里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2016年05月

先週、京都府立植物園に行きました。花を見にではなくて、もっぱら虫探しです。北山門から入って、そのすぐ前のワイルドガーデンで見つけた虫を先日紹介しました。今回はその続きです。

ワイルドガーデンから北寄りの道を通って四季彩の丘に行きました。ここは最近整備されたところで、ちょうど京都文化博物館で開かれているイングリッシュガーデンの絵画展に合わせて、そこに登場する花が植えられていました。でも、私はもっぱら虫はいないかと目を凝らして歩いていきました。

イメージ 1

イメージ 2

彩の丘には水路や小さな池があるのですが、そこでアオモンイトトンボを見ました。数は結構いました。でも、ほかのトンボの姿はありません。

イメージ 3

イメージ 4

仕方なく、アメンボを撮ったり、

イメージ 5

コモリグモの仲間を撮ったり・・・。全体に虫が少ないですね。

イメージ 6

イメージ 7

やっと吸蜜しているアオスジアゲハに出会えました。

彩の丘からはす池の方に向かいました。ここはきっとトンボがいるだろうと思って・・・。

イメージ 8

でも、いたのはヨツボシトンボ1匹だけ。なんでこんなに少ないのだろう。

イメージ 9

京都だとこんな写真が何となく絵になりますね。

イメージ 10

池の傍で遠くを見つめるアオサギでした。

イメージ 11

イメージ 12

近くにコゲラがいたのですが、暗くてうまく写りません。

次は植物生態園に向かいました。

イメージ 13

でも、ここで見たのはホシミスジだけ。仕方がないので、生態園にあるシダを観察することにしました。これはまた別の機会に。

イメージ 14

最後は正門前の花壇にいたイチモンジセセリです。結局、北山門の近くの花壇が一番面白かったですね。この日の京都の最高気温は31.2度。あまりに暑くて身体がまだ対応してくれない・・・。

先週、京都府立植物園に行ってきました。前回行ったのが昨年の10月だったので、久しぶりに行ったことになります。初めは植物園で木の花を写そうと思っていたのですが、いざ園内に入ると虫ばかり目について、後で写真を見ると、結局、虫とシダだけを写していました。

北山通りの一つ裏側の通りにあるコインパーキングに車を置いて、北山通り沿いのパン屋さんでちょっと食事をしてから、植物園に入りました。北山門を入ると、早速、お花畑が目につきます。最初は花を見ていたのですが、そのうち、小さな虫ばかりが目につくようになりました。いろいろな花を見ていったのですが、派手な大きな花にはほとんど虫がいなくて、小さなキク科の花(名前を記録するのを忘れた)には結構虫がいました。

イメージ 1

まずはホソヒメヒラタアブ♂です。腹部末端が横にねじれています。標本にするとき、後で腹部末端が見やすいようによくこんな格好にするのですが、まだ生きているのに・・・。

イメージ 2

例によってカメムシがいました。これは「日本原色カメムシ図鑑第2巻」をずっと見ていって、シラゲヨモギカスミカメかなと思いました。

イメージ 3

これは定番のウスモンミドリカスミカメでしょうね。

イメージ 4

それにヒメナガカメムシ。これも私の家の近くでよく見ます。

イメージ 5

翅脈が少し見えるので、「日本産ハナバチ図鑑」で調べてみると、コハナバチ科コハナバチ属あたりにたどり着きました。違ってるかな。

イメージ 6

こんな面白い虫を見つけました。クサカゲロウの幼虫です。クサカゲロウの幼虫については、千葉大のサイトと「日本産幼虫図鑑」に写真が載っています。千葉大のサイトでは頭部の模様と全体像を見せています。、全体的にはヤマトクサカゲロウに似ているのですが、頭部の模様は少し違うように見えます。でも、幼虫図鑑の全体像でもヤマトっぽいので、やはりヤマトでよいのではと思いました。頭部の模様には変異があるのかな。

イメージ 7

花の中に頭を突っ込んでいます。あれっ、クサカゲロウは虫を食べるのではなかったのかなと思ったのですが、

イメージ 8

やはり小さな虫を捕まえている姿が見られました。

イメージ 9

でもともかく、花粉まみれです。

イメージ 10

後は、サツマノミダマシあたりのクモの幼体。

イメージ 11

イメージ 12

それに、毛虫も2種類いました。植物園でこんな毛虫がいてもよいのかなと思ったのですけど・・・。名前を調べてみたのですが、分かりませんでした。毛虫は難しいですね。これでまだ、北山門を入ったところのワイルドガーデンだけなのですが・・・。続きは次回に回します。

最近、家の近くを歩いても目標がなくなってしまい、ただぶらぶら歩くことが多くなりました。これからは目標を持とうと思って、この日は木の花を撮ってみることにしました。といっても、近くに植木屋さんがあるので、分からない花だらけだったのですが・・・。

