毛が長くて、筒状花の花筒より長いとのことです。この花では冠毛が見えないので、多分、ヒロハホウキギクでよいのではと思っています。

イメージ 21

次はカラムシです。花が咲いています。ただ、中程より先端はやや赤っぽく、根元の方は緑色で少し様子が違います。

イメージ 22

これは先端に近いほうですが、先ほどのメヤブマオと同様、よく分からない花が咲いています。これは雌花の方ですね。

イメージ 23

そして、これは根元にあった花ですが、雄蕊が4本見えています。従って、雄花の方ですね。

イメージ 24

最後はキノコです。これはホコリタケの仲間でしょうか。

花も拡大して撮ってみると、結構、面白いですね。これまで虫ばかり撮っていたのですが、ちょっと方針転換です。

この間から、家の近くで咲く花を網羅的に撮ってみようと思い立ち、また、散策を始めました。8月31日に撮った写真の一部しか出していなかったので残りを載せます。

イメージ 2

イメージ 1

家の周りには昔懐かしい里山風景が残っています。そんな中、畑のあぜ道を歩いていくと用水池がありました。一面、ヒシで覆われています。

イメージ 3

何とかして花を拡大して撮りたいと思って、池に身を半分乗り出すようにして、やっと近くの花を撮ることができました。綺麗な花だったのですが、後で見ると、カメムシの幼虫が載っていました。写しているときは必死で気が付かなかったのですが・・・。

イメージ 4

イメージ 5

もうしばらく歩いていると、黄色の花がいっぱい咲いているところに出てきました。マメ科であることは確かそうですが、何だか奇妙な形の花です。

イメージ 6

イメージ 7

家に戻ってきてから調べてみると、ノアズキの花でした。花の真ん中でぐにゃっと曲がっているのは何だろう。平凡社の「日本の野生植物II」の説明を読むと、「竜骨弁の先は反転して、先は鈍頭」と書かれています。竜骨弁が何だか分からなかったので、もう少し調べてみました。

福岡教育大の方のサイトによると、マメ科の花は5弁の花弁から成り立っていて、上側にある大きな花弁は旗弁といって、虫たちに花の存在を知られる旗の役割を果たしています。左右には翼のような翼弁があり、下側には左右二つの花弁が合わさった竜骨弁があり、その中には雄蕊と雌蕊があって保護されています。旗弁につられて虫がやってきて頭を旗弁の下に突っ込むと重みで翼弁と竜骨弁が押し下げられ、それにより竜骨弁は開いて、雄蕊と雌蕊が間から出てくるそうです。

ところで、この写真で旗弁、翼弁、竜骨弁はどれなのかよく分かりません。それで、もう少し探していたら、「松江の花図鑑」のノアズキの項に載っていました。このサイトは一つ一つの花について実に詳しく調べておられるので、私のような初心者には大変役に立ちます。そこに書かれている図をもとにして花弁に名前を付けてみました。

イメージ 8

旗弁が右の方にずれていて、代わりに翼弁の片方が上の方に行き、もう一方の翼弁が竜骨弁を覆っています。不思議な格好ですね。虫がやって来るといったいどうなるのでしょう。

