里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2016年06月

6月15日に川西市黒川を歩いた時の記録です。チョウはすでに書いたので、残りの虫と花についてです。

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この日、チョウは結構いたのですが、トンボは少なかったですね。これはたぶん、ヤマサナエだと思います。腹部の黄色の筋がすっきりしていて綺麗ですね。

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トンボ池に行ってみました。ここは休耕田に水を入れてトンボが近くで見られるようにしているところです。羽化したばかりのアキアカネがいました。今頃のアカトンボは綺麗ですね。

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でも、いたのはショウジョウトンボ、オオシオカラトンボくらいでした。

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池からもう少し歩いて民家の横にやってきたら、シオカラトンボが飛んできて止まりました。翅がピッカピッカです。羽化したてのようです。

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それにオオシオカラトンボです。トンボはこんなところでした。

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そのほかの虫たちです。これはコフキゾウムシではないかと思います。

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そして、これはヒメヒゲナガカミキリかなと思うのですが、自信はありません。

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最後は、山道を歩いていて気がついた花です。ホタルブクロはあちこちで咲いていました。

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それから、これはクララでしょうね。

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2週間前に咲いていたイチヤクソウはこんな姿になっていました。ついでに、ササユリもほとんど枯れてしまって・・・。花ははかないですね。

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これはナワシロイチゴ。

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それにウツボグサ。

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最後はこのママコナでした。里山を歩くと、虫もいるし、花も咲いているし、すっかり気分がよくなりました。

6月15日にまた、川西市黒川を歩いてみました。6月初めにも行ってみたのですが、その時はまだ栗が咲き始めで、チョウがあまり来ていなかったからです。

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この日は、とにかく見たチョウは全部写してやろうと思って、黒川公民館から歩き始めました。最初に出会ったのはキタキチョウでした。だいぶ翅が破れています。

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ここから山道を行くのですが、途中にある田んぼの畔に生えているアザミにカラスアゲハが止まっていました。距離があるので、写真はこれが精いっぱい。もっと近づかないかなとしばらく待っていたのですが、アザミから動かないので、諦めて先に進みました。

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林に入る手前の笹にウラナミアカシジミが止まっていました。以前はよく見たのですが、最近はまったく見ていませんでした。ちょっと暗かったのですが、立ったまま撮影した後、カメラを固定するためしゃがんだ途端に飛び去ってしまいました。それで写真は今一歩。まぁ、いいかな。

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しばらく歩くと栗の林に到着します。ここは栽培されているので、中には入れないのですが、道を歩いていても十分に楽しめます。

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栗の花は満開でした。まずはルリシジミ。ちょっと鱗粉が取れていますね。

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こちらは新鮮なメスグロヒョウモン♀です。

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メスグロヒョウモン♂は道に止まって吸水していました。

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アカシジミは花の中にうずまるようにして止まっています。

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キタテハも来ていました。そのほか、キマダラセセリもいました。やはりチョウがたくさん来ていますね。

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栗林を離れてさらに山道を進みました。この辺りはハクサンハタザオが多くて、ヤマトスジグロシロチョウがたくさんいるところです。なかなか止まってくれなかったのですが、やっと一匹だけ写真が撮れました。

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これはオオチャバネかなぁ、イチモンジかなぁ。ちょっと悩む模様です。たぶん、イチモンジセセリでしょう。

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最後に車を止めていた旧黒川小学校の運動場につきました。何か黒いものがひらりと下に落ちてきたような気がしました。それで、運動場の中を探してみると、実に、ミスジチョウです。黒川でミスジチョウは初めて見ました。

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ついでに横にいたツバメシジミです。この日はウラナミアカシジミといい、ミスジチョウといい、大収穫でした。トンボと花は次回に回します。

先日、兵庫県川西市の黒川を歩いたのですが、その時に見たチョウとトンボをまとめてみました。黒川は妙見山の西側に広がる地域で、昔ながらの里山風景が見られるところとして、だいぶ前から通っています。この日はクリの花が咲き始めたので、それに集まる虫を撮ろうと思っていったのですが、肝心のクリはまだほんの咲き始め状態でそんなに虫は多くありませんでした。

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ただ、テングチョウは多かったですね。クリの花にもテングチョウがかなりきていました。

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黒川公民館の校庭(昔、黒川小学校の校庭だった)にも、この写真のように10数匹程度の群れがあちこちにあり、歩くたびにチョウが舞い上がり、まるで花吹雪の中を歩いているような感じでした。