イメージ 1

今頃はヤマボウシの花がいっぱい咲いています。これは分かりやすくていいですね。

イメージ 2

次はこれ。もう分からなくなってしまいました。でも、今回はこういう地味な花も撮ってみようと思って撮影してみました。

イメージ 3

花はこんな感じです。

イメージ 4

さらに拡大してみました。花弁が反り返っています。家に戻ってから、あぁでもないこうでもないと迷った挙句、モチノキ科のクロガネモチではないかと思いました。

イメージ 5

そのすぐ近くに咲いていました。白い花ですが、葉を見ると先ほどのモチノキ科のような葉脈の見えにくい葉でした。

イメージ 6

拡大すると意外に綺麗な花です。

イメージ 7

さらに拡大してみました。花弁が巻くように外側に反り返っています。これもだいぶ迷ったのですが、モクセイ科のトウネズミモチではないかという結論になりました。

イメージ 8

クスノキの花はそろそろ終わりのようです。

イメージ 9

咲いているところを探して写してみましたが、やはり地味な花です。

イメージ 10

イメージ 11

サツキツツジは今頃が満開です。

イメージ 12

川沿いにはノイバラも咲いていました。いつもはそのまま川沿いに歩くのですが、この日は植木畑を歩いてみました。

イメージ 13

早速分からない花が咲いています。

イメージ 14

アジサイの仲間のようなのですが、調べても名前が分かりませんでした。

イメージ 15

木の花ではないけどゼニアオイも綺麗に咲いています。

イメージ 16

イメージ 17

この黄色の花も名前が分かりません。

イメージ 18

奇妙な木を見つけました。松のような針状の葉なのですが、枝の先端に赤い花が咲いています。

イメージ 19

こんな感じです。これはネットの検索で見つけました。ヤマモガシ科のGrevillea属みたいです。ただ、種類が多くてどれだか分かりません。

イメージ 20

イメージ 21

面白いので何枚も写真を撮ってしまいました。

イメージ 22

イメージ 23

これも変わった感じの花なのですが、名前が分かりません。

イメージ 24

イメージ 25

フヨウみたいなのですが、葉が違うようです。

イメージ 26

最後はこれです。ユッカだと思ってWikipediaを見ると、ユッカというのはリュウゼツラン科のYukka属の総称のようです。

イメージ 27

花の拡大です。

イメージ 28

さらに拡大してみました。でも、なんだか分かりませんね。

目標を持って歩いてみると、それなりに楽しかったです。でも、トンボが出てくるとすぐそちらを撮ってしまって目標を失ってしまいます。もう少し歩いて花の名前が分かってくるともっと楽しくなるかもしれません。

昨日は家族と一緒に伊丹市にある荒牧バラ園に行ってきました。平日なので空いてるかなと思ったのですが、予想に反して人でいっぱい。駐車場も臨時駐車場がほとんど満杯になるくらい。これで、土日はどうなるのかなぁと思いました。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

バラ園はこんな感じです。気温はまだ28度程度と夏に比べるとだいぶ低いのですが、日差しは真夏そのもので暑くて暑くてという状態でした。

イメージ 4

バラもちょっとだけ写したのですが、私は例によって虫ばかり探していました。こんなに花が咲いているのに意外に虫が少ないですね。

イメージ 5

イメージ 6

やっと、真黒なハチが体を花粉に擦り付けるようにして、花から花へと移動しているのを見つけました。見ると何匹か飛んでいます。どのバラの花にも行くというわけではなく、こういう白地に少し赤みの入ったバラを好むようです。花粉は腹の周りにつけています。ミツバチだったら後脚ですね。こういう腹に花粉を付けるハチはハキリバチの仲間です。このハチはたぶん、オオハキリバチだと思います。

イメージ 7

甲虫もいました。花の中を何かがもぞもぞ動いていたので、ずっと見ていたら、出てきたのはこのヒラタハナムグリでした。

イメージ 8

それからクモもいました。アサヒエビグモみたいです。

イメージ 9

後は、花壇でナミテントウの幼虫を見つけました。でも、虫はこのくらい。

イメージ 10

そのほか、駐車場の近くではハコネウツギが咲いていました。

イメージ 11

イメージ 12

それに、駐車場の端ではセンダンが満開。久しぶりのバラ園で花は綺麗だったのですが、暑さにだいぶやられました。

よい天気に釣られて昨日は家の近くの里山を久しぶりに歩いてみました。写真が目的でなかったのですが、気が付いたものをちょっちょっと写してみました。

イメージ 1

歩き始めてすぐのところにある林ではコジャノメがいました。なんだか新鮮そうですね。

イメージ 2

シオヤトンボもいたのですが、写そうと思って構えていると足元に止まってしまいました。仕方なくこんな真上からの写真になりました。♀の方ですね。

イメージ 3

ちょっとぶれてしまいましたが、ヒメウラナミジャノメです。

イメージ 4

少し歩くと小さな池があるのですが、そこにフタスジサナエがいました。

イメージ 5

それにシオカラトンボも。でもまだ、トンボは少ない感じでした。

イメージ 6

池の近くにはこんなカエルもいました。ニホンアマガエルでしょうね。結構、大きかったです。

イメージ 7

畑の柵に止まっていたシオヤトンボ♂です。

イメージ 8

暗い林の中の陽だまりに止まっていたカワトンボ。最近、名前が分からなくなりました。「日本のトンボ」によると、北摂にいるカワトンボは翅が茶色だと♂でも♀でもニホンカワトンボ、透明な♂はアサヒナカワトンボ、透明な♀は両方ということです。これはやや茶色がかった♀なのでニホンカワトンボの方かな。

イメージ 9

こんな変わったアブもいました。たぶん、オオイシアブではないかと思います。何でしょうね、この顔は。

イメージ 10

アブと言えば、マガリケムシヒキも。

イメージ 11

触角がえらく長いのですが、これは名前が分かりません。

イメージ 12

こういうのはベッコウシリアゲと言っていたのですが、最近はヤマトシリアゲに入れられたのかな。

イメージ 13

ため池につきました。ここはいつもトンボがいっぱいなのですが、この日もフタスジサナエがいました。

イメージ 14

イメージ 15

ヨツボシトンボはうじゃうじゃ状態。

イメージ 16

それにクロイトトンボ。そのほか、トラフトンボ、クロスジギンヤンマが飛んでいたのですが、撮れず。

イメージ 17

この池にはこんな大きなウシガエルもいました。

イメージ 18

最後はサトキマダラヒカゲ。久しぶりに歩いたせいか、結構、足が痛くなりました。

↑このページのトップヘ