イメージ 9

イメージ 10

センニンソウはあちこちで咲いていました。例によって花を少し拡大してみます。

イメージ 11

綺麗な花ですね。キンポウゲ科だということは、やはり毒をもっているのでしょうか。

イメージ 12

道端にはコマツナギの花が咲いていました。

イメージ 13

これも拡大してみたのですが、何が何だか分かりません。マメ科の花を少し勉強したので、次の時はもう少し詳しく見てみます。

イメージ 14

後は、近くに咲いていなかったので接写ができなかった花です。これはクズの花ですが、葉が邪魔をしてうまく撮れませんでした。

イメージ 15

用水路の対岸にありました。葉の切れ込みが大きくて、花が丸い粒をつなげたようになっているので、メヤブマオの方ですね。

イメージ 16

ベニバナボロギクは2mほどの高さに伸びていました。

イメージ 17

雑草に覆われた畑地があったのですが、その中でミソハギが咲いていました。

イメージ 18

他には、ヨウシュヤマゴボウ。

イメージ 19

これはネズミモチの実かな。

イメージ 20

虫は撮らないようにして、花に集中しようと思っていたのですが、あまりにヒメアカタテハが撮ってくれというように止まるので、つい撮ってしまいました。

イメージ 21

それにウラギンシジミも。

イメージ 22

ついでにハラビロトンボと

イメージ 23

オオシオカラトンボ、

イメージ 24

それに、マユタテアカネでした。虫も結構、撮ってしまいました。

前日の続きで、また、家の周りをぶらっと散歩しました。今回は家の周りのある花を網羅的に撮ってみようと思っているので、小さな花にも注意して歩いてみました。

イメージ 1

最初はこの花です。水が張ってあった休耕田の水がなくなった後に一面咲いていました。

イメージ 2

少し離れて撮るとこんな感じです。「日本帰化植物写真図鑑」を見ると、ウキアゼナというゴマノハグサ科の花のようです。北米原産で、昭和29年に岡山県、昭和30年代には兵庫県、愛知県で発見され、その後、東海から九州にかけて分布しているそうです。熱帯魚用の水草として輸入したものが逸脱したようです。

イメージ 3

次はこの花です。

イメージ 4

少し離れて撮るとこうなります。お馴染みのタカサブロウですが、調べてみるとちょっとややこしいことになっていました。梅本(1998)[1]によると、タカサブロウにはそう果が大型で狭卵形から披針形の葉を持つ一群と、そう果が小型で披針形から狭披針形の葉を持つ一群に分けられることが分かりました。これらはいずれも従来までEclipta prostrataとされていた種とは別種で、前者はE. thermalis(タカサブロウ)、後者はE. alba(アメリカタカサブロウ)とするのが妥当であるとされました。両者の違いは「日本帰化植物写真図鑑」にも載っていますが、種で調べるのが一番よさそうです。ということで、この写真はどちらかよく分かりません。もう少し経ってから、種を見てみたいと思います。

[1] 梅本信也、小林央往、植木邦和、伊藤操子、「日本産タカサブロウ2変異型の分類学的検討」、雑草研究 43、244 (1998).

イメージ 5

次もお馴染みのコミカンソウです。いつもこういう実が葉の下にぶら下がっている姿を見るのですが、意外に花には気が付きません。この日は写真のように実がまだ熟していなかったので探してみると、花が咲いていました。

イメージ 6

こんな花でした。やはりかなり地味な花です。(追記:ネットで見ていたら、枝の先につくのは雄花、根元側が雌花と書いてあるサイトがありました。山渓の「野に咲く花」や平凡社の「日本の野生植物」にもそのように書かれています。雌花は花被片が赤色を帯び・・・と書かれているので、上の写真の下二つが雌花、上一つが雄花なのかな)

イメージ 7

次はこの花です。この花だけで名前が分かるようになるとよいのですが、私はさっぱりです。

イメージ 8

ちょっと離れて撮ると、こんな感じですが、ヤエムグラかなと思ったくらいで何も分かりません。どうせ帰化植物だろうと思って、先ほどの図鑑を調べてみました。この図鑑はだいぶ前に買ったのですが、実に役に立ちますね。クルマバザクロソウというザクロウソウ科の花でした。熱帯アメリカ原産で、明治年間に新潟で見出されてから、今では全国で普通に見られるそうです。

イメージ 9

次はこれ。綺麗な花ですが、やはり小さな花です。

イメージ 10

全体はこんな植物でした。これは以前も見たことがあって、ミソハギ科のホソバヒメミソハギという、またもや外来種です。熱帯アメリカ原産で、1952年に佐世保で見出されてから、現在では関東以西に分布しているそうです。

イメージ 11

次はこの花です。

イメージ 12

離れて撮るとこんな感じです。たぶん、ハナイバナですね。花の中心部分にある花びらのような構造は花弁や雄蕊が変形したもので副花冠とよばれているそうです。スイセンの中央にある花びらみたいなものがそうなのですね。

イメージ 13

次はコアカソです。この先についているのは雌花ですが、あまり詳しく見たことがありません。

イメージ 14

拡大はしてみたのですが、何が何やら分かりません。毛の生えた突起が花弁なのでしょうか。

イメージ 15

次はアレチヌスビトハギです。これも外来です。先ほどの図鑑によると、北米原産で、昭和15年に大阪で見出され、その後、関東以西に広がったようです。これも花を拡大してみます。

イメージ 16

といっても、もともと大きいのであまり変わりませんが・・・。

イメージ 17

果実も撮ってみました。ヌスビトハギは2個の小節果からなるが、アレチは4~6個です、というのは観察会などでよく説明を受けますね。まだまだほかにもあるのですが、長くなったのでとりあえずここまで。

↑このページのトップヘ