里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2016年10月

最近、家の近くの里山を歩くのが楽しみになってきました。いろいろな花が咲いているので、それを順番に写していって名前を調べようと思っているからです。3日前にもこの間と同じところを歩いてみました。

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まず気の付いたのはこの花でした。ヒイラギモクセイだと思います。たぶん、植えられているのだと思いますが・・・。

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民家から外れて山の斜面に作られた畑に沿った道を歩いていると、いきなり白いチョウが飛び上がりました。なんだか分からなかったのですが、ひょっとして戻ってくるかもと思って待っていたら、案の定、戻ってきました。イシガケチョウでした。キヅタの花に来ているみたいですね。じっとしてくれなくて、なかなか写真が撮れなかったのですが、やっと撮れました。

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この畑の横を流れる小さな流れはいいですね。小川を流れる水の音がして・・。そのそばで、ミゾソバがいっぱいに咲いていました。

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その横にヒメジソだと思う花が咲いています。この間から、イヌコウジュとの違いをはっきりさせようと何度か撮っています。この日も撮ってみました。

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まずは花。「野に咲く花」には下側の雄蕊が仮雄蕊だと書かれていましたが、よく分かりませんね。

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それから葉。

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萼も撮ってみました。「野に咲く花」には、萼の先端が尖らないと書かれていますが、上側の真ん中の片をいうのかな。

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ふと横を見ると、ホシヒメホウジャクが止まっていました。

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この間見つけたアキチョウジの花は健在でした。

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キク科は相変わらず分かりません。そういえば、花弁を引っ張って冠毛がなければヨメナ、あればノコンギクと昔習ったことがあったなと思い出し、花びらを引っ張ってみました。

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冠毛がついていますね。ノコンギクなのかなぁ。今度、もう少し調べてみよう。

最近は花を探しながら、家の周りを散策するのが楽しみになってきました。もちろん、チョウやトンボなどもいたら撮りますが・・・。こうやって家の周辺にある植物をみな撮ってみたいなと思っています。

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まずは畑の横を流れる用水路沿いを歩いてみました。花はほとんどないのですが、代わりにこんなカラスウリを見つけました。結構、いっぱいついています。これが美味しいといいのですが、きっと美味しくはないのでしょうね。
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河原のフェンス上にはスズメが鈴なり。こんなに集まるとすごいですね。

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橋を渡って民家の間を歩いていくと、石垣にこんな花が咲いていました。これはオキザリスと言っている栽培種でしょうね。

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道の片隅にこんな小さな花が咲いていました。たぶん、ウリクサですね。

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ここからちょっと山側に歩くと、山の斜面に沿って流れる小川があります。小川というにはあまりにも小さな水の流れなのですが、ここにいろいろな花が咲いています。これはヒメジソだと思っているのですが、イヌコウジュとの差が分からなくて、この間から何度も来て写真を撮っています。

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花を拡大して写しました。決め手は葉の鋸歯と萼なのですが、萼がいまいちはっきり写っていませんでした。今度もう一度行って写してこよう。

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シダはだいぶ前に写したので忘れてしまったのですが、これはシケシダだったかな。

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サクラタデがいっぱい咲いていました。こんなに咲いていると見事ですね。

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その先でアキチョウジを見つけました。昔、見たような気がして探していたので、ちょっと嬉しかったですね。

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これは何の種だったかな。シンメトリーが美しかったので、思わず写してしまいました。

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これはキヅタの花みたいです。「樹に咲く花」を見ると、黄緑色のものが花弁で5枚あり、雄蕊も5つ。真ん中の紫褐色の塊が花盤だそうです。ネットで調べると、花盤は花托が大きくなって突き出したもので、ヤブガラシが例に上がっていました。この花盤が子房を覆っているそうです。したがって、中央の黄緑色のものが雌蕊になるのかな。とにかく、この花には虫がいっぱいきていました。

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帰りに民家の庭で朝顔が咲いていました。これもネットで調べると、琉球朝顔といって栽培されているもののようです。

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コシロノセンダングサには、何でこんなに集まっているのだろうと思うくらい、モンシロチョウがいっぱい来ていました。

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最後に道沿いにあった木ですが、おそらく植えてあるのでしょうね。バナナみたいな実がいっぱいついているので写してみました。ヌマミズキ科のカンレンボクというみたいです。

10月18日に家の近くの山里に行った時に見た花です。

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これはムラサキ科のミズタビラコです。傾斜地をちょろちょろ流れる幅30cmほどの水路の中で咲いていました。

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花だけ見るとムラサキ科は一目瞭然ですが、全体を見たときは何だろうと思いました。

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今、写真を見てみると、花の後が十字形になって面白い形です。花は5弁なのに、どうして4弁なのでしょう。「牧野新日本植物図鑑」を見ると、果実が4個の分果と書かれていました。きっと、それなのでしょうね。

