里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

里山日記

10月18日に家の周りを歩いたのですが、その写真整理がなかなかできなくて(植物の名前が分からない・・・)、昨日やっとできたので、ブログに載せることにします。まずは民家や畑の付近で見つけた植物から。

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これはいつもいく山里の畑の隅に咲いていました。図鑑で調べると、マメ科のクサネムのようです。

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イタドリは花が咲いているのもあれば、

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こんな風に種になりかかっているのもあります。図鑑で調べると、雄花と雌花があるみたいで、花の咲いているのが雄花のようです。

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鋸歯が葉身の半分より先だけなので、アラカシなのでしょう。可愛いドングリができていました。

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道端にあったのですが、植えたものか、勝手に生えてきたものか分かりません。ヤブミョウガです。

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こんな実がついていました。

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そのすぐ脇にありました。たぶん、植えてあるのだろうと思いますが、この名前がずっと分かりませんでした。

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黄色い実や赤い実が混じっています。黄色い実が熟すと赤くなるのか、それとも別の株なのか確かめなかったので分かりません。図鑑で調べると、どうやらセンリョウみたいです。センリョウとマンリョウ。名前はしょっちゅう聞くのに実物を見ても分からないとは・・・。

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この花は初めて見たような気がします。一目見たとき、○○ボロギクかなと思ったのですが、予想は当たっていました。ダンドボロギクみたいです。名前は聞いたことがあったので、どこかで見たのかもしれません。民家をちょっとはずれたところに咲いていました。花の周りを取り巻いている二股になったのが本来舌状花になるはずの花の雌蕊、その内側で粉をふいているのが筒状花の雄蕊みたいです。

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民家のある場所をはずれるとセイタカアワダチソウがいっぱいです。

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そこにこんなアブが来ていました。キゴシハナアブでしょうね。本来、虫好きなので、虫がいるとつい夢中で撮ってしまいます。

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道端の木にはエナガの群れが来ていました。木が低いので、結構、近寄って撮ることができます。夢中で撮っているとオートバイが通って、その音に驚いて皆いなくなってしまいました。

先ほどの続きで10月4日の散歩のときに写した秋の虫たちです。

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まずはツマグロヒョウモンです。上は♀、下は♂。今頃はいっぱい飛んでいます。

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チャバネセセリです。長い口吻を曲げて蜜を吸っています。

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ヒメアカタテハも蜜を吸っています。

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そして、キチョウも。コシロノセンダングサ、意外に人気ですね。

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おっと、オオハナアブもコシロノセンダングサに来ていました。

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ウラナミシジミはコセンダングサの方でした。

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ミヤマアカネはあちこちにいました。

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これはコノシメトンボ。こちらはめったに見かけません。

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最後は少し迷ったのですが、やはり普通のアキアカネかな。

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溝の壁にいたハラビロカマキリ。

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最後はニホンカナヘビでした。これでやっと10月4日分の写真整理が終わりました。

10月4日に散歩したときに写した写真の整理がまだできていなかったので慌ててやりました。

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今頃、朝顔?と思ってしまいますが、園芸で植えられている朝顔よりはずっと小さくて葉っぱの形も違っています。これはアメリカアサガオという帰化植物だと思います。河原や休耕田に咲いていました。

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色が違うのですが、たぶん、両方ともマメアサガオだと思います。これも河原に咲いていました。

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これも河原に生えていました。日本の侵略的外来種ワースト100に入るアレチウリです。

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これも川の土手に生えていました。初め、なんだか分からなかったのですが、調べてみるとアカザ科のアリタソウのようです。

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これはハマスゲかな。土手にはいっぱい生えていました。

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それに、アキノノゲシ。

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これはヌカキビ。

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川辺に生えていました。葉はススキのようです。調べてみたら、コヌカグサの仲間のようですが、それ以上はよく分かりませんでした。イネ科は難しいですね。