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畑ではモンシロチョウとモンキチョウ、それにシジミ類がいる程度でした。

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林の中の道を歩くと、クロヒカゲ、

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ヒカゲチョウ、

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サトキマダラヒカゲ、それにヒメウラナミジャノメなど常連ばかり。

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山道も終わりになり、里が近くなると、ここはハクサンハタザオがあちこちに生えています。その付近はヤマトスジグロシロチョウがちょこちょこいます。

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セセリはコチャバネセセリとダイミョウセセリでした。

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トンボもあまり多くなくて、まずはコシアキトンボ。

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それにシオカラトンボ。

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以前、こういうちょっと翅を塩をふいたような個体だったり、翅が茶色の個体をオオカワトンボと呼んでいて、翅が透明で塩をふいていない個体をニシカワトンボと呼んでいました。でも、最近の核DNAの配列から、日本のカワトンボは大きくニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの2種に分かれるということになり、話がややこしくなってきました。従来までのオオカワトンボはだいたいがニホンカワトンボ、ニシカワトンボがだいたいがアサヒナカワトンボに当たることになるようです。私の住む大阪では翅が茶色ならばとにかくニホン、翅の透明な♂はアサヒナ、翅の透明な♀はどちらともいえないという感じです。これは翅がうっすら茶色なので、たぶん、ニホンカワトンボの方だと思いますが、はっきりとは分かりません。

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後はトンボ池での撮影。これはホソミオツネントンボ。

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それにホソミイトトンボ。

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サナエがちっともいないなぁと思っていたら、民家の石垣に突然、トンボが止まりました。たぶん、ヤマサナエだと思います。

黒川ももう少し経ってからもう一度行ってみようかなと思います。

6月6日に兵庫県川西市の北部にある黒川を歩いた時に撮った写真です。この日、一番びっくりしたのがこれでした。

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民家の横の細い道を歩いているとき、ふと横を見るとこんな蛇がいました。距離も50㎝ほどしか離れていません。慌てて飛びのいてよく見ると、これはマムシではないでしょうか。いつも「マムシ注意」という看板はよく見かけるのですが、本物を見るのは初めて。ずいぶん怖い顔でこちらをにらんでいます。恐る恐る横を通っていったのですが、びくともしませんでした。

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次は驚いたのはこの光景。クリには花が咲き始めていたのですが、その幹にこの毛虫の群れ。

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これはクスサンの幼虫です。今年は大発生していますね。これも横を恐る恐る通っていきました。

昆虫もいろいろいたのですが、チョウとトンボはまた別の機会にして、そのほかの昆虫を出してみます。

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これはアリみたいですが、実は翅の生えていないハチです。トゲムネアリバチというハチで♂には翅がないようです。アリのように地面を這いまわっていました。

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これはハチそっくりなのですが、実は、ハエの仲間です。よく見ると触角が確かに違いますね。ハチモドキアブというアブの仲間です。

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後はよく見る種ばかりでした。これはヤマトシリアゲ?

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それに、マドガ。

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それとトビモンアツバ。

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それからヤミイロカニグモと

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それにネコハエトリでした。チョウとトンボは後で出しますが、クリの花がまだ咲き始めだったからか、思ったより昆虫は少なかったです。

黒川は川西市北部にあって、昔懐かしい里山風景が味わえるところです。以前から、この場所をよく歩いていたのですが、今年は1か月に1回くらいは行ってみようと思って、6月6日午前中に2時間ほど歩いてみました。

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ササユリが咲いているかなと思ったのですが、山道沿いで10株ほど咲いているのを見つけました。ササユリを除くとちょっと殺風景な感じがしたのですが、咲いているのを見て俄然元気がでてきました。

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これは予想外でしたね。こんな花が咲いているなんて・・・。図鑑で調べてみるとイチヤクソウのようです。もともとイチヤクソウ科だったのですが、「植物分類表」を見ると、ツツジ科に移ったようです。最近、分類がよく分かりませんね。

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この花はコナスビ。サクラソウ科です。可愛い花です。

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それに、これはクチナシグサです。これもゴマノハグサ科からハマウツボ科に移ったようです。

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ウツギの花は満開でした。

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クリはまだ咲き始めだったのですが、クリが咲くとそれをめがけて虫がいっぱいやって来ます。今回は、実は、それが目的でした。

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