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同じく水路の近くでいっぱい咲いていた花です。以前、花を拡大して「野に咲く花」の拡大写真と比べて、イヌコウジュとばかり思っていたのですが、葉の鋸歯の数,萼の尖り具合などを見ると、どうやらヒメジソのようです。でも、今度もう一度確認してきます。

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これはアキノタムラソウだと思います。花を後ろから撮ると、萼の形がよく分かります。

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これはミゾソバです。水路の近くで一面に咲いていました。そういうところを写してくればよかったのですけどね。

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これもたくさん咲いていました。ヤナギタデとボントクタデは辛いかどうかしか区別が分からないのですが、たぶん、ボントクタデかなと思っています。

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これは葉の形などからヨシノアザミではないかと思ったのですが、アザミの違いはよくは分かりません。

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キク科の花はいろいろと咲いているのですが、今のところ、名前がよく分かりません。一番下は栽培種かもしれません。虫や鳥ばかり撮っていたので、花の名前はなかなか分からないのですが、少しずつ覚えていこうと思っています。

10月18日に家の周りを歩いたのですが、その写真整理がなかなかできなくて(植物の名前が分からない・・・)、昨日やっとできたので、ブログに載せることにします。まずは民家や畑の付近で見つけた植物から。

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これはいつもいく山里の畑の隅に咲いていました。図鑑で調べると、マメ科のクサネムのようです。

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イタドリは花が咲いているのもあれば、

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こんな風に種になりかかっているのもあります。図鑑で調べると、雄花と雌花があるみたいで、花の咲いているのが雄花のようです。

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鋸歯が葉身の半分より先だけなので、アラカシなのでしょう。可愛いドングリができていました。

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道端にあったのですが、植えたものか、勝手に生えてきたものか分かりません。ヤブミョウガです。

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こんな実がついていました。

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そのすぐ脇にありました。たぶん、植えてあるのだろうと思いますが、この名前がずっと分かりませんでした。

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黄色い実や赤い実が混じっています。黄色い実が熟すと赤くなるのか、それとも別の株なのか確かめなかったので分かりません。図鑑で調べると、どうやらセンリョウみたいです。センリョウとマンリョウ。名前はしょっちゅう聞くのに実物を見ても分からないとは・・・。

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この花は初めて見たような気がします。一目見たとき、○○ボロギクかなと思ったのですが、予想は当たっていました。ダンドボロギクみたいです。名前は聞いたことがあったので、どこかで見たのかもしれません。民家をちょっとはずれたところに咲いていました。花の周りを取り巻いている二股になったのが本来舌状花になるはずの花の雌蕊、その内側で粉をふいているのが筒状花の雄蕊みたいです。

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民家のある場所をはずれるとセイタカアワダチソウがいっぱいです。

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そこにこんなアブが来ていました。キゴシハナアブでしょうね。本来、虫好きなので、虫がいるとつい夢中で撮ってしまいます。

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道端の木にはエナガの群れが来ていました。木が低いので、結構、近寄って撮ることができます。夢中で撮っているとオートバイが通って、その音に驚いて皆いなくなってしまいました。

10日に亀岡市にある大本花明山植物園で写した花の続きです。

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植物園の中には崖のようになっているところがあるのですが、その斜面に思いもかけず、キイジョウロウホトトギスがいっぱい咲いていました。黄色が本当に綺麗です。これが見れただけでもこの植物園に来たかいがありました。

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すぐそばにはキツリフネも咲いていたのですが、キイジョウロウのそばではちょっと霞んでしまいます。

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これはベニバナヤマシャクヤクの実だそうです。赤色が少なかったので、随分目立ちました。

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これはカガノアザミだそうです。アザミはパッと見てもほかの種との違いが全く分かりません。一応、記録として載せておきます。

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これはツリフネソウです。手前の三枚が花弁、奥の筒のようなものが萼、その先端で渦を巻いているところが距です。この花の中にハナバチの仲間が入って、長い口が距の先端まで届くものだけが蜜にありつけるので、この花にくるハナバチの仲間は限られています。限られた種のハチがツリフネソウばかり蜜を取りに行くので効率的に交配ができるのでしょう。

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これはミカエリソウです。

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花を拡大するとこんな感じです。

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そしてこれはコウヤボウキです。

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花の拡大です。くるっと巻いているのが花弁です。一つの花に5枚の花弁があり、突き出しているのは雄蕊がくっついて筒状になったもので、その間から雌蕊が伸びていきます。

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これはシソ科のアキギリです。

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後は花の拡大だけ載せます。これはテンニンソウか、フジテンニンソウの花です。植物園には両方ともあったので、どちらか分かりませんでした。

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そして、ヒヨドリバナ。

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それから、これはオオニガナの花でした。

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普通のニガナと違ってこんなに背の高い花でした。これで大本花明山植物園の花を終わります。決して小奇麗に整備されている植物園ではないのですが、自然に近い状態でいろいろな花が咲いているので、とても楽しめました。ともかく、虫よけスプレーだけは必携でした。

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