先日の続きで家の周りを歩いたときに見つけた秋の花を紹介します。

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これは林の縁のちょっと日陰のところで咲いていました。

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花を拡大してみます。おそらく、ヤブマメだと思います。

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その日陰の場所にはチヂミザサがいっぱいありました。一応、花らしきものを拡大して写してみました。茎には毛がいっぱい生えています。長く伸びているのは芒です。

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そのすぐ脇にあったミズヒキの花です。「牧野新日本植物図鑑」によると、花弁のように見えるのは萼のようです。花が終わると萼が閉じてその隙間から長い花柱が飛び出し、先端がかぎ形に下に曲がっているとのことです。花の向こう側に見えるのがその状態なのかもしれません。

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川の土手に行くとこのコシロノセンダングサがいっぱいでした。

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これも花を拡大してみました。「日本帰化植物写真図鑑」によると、コシロノセンダングサはシロバナセンダングサ、シロノセンダングサとも呼ばれ、コセンダングサの変種だそうです。学名は従って、Bidens pilosa var minorのよう書かれます。

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そのコセンダングサもすぐ隣にありました。

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花の拡大です。「牧野新日本植物図鑑」によると、舌状花冠は1列に並び少数、楕円形で先がまるく開出し、筒部は狭く、舌状部より短いとのことです。どれが舌状花冠かわからないのですが、周りで白く見えている部分がそうなのかもしれません。今度もう少し詳しく見てきます。残りは管状花で花冠は五裂とのこと。これもよく見てみないといけませんね。

続きはまた今度。

3日前に家の周りを歩いてみました。最近は虫も少ないし、主に、花を撮ることにしています。そう思って探してみると、結構、花はいっぱいありました。

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まずはヒガンバナ。秋といえばこの花ですね。でも、もう終わりになってきているみたいです。そういえば、最近、あまり散歩に行っていませんでしたね。

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休耕田に水が張ってあったのですが、その水がなくなった後にこんな花が咲いていました。

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花を拡大します。この花は初めてです。葉はホテイアオイみたいな感じで、てっきり栽培種かなと思ったのですが、家に戻ってから「日本帰化植物写真図鑑」で調べてみると、ミズアオイ科のアメリカコナギという北米原産の帰化植物のようです。1970年代後半に岡山県で見つかってから、西日本の水田に広がりつつあるそうです。

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そのすぐ横にあったのは葉に鋸歯があるのでアメリカアゼナかな。

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花を拡大してみました。「野に咲く花」によると、アメリカアゼナは4本の雄蕊のうち、下唇につく2本は葯がなく仮雄蕊になっているということですが、この写真を見ても葯がなくて先が曲がっていることが分かります。また、「日本帰化植物写真図鑑」によると、葉の基部が葉柄状に細まるCタイプと、円脚で鋸歯の明瞭なRタイプがあるそうです。これはRタイプのように見えますが、このタイプをタケトアゼナと呼ぶとのことです。

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タカサブロウもありました。この株とは別なのですが、近くにあったタカサブロウがアメリカタカサブロウかタカサブロウなのかを調べに行きました。9月に行ったときには咲いていたので、今は種になっているだろうと思ったからです。この両者は種の形で見分けられます。

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案の定、種になっていました。

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「日本帰化植物写真図鑑」によると、この種に翼がついていればタカサブロウ、この写真のようにないものがアメリカタカサブロウだそうです。ということで、これはアメリカタカサブロウでした。先ほど来、アメリカという名前がつく花ばかりですね。

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これもすぐ脇に咲いていました。

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この花の形からシソ科のイヌコウジュだと思います。シソ科の花は拡大してみると、違いがよく分かります。(追記:後から見たら、ヒメジソのようです)

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これはイヌタデだと思います。花が咲いています。

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目立たない花ですが、大きくしてみると意外に綺麗です。ちょっと梅の花みたいですね。

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こちらはタマガヤツリ。田んぼの中にあったので、接写はできませんでした。

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そして、目立たないクワクサです。

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白い花みたいなものが点々と咲いているので、拡大してみるとこんな感じになりました。調べてみると、白いのは雄蕊で4本あります。従って、これは雄花のようです。

まだまだ他にもあるのですが、とりあえずここまで。

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